“名古屋発アイドルグループ”BOYS AND MEN、防弾少年団を絶賛「思わずファン目線に…」

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防弾少年団と、日本のマルチエンターテイメントグループ、BOYS AND MENが、去る6月14日に東京国際フォーラムホールにてコラボレーションライブ「AJ FES BB Special Live in Japan 2016 ~防弾少年団(BTS)×BOYS AND MEN(ボイメン)~」を開催した。

防弾少年団といえば、数多くの新人賞や音楽賞を受賞している大人気グループ。昨年は日本でも、日本ゴールドディスク大賞「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(アジア)」「ベスト3ニュー・アーティスト(アジア)」を獲得。アジアでは、日本を含む7か国を巡るツアーを行い、その勢いは止まらない。

対する、BOYS AND MEN(ボイメン) は、日本の東海エリアを中心に活動を開始。今では日本の音楽ヒットチャートを発表するオリコンで1位を連続して獲得、テレビ・ラジオのレギュラーを10本以上抱える多忙さ。2017年の1月には、日本武道館公演が決定している話題のグループだ。そんなBOYS AND MENから代表してリーダーの水野勝と、K-POPファンとして知られる吉原雅斗に感想を聞いた。

吉原:今回のライブは、K-POP好きとしてはたまらないイベントでしたね。なんたって、防弾少年団さんは歌とダンスが洗練されているし、とにかくカッコいい。一緒のステージに立っているのに、思わずファン目線で見とれちゃいました。

水野:パフォーマンスのアプローチの仕方や歌のジャンルが僕らとはまったく違うので、すごく勉強になりました。その中で、俺らは俺らでいつも通りにライブを披露したんだけど、ステージから見る会場の色は、ほとんどが防弾少年団ファンのペンライト。“おっ、これはアウェイか”って感じた瞬間、逆に燃えましたから(苦笑)。

吉原:そうそう。オープニングの出番で、プロジェクションマッピングの演出があったんだけど、スクリーンの裏側で、メンバーの辻ちゃん(辻本) がなんとバク宙をしたの。きっと会場からはわからないと思うけど、スクリーンの裏側はおそろしいほど真っ暗。何にも見えない状態なのに、ぴゃんって辻ちゃんが飛んだ影が…。“危ない、ケガする!”と思わず目をそらした次の瞬間。

水野:バン! って、音がしてね。

吉原:薄目を開けると、そのまま正座の状態で辻ちゃんが着地してた。ホント、怖かったよ〜。

水野:あの時の俺らはすごく気合いが入っていて、ひっきりなしに声を張って鼓舞し合っているのがわかったよね。特に、新曲の「YAMATO☆Dancing」の前は“僕らボイメンをもっと見てほしい”という気持ちが強まって、俺が何かMCで言うたびに豊とか泣いていたから(笑)。“おい、男気がウリのボイメンのメンバーが泣くんじゃねーよ”って。

タイでの単独ライブを成功させるなど「アジア進出」をめざすBOYS AND MENにとって、防弾少年団との競演は得るものが多かったようだ。そして、夢はアジアへと向かう。

吉原:防弾少年団さんの方がむしろクールだった気がする。日本語が少し話せるにしても、積極的に話すといった感じでもなかったので、本当はもっとステージ上での絡みがあったらよかったんだけど。

水野:だよね。でも、そのクールさがまたカッコよかった。

吉原:一曲一曲が完成されているグループで、人気があるのがすごくわかる。クールな防弾少年団対アツアツのボイメン、みたいな(笑)。

水野:それでも、ボイメンの熱さも会場に届いているのは感じました。拍手の音やノリの輪が大きくなって。

吉原:防弾少年団さんのファンの方々が、いつの間にか僕らのことも応援してくれているのが伝わってきたよね。曲がわからないなりにも僕らに合わせて身体を揺らし、後半に進むにつれて、僕らのステージも楽しんでくれていたのが肌で感じられたよね。あれ以来、“防弾少年団ファンだけど、ボイメンも好きになっちゃった♡”ってイベントで声をかけられるのが嬉しい。これからもこういったイベントをどんどんやっていきたい。中国や台湾のアーティストさんたちともコラボしてみたい。

水野:まったく違うジャンルだったからこそ、コラボする意味もあったと思う。次は日本だけでなく、相手の国でもコラボしたいね。行ってみたいのは、中国。中国はとっても広くて、日本にもたくさんの方が訪れてくれる。歴史のある国なので、食事や文化にはとても興味があります。これからもみなさん、ボイメンをぜひよろしくお願いします。

アジアへの夢を語ったメンバー。ボイメンがアジアを席巻する日も近いはずだ。

記者 : 生嶋マキ、写真:星川洋助