少女時代「Gee」の作曲家E-TRIBE、3年のブランクを経てエンターテインメント事務所を設立“プロデューサー中心の事務所”

OSEN |

イ・ヒョリの「U Go Girl」から少女時代の「Gee」、そして元少女時代のジェシカとお笑いタレントパク・ミョンスによるデュオ“ミョンカドライブ”の「冷麺」まで。E-TRIBE(本名:アンミョンウォン)が帰ってきた。正式には3年のブランクを経て様々なプロジェクトを準備している。有名ヒットメーカーとしての活動から範囲をさらに広げ、事業家としても様々な試みをしている彼だ。

2008年イ・ヒョリは「U Go Girl」で人気を博し、2009年韓国で「Gee」ブームが巻き起こった。また、夏になると聴きたくなる「冷麺」まで、彼が手がけた楽曲は次々と大ヒットし、E-TRIBEという名前が強固になった。実はE-TRIBEはアン・ミョンウォンとE.Dの2人で構成された作曲家グループだったが、このブランクの間に様々なことがあった。今はアン・ミョンウォン1人でE-TRIBEという名前を使っている。

3年のブランクの間、アン・ミョンウォンは売れっ子作曲家から事業家になった。エンターテインメントとITを融合させ、新人の発掘に力を注いでいる。ブランクを経て本格的な活動に乗り出すE-TRIBEに会って、これまでの近況やこれからの計画について聞いてみた。

―3年ぶりだが、これまでどのように過ごしていたのか?

E-TRIBE:プロデューサーなので、人々が知っていそうな人気歌手の制作を手がけたのが2013年miss Aの「HUSH」だった。3年間の意図的なブランクだった。休みたかったわけではなく、アメリカ進出を準備していた。2013年11月、1人で事務所を経営した。その後、事務所は制作に寄せ、E-TRIBEは海外ビジネスに集中した。今年の頭まで準備していた状況だ。

今年末か来年の頭からその成果が出てくると思う。実は韓国のアーティストのアジア進出は多いが、アメリカとのコラボは少ない。スタープロデューサーと言われているが、SE7ENから「U Go Girl」「Gee」「冷麺」まで、苦労して走ってきた。

―海外ビジネスというと、どんなものか?

E-TRIBE:海外の歌手たちに曲を売るのだ。実は最初は韓国伴侶動物協会と偶然接触した。2014年、有名プロデューサーたちが集まって才能寄付(自分の才能を活かしてボランティア活動を行うこと)の形で収益金を寄付するプロジェクトだった。海外という名分がはっきりとしていたため、所定の効果を得ることができた。韓国人がアメリカに進出できる環境が整っているんだという、初めて目に見える効果を見たのだ。

E-TRIBEの曲をアメリカの複数のエージェンシーに送った。来年上半期頃に出てくると思う。これまでにそのようなことがあった。集中する必要があるため、アメリカに行かなければならない。

―Elephantエンターテインメントの統括プロデューサーだ。どんな事務所か?

E-TRIBE:音楽とITを融合させたり、技術と人文の出会いなどのエンターテインメントの新しいビジネスを目指す。Elephantの1番の特徴というと、これまでのエンターテインメント市場がアーティスト中心のエンターテインメント事業だったとすれば、Elephantは作曲家などプロデューサー中心の事務所、即ち作曲家集団が集まったエンターテインメント事務所と見て良い。今年4月、エンターテインメント業界で初めてベンチャー認証も受けた。

―具体的に計画している事業はあるか?

E-TRIBE:専門家たち40~50人のプロデューサーがいる。300人ほど集める予定だが、一種のコミュニティを作るのだ。音楽を作る各分野の人々が専門家的なマインドでコミュニティを形成して答えを出していくのだ。サバイバルになる可能性もある。

新人の発掘も十分可能だ。ヒット曲が一つ発売される前にデモを見るが、良い歌手たちがたくさんピックアップされる。新しいアーティストを自然に発掘できると思う。

―新人グループを育てていると聞いた。

E-TRIBE:3年の間に音楽的な別の準備もしてきた。6~7人で構成されたアイドルIRUAとガールズグループIRADAを準備している。IRUAは成長型アイドルで、大衆と共に成長していく。まだ曲も発売されていないが、ファンもできた。一生懸命PRしている。IRUDAは4年ほどトレーニングさせたグループだ。「BANG BANG」を聴いた時のように強い感じだ。

―E-TRIBEを2人だと知っている人が多い。

E-TRIBE:1人は教授になって、後輩の育成に邁進している。2011年頃から教育の道に進んだ。1人だがE-TRIBEという名前をなくしたくなかった。E-TRIBEという名前を活かすためには、一生懸命努力して引っ張っていくのがベストだと思う。引き下がる感じが嫌だった。まだやりたいことがたくさんある。隠しているものがたくさん(笑) 切り札がたくさんある。期待してほしい。

記者 : ソン・ミギョン、写真 : イ・デソン