イ・ジヌクの性的暴行事件、相手女性が過ちを認める「強制性はなかった」

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写真=OSEN DB
「誣告は本当に大きな罪です」

潔白を主張したイ・ジヌクの言葉は事実だった。イ・ジヌクを性的暴行の疑いで告訴したA氏が「強制性はなかった」と供述を覆し、事件は原点に戻ることになった。イ・ジヌクの性的暴行の疑いを捜査していたソウル水西(スソ) 警察署女性青少年捜査チームの関係者もOSENとの取材で「A氏が性的暴行がなかったという趣旨の供述をした。捜査はほぼ終結した状態だ。A氏の誣告(虚偽告訴) 罪の疑いを検討する」と伝えた。

15日、イ・ジヌクがA氏から性的暴行の疑いで告訴されたニュースが報じられ、芸能界を騒がせた。最近、男性スターたちのわいせつ行為に関する事件が相次ぎ、人々が神経を尖らせている中で起きたことであるためだ。

しかし、イ・ジヌク側は性的暴行の疑いについて「かえって告訴人に誣告の疑いが認められると判断する」とし、A氏に誣告罪を適用すると強硬に対応した。彼の主張通り、今回の事件はいくつか不審な点があった。

最初の出会いから事件当時までのことを説明する両方の主張が食い違っていたのだ。そんな中、23日A氏の弁護を務めていた弁護士は「新しい事実関係の発見、捜査対応の方法に対する意見の相違、それによる信頼関係の深刻な毀損」によりA氏の弁護をやめるという意向を表明し、もう一度雰囲気が変わった。

結局A氏は警察側に直接過ちを認め、「イ・ジヌクとの関係においていかなる強制性もなかった」と述べ、虚偽告訴を自供した。

結果的には性的暴行の疑いが晴れたが、芸能人としては致命的なイメージ毀損は避けられなくなった。実際に性的暴行の疑いが報じられた後、ネット上ではそれに対する悪質な書き込みや確認されないチラシ(証券街を中心に出回る噂のこと) が出回り事件を拡大させた。

芸能人は大衆たちにとって、多かれ少なかれ影響を与える公人であり、小さな行動にも気をつけて慎重に行わなければならないが、この弱みにつけこんで罪をかぶせるのは決して正しくないことであり、法的には誣告罪に該当する。今回の事件を機に、二度とこのような残酷なスキャンダルが起きないことを願いたい。

記者 : チョン・ソヨン