「人気歌謡」プロデューサー“防弾少年団、SEVENTEENのファンに驚いた”

TVREPORT |

ここ数年、韓国では“アイドルの洪水”と言っても過言ではないほど多くのガールズグループ、ボーイズグループが出てきている。「人気歌謡」のチャン・ソクジンプロデューサーも、見るたびに新しいアイドルの存在を知り、驚くことが多い。

何より驚きなのは、アイドルという偏見を一気に打ち破る彼らの実力だ。チャンプロデューサーは「僕が『人気歌謡』の助演出を務めていた6年前と比べると、最近のアイドルは実力も優れていて、ダンスも驚くほど進化している」と絶賛した。

数多くいるアイドルの中にはチャンプロデューサーの目を引くグループもいるはずだ。チャンプロデューサーは「最近目立っているグループがいるか?」という質問に対し、慎重にOH MY GIRL、ASTRO、SEVENTEEN、防弾少年団を挙げた。

チャンプロデューサーは「OH MY GIRLは新人ながらも余裕がある。ステージの上でもそうだし、カメラを見ている時もそうだ。だからOH MY GIRLとコンテを作るのは楽しい。良い感じだ」と褒め称えた。

ボーイズグループの中ではASTROを挙げ「みんな頑張っている。群舞とか、このようなものからエネルギーが溢れている」と伝えた。

特にチャンプロデューサーはSEVENTEENと防弾少年団のファンダム(特定ファンの集まり)に驚いていた。「彼らにこれほどのファンダムができているとは思っていなかった。現場で歓声を聞いて驚いた」とし、「SEVENTEENや防弾少年団はすでに主流になったと思う」と明かした。

同日のインタビューでチャンプロデューサーは、音楽番組を率いる者としてアーティストたちのステージをより一層豊かなものにできないことが申し訳ないと語った。「人気歌謡」の放送時間は72分であり、地上波3社の音楽番組の中で最も短いためだ。

チャンプロデューサーは「すべてのアーティストに機会を与えることができず、申し訳ない。それでも力を与えることができる歌手には力を与えるべきだと思う」とし、主流のアイドルに視線が集まるしかない現実に触れた。チャンプロデューサーは「持っている環境の中で同等の機会を与えたい気持ちは大きいが、現実的にそうすることができず、残念で寂しい気分だ」と打ち明けた。

それでもチャンプロデューサーは「ありきたりなラインナップではなく、新人やインディーズバンドなど、主流として活動できない、頑張っているアーティストたちにも目を配っている」とし、狭き門である「人気歌謡」ではあるが誰でも開くことはできると語った。

記者 : シン・ナラ、写真 : チョ・ソンジン