DIA「ステージで踊るだけの人形ではないことを証明したい」

@STYLE |

毎日のように新人がデビューするK-POP界で、ダイヤモンドのようにキラキラ輝くガールズグループがいる。昨年9月“Do It Amazing”の頭文字を取ったDIAというグループが、言葉通り世の中をびっくりさせるという堂々とした抱負を持ってデビューした。メンバーのユニス、キ・ヒヒョン、チェヨン、ジェニ、ウンジン、イェビン、ウンチェは、人形のように整ったルックスや優れた歌唱力で人気を集めながらすくすく成長している。早朝からグラビア撮影とインタビューのスケジュールをこなして疲れているはずだが、愛らしい笑顔を浮かべながら音楽やファンに対する気持ちを率直に打ち明け、最初と変わらず深々とお辞儀して帰るメンバーたちを見て、自ずと母親のような笑顔になった。愛さずにはいられない少女たちだ。

―2ndアルバム「HAPPY ENDING」を発売して1ヶ月近くになります。8ヶ月ぶりにカムバックして活動を展開していますが、どんな気分ですか?

ユニス:再び日常に帰ってきた気分で、やっと慣れてきたような気がします。活動期間が後わずかしか残っていないので、もっとしっかりして頑張ろうと思っています(笑)

ウンジン:以前よりスケジュールが増えましたが、大変ではなく楽しいです。これから残りの活動で、多くの方々にDIAの魅力をもっとアピールしたいです。

―6月末、大学路(テハンノ)と汝矣島(ヨイド)、弘大(ホンデ)付近で路上ライブをしました。なぜ路上に出たのか、どんな時間だったか、気になります。

イェビン:新曲で音楽配信チャート30位内に入ったら路上ライブをするという公約を掲げたのですが、ありがたいことに29位を獲得しました。だからファンとの約束を守るために公演をすることになりました。

ユニス:普段からファンと交流する機会をたくさん作るために努力するほうです。今回はファン、そしてDIAについてあまり知らない方々にもご挨拶して、もっと大衆的なグループになりたいと思いました。

ジェニ:思ったより多くの方々に公演を見ていただいて、私たちの歌を近くで聴いていただくことができて、有意義な時間になりました。

―カムバック前と変化がありました。スンヒがグループを離れ、末っ子のウンチェが新メンバーとして合流しましたが、お互いに慣れてきましたか?

ジェニ:メンバー同士、色々と考える事も多く、たくさん話し合いました。正直、大変な時もありましたが、その分お互い支えあって、一生懸命練習しました。メンバーの変化など、様々なことがあったので、もっと一丸となることができました。

ユニス:最初はメンバーの脱退や新メンバーの迎え入れは受け入れ難いと思っていました。しかし、時間が経つにつれて、お互いにちゃんと吸収されましたし、結果的にはグループにとってプラス要素になったと思います。実は練習期間中に今回のアルバムが上手くいかないと、DIAの次はないはずだというプレッシャーがたくさんありました。幸い、チャートの順位もファンの反応も期待以上で、私たちの間では「やった!」と思いました。私たちが上手くやったから得られた結果だとも思っていません。決して傲慢になることなく、最善を尽くす歌手になります。

―チェヨンとキ・ヒヒョンはMnetのガールズグループサバイバル「プロデュース101」出演のため、グループを一時的に脱退してから戻ってきました。その選択に後悔はありませんでしたか?

チェヨン:複数の事務所の練習生たちと競争しながら、短い時間に本当にたくさんのことを学びました。私にとってはただただ感謝の時間でした。もう一度出演する前に戻ったとしても、同じ選択をしたと思います。もちろん大変な時間もありました。これまで一生懸命突っ走ってきて、自ら強くなるために努力してきましたが、DIAのショーケースの時は急に感情がこみ上げてきて、グッときて涙が出ました。いつも応援し、理解してくれるファンたちに感謝しています。

キ・ヒヒョン:デビューして1年もならない状況で脱退を決めるまで、本当に多くのことや話がありました。頭が割れるほど悩みました。I.O.Iの最終メンバーには入れませんでしたが、自信を得られた時間でした。再び練習生としてサバイバルに参加することになっただけに、私の可能性を見せなきゃと思いました。

―チェヨンの場合、I.O.Iの1stアルバムの活動を終えて、DIAにカムバックしました。一緒にI.O.Iに所属していたキム・セジョンとカン・ミナが新人ガールズグループgugudanでデビューして、活動期間が重なることになりましたが。

チェヨン:メイクショップが一緒で、先週にも会いました。これから音楽番組で頻繁に会うことになると思いますし、残っているI.O.Iの活動、広告撮影、イベントでも会うことになりますが、会うたびにお互いに頑張ってと応援しています。ライバル意識など全くなく、二人とも成功してほしいと思っています。特に、セジョン姉さんは私が大変な時にいつも力になってくれたお姉さんで、感謝の気持ちばかりです。

―I.O.Iのチェヨンの恩恵を受けているという言葉や、チェヨンやキ・ヒヒョンのおかげで人気を得たグループという声のために気に病むこともありそうですが。

ユニス:正直なところ、キ・ヒヒョンやチェヨンのおかげでDIAの認知度が高くなったのは事実です。恩恵を受けていると思っているし、その恩恵で来てくれたファンを逃さないために、残りのメンバーたちも力を合わせて最善を尽くすつもりです。

イェビン:二人のお姉さんが一生懸命に頑張ってくれたおかげで、DIAの大衆性も高くなりました。私たちも私たちなりに一生懸命に頑張って力を添えたいと思っています。

ウンジン:グループが上手く行ってこそ、メンバーたちも一人二人ずつもっと輝けると思います。

―ここ1年間“Do It Amazing”というグループ名で上手くやってきたと思いますか?

ジェニ:どのように過ごしてきたか思い出せないほど、一瞬で過ぎてしまいました。今回のアルバムだけは少しずつ成果を出しているみたいで嬉しいです。

ユニス:グループ名のように世の中をびっくりさせるという大げさな目標ではなくても、ファンたちに良い音楽を聴いてもらえる、驚くべき歌手になりたいという欲はいつも持っています。実はDIAが良いイメージばかりで始めたとは思っていません。ただ、そんな先入観を壊すほど努力する姿、素敵な歌とパフォーマンスを披露して「この子たちはただ作られた、ステージで踊るだけの人形ではないんだ」ということを必ず証明したいです。

―記事やコメントはよく見るほうですか?

イェビン:見ないようにしても、つい見てしまいます(笑) 「だからこの子たちは誰?」というコメントを見るたびに、まだ私たちを知らない方が多いから、もっと頑張ってDIAを知ってもらおうと思います。

ユニス:国民的な好感を得たグループになりたいんですが、まだ遠いと思います。良いコメントを見ると元気が出て、良くないコメントを見ると気に病んだりしますが、深く根に持ったりはしないタイプです。

ウンジン:最近は悪口よりは良い言葉や、褒めてくださる方々が増えて嬉しいです。

キ・ヒヒョン:自分に対する書き込みを見るのが好きで、コメントも全部見ているほうです。悪質な書き込みも受け入れるべき点があったら参考にしているので、以前よりメンタルが強くなったような気がします。

―全メンバーがルックス担当と言って良いほど綺麗ですが、特にチェヨンは“第2のmiss A スジ”と褒める記事のタイトルやコメントが多いですね。

チェヨン:グループごとにルックスを担当するメンバーがいるという話を聞きましたが、DIAは特に担当はいません。私のルックス担当だと思ったこともありません。良い言葉をたくさん頂けてありがたいですが、だからこそ心配です。少し食べたり寝たりするだけで顔がむくむほうなので、食べて寝ることが心配になります。“第2のスジ”という言葉は本当に本当に光栄な褒め言葉です。スジ先輩は私にとって本当になりたい方ですし、尊敬するロールモデルですから。歌やダンス、演技の分野、全てにおいて優れている方で、憧れています。しかし、そんな言葉のために良くないコメントが付けられると、申し訳ないし、どうすれば良いか分からなくなります。最近、私が得意なもの、自分だけのキャラクターについて研究中です。

―チェヨンとキ・ヒヒョンは低所得者層の青少年のために6,000万ウォン(約523万円)相当の女性用品を寄付して話題になりました。容易ではない決定だったと思いますが、本当に心が綺麗ですね。

キ・ヒヒョン:「プロデュース101」のおかげで、たくさんの方々に名前を知ってもらうことができて、大きな声援をいただきました。だから初めてのお給料をいただけると聞いて、ただ私たちが良くやったから稼げたお金ではないと思いましたし、このお金を良いことに使いたいと思いました。同じ女性として、生理用ナプキンが必需品であることを知っていますし、決して安くないこともよく知っているので、買うことに負担を感じる方々がいるというニュースを見て、助けたいと思いました。私も幼い頃、経済的に苦しい時がありましたが、自分が稼いだお金で少しでも誰かの役に立つことができるということに胸がいっぱいになりました。

チェヨン:そのニュースを見て、同じ女性として本当に胸が痛みました。初めてのお給料で、自分や家族、友だちのためにプレゼントを買いたいとも思いましたが、それよりもっと有意義なことに使いたいと思いました。人を助けられる人になったことに感謝しています。

―DIAの目標は何ですか?

イェビン:正直なところ、練習生時代に音楽番組1位、チャート1位、新人賞を夢見たことがなかったと言えば、それは嘘になります。しかし、今回の楽曲でチャートで29位を獲得しただけでも満足しています。これから徐々に目標を大きくしながら成長するグループになりたいです。

ジェニ:夢は大きく持つほうが良いと言うじゃないですか(笑) 目標は常に1位にして、どんなことにも最善を尽くそうと努力しています。まだ試していないスタイルの曲やステージのコンセプトがたくさんあるので、様々な姿を通じてDIAならではの魅力を確実にアピールしたいです。

―これからどんなグループになりたいですか?

ユニス:全国民が好きな曲を歌えるような国民的なガールズグループになりたいです。

イェビン:様々なイメージを多彩に表現できるスーパーボールのようなグループと呼ばれたいです。

ジェニ:売れっ子アイドルと呼ばれたいです。

ウンジン:ステージ上で堂々としていて、魅力あふれるグループになりたいです。

チェヨン:これからも路上ライブや、NAVERのライブ映像配信アプリ「V」などを通じて、ファンや人々と積極的に交流するコミュニケーションアイドルになります。

キ・ヒヒョン:何よりも歌手として人々に認めてもらえる実力派グループと呼ばれたいです。

ウンチェ:最後まで名前通り、輝くダイヤのようなグループとして残るために頑張ります。



インタビュー:ファン・ヘジン、司会:キム・ドゥリ、スタイリング:イ・ジオン、フォト:イ・ギョンジン、ビハインドフォト:チョン・ユジン

記者 : @star1