神話 エリック「『また、オ・ヘヨン』放送終了…100話までしたいほど名残惜しい」

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=E&Jエンターテインメント
徹夜で撮影しても、ただひたすら嬉しかった。和気あいあいとした撮影現場の雰囲気に一度、ますます人物描写が繊細になる台本に一度、恐ろしいほど上昇する視聴率にもう一度。神話(SHINHWA)のエリックにとって、「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」はかつてないドラマであった。

韓国で6月28日に最終回を迎えたケーブルチャネルtvN月火ドラマ「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」(脚本:パク・ヘヨン、演出:ソン・ヒョンオク)で、エリックは映画の音響監督パク・ドギョン役を務めた。すでに12年前にドラマ「火の鳥」を通じて「焦げる臭いがしないか?」という流行語を生み出した彼が、今回は演技力を認められながら新たな流行語を作り出し、全てを完璧に勝ち取った。

「制作発表会の時は、ドギョンが淡泊なキャラクターなので、『火の鳥』の時のように流行語は出てこなそうだと話していました。でも、むしろ他のドラマより『また、オ・ヘヨン』でさらにたくさん出てきたようです。一番良かったのは『あったやつだよ(있던거야)』というセリフが出てから、サインを書く時に役立てています。長いコメントを書かなくても“있던거야”と四文字書けばいいので(笑) 自分自身、良いプレゼントをもらった感じです」

劇中パク・ドギョンは言葉数が少なく、オ・ヘヨン(ソ・ヒョンジン)を眺める役どころであり、その真っ只中で適材適所に出てくる言葉が“四文字語録”として視聴者たちに愛された。だが、彼が最も気に入っているドギョンのセリフは別にあった。

「第4話のナレーションでドギョンが『これからは不幸はやめて、一緒に幸せになろう』と言います。それまでドギョンはそのようなトーンではありませんでしたが、何かグッと(心に)入ってくる感じを受けました。その後からエンディングまでドラマを引っ張っていくドギョンの心が込められているような感じで、心に響きました」

視聴者たちの愛をたっぷり受け、最高視聴率10%まで達成した「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」だったが、ドラマ中盤のパク・ドギョンの過激なシーンは、一部の視聴者たちの間で物議をかもした。突然ハン・テジン(イ・ジェユン)の車に突っ込んで暴力をふるう姿に、賛否両論があった。これについて、パク・ドギョンを演じたエリックはどんな考えだったのだろうか。

「僕はドギョンが実際にすごく優しいふりをしたり、格好つけたりしなかったので、良かったと思います。道義的に見た時は悪いヤツだけど、正直ヘヨンにだけ良く見えればいいと考えたようでした。周りから悪いヤツと言われても、この女性にだけは良く見られればいいと考えて演じました。その後のハン・テジンの車に突っ込むなどのシーンは、ドギョンの欠点を見せる必要もあったし、テジンに正当性を与えたシーンでした。必要なシーンだったと思います」

ドギョンは未来が見えるキャラクターで、自身が未来に交通事故に遭って死を迎える姿を見た。そのため、視聴者たちはドギョンがひょっとして死ぬかもしれないという思いで戦々恐々しながら見守り、生かしてほしいという直接的な意見もあった。エリックはそのような反応に感謝し、劇中ドギョンとヘヨンが幸せになることを心から願った。

「二人がうまくいったら嬉しいと思い、僕も応援しました。ヘヨンは1話からエンディングまで休むことなく泣いてきましたが、ドギョンが死ねばまたどれほど泣くでしょうか。でも、最後は出演陣全員が笑顔で終わって、本当に良かったです。緊急治療室のシーンも良かったです。ドギョンに事故が起きましたが、当然に生きていると考えて動く人々と、ヘヨンが泣きじゃくること、全てのことが良かったです」

エリックがパク・ドギョンを愛する心と、ドギョンとしてヘヨンを心より愛する心、そして「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」の作品自体を惜しむ心がインタビュー中ずっと感じられた。特に彼は放送終了の所感を聞く質問に、“感じ”でなはなく“100話”という言葉を使って名残惜しさを表わした。

「名残惜しいです。続けたいです。一週間に1話ずつ放送し、100話したいと、俳優同士でも話したんですが。残像が長く残りそうで、次の作品は簡単にできそうにありません。俳優も、現場の雰囲気も、スタッフも本当に良くて、楽しく撮影しました。以前もなかったし、今後も再びあるだろうかと思うほど、本当に幸せでした」

記者 : シン・ソウォン