チョ・ジョンソク、ドラマ「ああ、私の幽霊さま」を語る

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近年韓国では、幽霊&ラブコメブーム。そして新たに日本に上陸した幽霊ラブコメディ「ああ、私の幽霊さま」。“幽霊”に憑依されるというあり得ない状況から始まる恋の行方を、コメディ&ハートフルに描いた本作品は現在DVD SET1が好評発売中だ。

これを記念して、ツンデレ・カリスマシェフのカン・ソヌを演じた主演のチョ・ジョンソクのインタビューが到着! 役作りから作品への思い、そして出演者ならではのエピソードなど、たっぷり語ってもらった。

―出演をすることになったきっかけは?

チョ・ジョンソク:シノプシス(あらすじ) を最初に読んだのですが、一度も恋をしたことのない女の子の幽霊が、ナ・ボンソンに憑依してというところまでを読んだだけで、とても興味がわきました。ストーリーがユニークで独特だったし、素材となっている憑依というもの自体にとても惹かれ、魅力を感じました。ユ・ジェウォン監督と脚本家のヤン・ヒスンさんが手がけた前作の「ナイショの恋していいですか!?」をとても面白く見ました。そういったことから出演を決めました。それに相手役にパク・ヨボンさんがキャスティングされたと聞いて、もう言うことはなかったですね。

―出演してみていかがでしたか?

チョ・ジョンソク:この作品に出演しない! もしくはこの作品に出会っていなかったら? 本当にどうなっていただろうか…というのが、正直な気持ちです(笑)。

―演じたカン・ソヌ役についてご紹介をお願いします。

チョ・ジョンソク:レストランのオーナーシェフです。幼い時に友達からいじめられたことや、食事をきちんと作ってくれなかった母親についての記憶などがあり、それがトラウマとなっています。そうした心に傷を抱いている弱い自分を隠すために、すぐに怒り出すところがあり、その一方、完璧主義で自分はまだまだだという思いが強いキャラクターです。それだけに自分の料理については高いプライドを持っているキャラクターでもあります。

―チョ・ジョンソクさんの性格と似ているところもありますか?

チョ・ジョンソク:どんなキャラクターでも似ているところ、違っているところがあるものですが、似ているところを挙げるならば、私も気恥ずかしくなるような言葉は口にできません。その人のことを気にかけてはいても、その思いをうまく伝えることができずに、ついついぶっきらぼうにしてしまったり、思っていることとは逆のことを言ってしまったりして、うまく優しい言葉をかけてあげることができないところはよく似ていると思います。違うところは、私はそんなに怒りません(笑)。

―パク・ボヨンさんとの共演は初めてですか?

チョ・ジョンソク:初めてです。

―カリスマシェフを演じるために特に準備したことはありますか?

チョ・ジョンソク:監督は、実際に私が鮮魚を調理することを望みました。そのため料理を習い、包丁の使い方や魚の捌き方まで、先生について習いました。練習もたくさんしましたよ。シェフを演じるために、そういったことには気をつかいました。練習の時には、何度も指を包丁で切ってケガをしました。多分、厨房のスタッフ役の俳優さんの中で、役作りのために指をケガしなかった人はいないと思います。カットの声が掛かると、スタジオの隅で、みなさん練習をしていたことを思い出しますね。

―怒りっぽいですが根は温かいという両面性を演技するのは簡単ではないと思いますが、最も気をつかって演技したところはありますか?

チョ・ジョンソク:まず厨房という空間はシェフにとっては、世間とは違う彼だけの世界だという気がしたんですね。そこでは彼だけの規律やルールが作られていて、それから外れることは絶対に許されないということです。そして、それがレストランの格式ともなっていると、そのように考えてキャラクターにアプローチしました。彼にとって自分が創り出す料理と厨房という空間は、絶対的なものです。そういった部分をしっかりと演じることで、彼の持っている温かい心や思いやりといったものとは自然に距離が生じてくると思いました。ひとたび厨房に入ると、まったく違うソヌが姿を現し、厨房から出た時は彼本来の姿に戻る。そのように考えて演じました。

―特に参考にした作品はありますか?

チョ・ジョンソク:そういったものはありません。ただ厨房という空間の雰囲気などもそうですが、厨房スタッフを演じる役者たちは全員、指導を受けたチョン・ホギュンシェフの影響を受け、彼を手本としています。

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―普段のチョ・ジョンソクさんはどんな性格ですか?

チョ・ジョンソク:私は、面白いことや愉快なことが好きなので、そんなふうに生活しようと心がけています。愉快に楽しく生きよう。何のための人生だ? 一度きりの人生、楽しく生きなくてどうするんだ、というのが私のモットーです。

―パク・ボヨンさんと共演してみていかがでしたか?

チョ・ジョンソク:ボヨンさんはとてもいい俳優です。本質的な部分でも、とても優れた俳優だと思いますし、演技力もあります。そして自分の持っている演技力をうまく発揮できる俳優だと思います。素晴らしかったですし、驚かされました。あの年齢でこんな演技ができるんだと、非常に感銘を受けました。

―ボンソンとは、キスシーンや言い寄られるシーンなど色々なシーンがありましたが、エピソードがあれば紹介してください。

チョ・ジョンソク:私はNG王なんです。笑いを堪えきれなくてつい吹き出してしまってNGを出しまくりました。なのでエピソードは多いですよ。セリフを言い終わってもカットが掛かるまで間があるんですね。その間は演技しなければいけないのですが、ボンソンが迫ってくる時、私は拒まなければいけないのですが、度々吹き出してしまってNGになってしまったのが、私にとってはエピソードでしょうか。セリフが終わってもカットが掛からないのでアドリブも多くなりましたね。

―チョ・ジョンソクさんはアドリブが自然に出る感じですね。

チョ・ジョンソク:そんなにアドリブ力はありませんよ。一気に集中力を発揮して台本を覚えて演じるタイプです。

―バラエティー番組の「ハッピートゥギャザー」で学生時代は女子から人気があったとエピソードが披露されましたが、ソヌのように片思いをした経験はありますか?

チョ・ジョンソク:ありますよ。高校時代に教会に通っていたのですが、教会で一歳年下の女の子に片思いをしていました。その時はその女の子のことがとても好きでした。

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―ソヌは幽霊が見えない設定でしたが、見えていないはずの幽霊役のキム・スルギさんとの共演シーンは難しくなかったですか?

チョ・ジョンソク:実のところ、そのせいでかなりNGを出してしまいました。NGを出してはいけないのに彼女が横にいますから、本当なら見てはいけないのに、ついつい自分でも気づかないうちに見てしまって、NGになることが多かったですね。時には、見てしまっていたことを、監督がわからなくてOKを出してしまう時もありました。そんな時は、正直に見てしまったことを告げて撮り直してもらったこともありました。

―ラブコメ・テイストではありますが、後半のちょっとサスペンスを匂わせるストーリー展開について知っていましたか?

チョ・ジョンソク:後半のストーリーが、どんなふうになっていくか誰も知りませんでした。監督と脚本家の先生はご存知ですが、尋ねても詳しくは説明してくださらなくて、おおまかにだけ教えてもらいました。なので大きなストーリーの流れだけは知っていましたが、細かな部分までは知りませんでした。

―上半身を露出するシーンもかなり多かったですが、プレッシャーはありませんでしたか?

チョ・ジョンソク:上半身を露出するシーンがかなりありましたね。脚本家の先生がそのように台本に書いてくださいましたから…。体を見せるのはやはりプレッシャーを感じます。でも服を脱いで上半身を見せてと、台本に書かれているなら…やるしかないですよね。

―犬を拾って育てるシーンでの何かエピソードはありますか? 元々犬は好きですか?

チョ・ジョンソク:犬は大好きです。あの犬がとっても演技がうまく、タイミングをよくわかっているんですよ。一般的に動物との撮影だとNGがたくさん出るものなんですが、運がよかったからなのか、あの犬は撮影のことがわかるのか、とても順調に撮影が進んだことを覚えています。

―特に撮影が難しかったシーンはありますか?

チョ・ジョンソク:魚を捌くシーンです。ケガをしないように軍手をはめて作業していたのですが、頭を切り落とす場面で、包丁で手をスパッと切ってしまいました。撮影中だったので自分でもとても驚いてしまいました。NGシーンに私が驚いた姿が映っていると思います。包丁が本当に驚くほど切れるものだったんですよ。幸い骨は大丈夫でしたが、かなり深い傷で驚きました。まだ傷跡が残っています。血がたくさん出ました。ひとまず応急処置と消毒をして、撮影を再開しました。

―チョ・ジョンソクさんが個人的に気に入っているシーンはありますか?

チョ・ジョンソク:個人的に胸がキュンとしてしまったシーンがあります。横断歩道のところでナ・ボンソンが駆けてきて私に抱かれるシーンです。その場面がとても好きです。背景にハートマークが照明で描かれるのですが(シーンを確認してください。状況がよくわかりません)、そのシーンがとても気に入っています。

―気に入っているセリフはありますか?
チョ・ジョンソク:「俺はこんなふうにゆっくり進みたい」というセリフです。カン・ソヌは本当にかっこいいですよね。

―撮影現場に持っていく必須アイテムはありますか?

チョ・ジョンソク:私の車にはいつもギターが置いてあります。今も置いてありますよ。旅行用のギターなのですが、撮影の待ち時間や休憩時間に弾いています。ギターは少年時代から好きで弾いていました。クラシックギターを専攻したかったほどです。

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―劇中に披露された、ご自身の作詞作曲ナンバー「ギブ・ミー・チョコレート」についてエピソードを聞かせてください。

チョ・ジョンソク:そのシーンは、ソヌが嫉妬を感じてオレもできると思ってギターを弾くシーンなのですが、脚本家の先生がわざわざ入れてくれたシーンでした。しかし、著作権使用料のせいで楽曲を選ぶのが大変なようでした。その時、ひょっとして知っている曲はありませんかと聞かれたので「著作権使用料のかからない私が創った歌があるけれど、聴いてみますか」と尋ねたんですね。それがあの歌が使われたきっかけでした。いつも曲を創っているわけではありませんが、私が2~3年前に書いた曲でした。習作レベルの歌でしたが、自分で作って自分で弾いて楽しんでいる曲だと申し上げたら、快く使ってくださいました。おかげで歌を出すことができて、私には貴重な体験となりました。

―座右の銘があれば教えてください。

チョ・ジョンソク:座右の銘のようなものは特に持って生きてはいませんが、前に宿題で家訓について調べたことがあって父に尋ねたことがあるのですが「勤勉誠実正直」だと言っていました。それを常に念頭に置いて生きています。

―何かジンクスのようなものはありますか?

チョ・ジョンソク:ジンクスのようなものはありません。何かをやったらよくて、何かをやったらいけないというようなことなく、自然体でそのまま誠実に生きています。

―アンケート調査で両親に紹介したいお婿さん候補第1位をになったお気持ちは?

チョ・ジョンソク:アンケートが発表されたのは昨年、秋夕の頃だったと思います。とても気分が良かったです。そのような良いテーマのアンケート調査で1位になれたこと自体がとてもうれしかったですね。

―演技派俳優として大きく注目を浴びていますが、今後の俳優としての目標は何でしょうか?

チョ・ジョンソク:ずっと、みなさんの関心を集めるような、気になる俳優になれたらいいと思っています。チョ・ジョンソクは次にはどんな作品に出るだろうか? 今ごろ何をしているだろうか? いつもそのような気になる気持ちを満たしてあげられる、期待にそえるような信頼のできる俳優になりたいです。

―作品を選択する時の基準は何でしょうか?

チョ・ジョンソク:あくまでもシナリオですね。ストーリーが私の興味をそそるようなものでなければいけません。そういう作品でこそ熱心に演じることができるからです。もちろん、どの俳優が演じ、監督を誰がやるのかも重要ですが、私にとってはまずはシナリオが最も大切な基準です。

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―出演してみて、やりがいを感じた部分はありますか?

チョ・ジョンソク:(インタビューを受けている)今この瞬間でしょうか? 多くの方々が私のことを愛してくださって、海外でも多くの方々が関心を持ってくださる、そのことだけで十分にやりがいを感じます。私が出演してみんなで作った作品を共有でき、共感できる方々が多くなるということは、俳優として一番幸せでうれしいことです。今ここでインタビューを受けて、これが日本の視聴者のみなさんに届けられるということ自体、やりがいを感じますし、幸せなことだと思います。

―このドラマに出演して変わったことはありますか?

チョ・ジョンソク:本当に多くの変化がありました。子供から大人に至るまでファン層がぐっと広くなりました。

―人気を実感するようなことはありますか?

チョ・ジョンソク:最近はありがたいことに、常に感じます。撮影に行く先々で、会う方々みなさんが「カン・シェフ」や「シェフ」と呼んでくださいます。それを聞くと人気を実感しますね。

―日本のファンのみなさんにメッセージをお願いします。

チョ・ジョンソク:「ああ、私の幽霊さま」でカン・ソンウを演じたチョ・ジョンソクです。このドラマに出演できて大変幸せで、とても楽しかったです。私が感じた幸せと楽しさを、そしてドラマの醍醐味を皆さんも感じていただけたら幸いです。今後もチョ・ジョンソクをよろしくお願いします。そして「ああ、私の幽霊さま」を楽しんでください。ありがとうございました。


■作品情報
「ああ、私の幽霊さま」
DVD SET1&レンタルDVD Vol.1~6 リリース中
DVD SET2&レンタルDVD Vol.7~13 7月2日(土) リリース
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

■関連サイト
DVD公式サイト:http://kandera.jp/sp/yurei/
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記者 : Kstyle編集部