ソン・ジュンギ、大ヒットドラマ「太陽の末裔」を語る

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Licensed by Next Entertainment World (c)2016 Descendants of the Sun SPC

最高視聴率38.8%を記録するほど韓国で大ブームを巻き起こし、今年上半期の最大のヒット作となったドラマ「太陽の末裔」。主演のソン・ジュンギ&ソン・ヘギョの“ソンソンカップル”というワードも誕生し、先日韓国で行われた「第52回百想芸術大賞」では、テレビ部門の最高賞である“大賞”を始め、グローバルスター賞、人気賞を揃って受賞した。ソン・ジュンギが除隊後の復帰作で軍人役を演じたことでも話題を呼んだこのドラマ。韓国での放送を終え、ソン・ジュンギがドラマを振り返って心境を語った。

―「太陽の末裔」は除隊後の復帰作となりますが、たくさんの作品のオファーがあったことと思います。その中から「太陽の末裔」に出演を決めた理由についてお聞かせください。

ソン・ジュンギ:復帰作として様々な作品を検討し、どれを選ぼうか悩んでいた時に、この作品の脚本に出会いました。まず、ストーリーとキャラクターに心を惹かれ、読み進めていくうちに、すっかりこの作品に魅了されてしまいました。ストーリーが実に興味深いですし、軍人と女性医師の愛の物語という点が非常に新鮮に感じられて、出演を決めました。

―演じられたユ・シジン役について、簡単にご紹介をお願いします。ご自身の性格に近い部分、共感できる部分などはありますか?

ソン・ジュンギ:ユ・シジンは、軍人という自身の職業に対する責任感やプライド、使命感がとても強い人物です。そして、自分よりも相手を思いやることを知り、強いリーダーシップと強烈な愛国心の持ち主でもあります。また何よりも、とてもロマンチックで、愛する女性のためには最善を尽くす、まさに完璧な男ですね。私も、俳優という自分の職業には強い使命感とプライドを持っていますが、そのような点は似ている部分と言えるでしょうか。また、シジンは真面目な時は本当に真面目なのですが、ちゃっかりした面や、冗談が好きな面もあって、それも私と似ているかも知れません。

―「謝りましょうか? 告白しましょうか?」などのセリフも大きな話題となりました。「紳士の品格」「相続者たち」などの話題作を手掛けた脚本家キム・ウンスクさんの作品ですが、ソン・ジュンギさんはどんなセリフが特に印象に残っていますか?

ソン・ジュンギ:「その難しいことを、いつもやっているんですよ。この私が」というセリフが記憶に残っています。俳優もスタッフも、困難な状況に置かれることが多かったのですが、このドラマのチームは、一丸となってその難しいことをやり遂げたんです。とても良いセリフだと思います。

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―「太陽の末裔」に出演したことで、俳優として成長や変化を感じた部分はありますか? 新たに挑戦できたことなどがありましたらお聞かせください。

ソン・ジュンギ:「太陽の末裔」への出演は私にとって、とても大きな出来事でした。それは、多くの人から愛されるドラマに出演できたということもあります。しかし何よりも、良いパートナーと出会い、これまで自分が感じてもいなかったことに、目覚めさせられたという点が大きいです。今後、私が作品を選択するに当たって、このドラマが一つの基準になるでしょう。

―ドラマが韓国で社会現象となり、韓国での放送も終わりようやくプレッシャーから解放されたと思いますが、気分はいかがですか?

ソン・ジュンギ:特別なプレッシャーは感じませんでしたね。むしろ苦労した分だけ、やりがいを感じた作品でした。多くの方から愛される作品になったという点でも、すべての制作スタッフが、やってよかったと感じていると思います。特に、軍人の方からの支持が多かったですね。軍隊口調が流行するという、私には予想外の出来事も含めて、私にとって特別な作品でした。

―ご自身は韓国、中国でこのような結果になることを予想していましたか?

ソン・ジュンギ:どの作品でも、結果を予想することなんてできませんよ。今回の作品も同じです。視聴率がこんなに大きく跳ね上がるなんて、まったく想像もできませんでした。また、中国を含め多くの国でこんなに愛されたことも、予想外の出来事の一つです。韓国の軍人が主人公の作品が、海外で共感を呼ぶとは、予想もできませんでした。

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―日本でも「成均館スキャンダル」「優しい男」でファンになった方々がジュンギさんの来日を心待ちにしていますが、日本に来る予定は?

ソン・ジュンギ:もちろん行きたいです。日本で「太陽の末裔」が放送され、私の演技を見てくださるファンの方々がいらっしゃるなら当然、ご挨拶をしたいと思います。その機会があればよいのですが。

―江原道でも撮影され、ロケ地をファンがたくさん訪れているそうですね。どんな気分ですか?

ソン・ジュンギ:私が軍隊生活を送った江原道で撮影をすることになり、とても嬉しく思っていました。また最近、(ドラマの影響で) 江原道を多くの方が訪れるという話を聞いて、さらに嬉しくなりました。私も個人的に江原道が大好きです。見物する場所も多いし、おいしい食べ物も多い江原道に、これからも多くの方が訪れてほしいですね。

■番組概要
CS衛星劇場「太陽の末裔(原題)」
放送日時:2016年6月21日より日本初放送
毎週火曜 午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)
話数:全16話

■関連サイト
CS衛星劇場ホームページ:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen

記者 : Kstyle編集部