「我が家のはちみつの壷」イ・ジェジュン、初主演の7ヶ月…そして成長痛

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
俳優イ・ジェジュンにとってKBS 1TV「我が家のはちみつの壷」と共に過ごした7ヶ月という時間はかけがえのないものだった。初めて主演を務めた毎日ドラマでもあり、大変なこともあったが、多くのことを学んで気付かせてくれた作品であるためだ。イ・ジェジュンは今回のドラマを機に、さらに一生懸命に努力して、自身の隙を埋めていきたいという抱負を述べた。

イ・ジェジュンは4月29日、第129話で終了した「我が家のはちみつの壷」でカン・マル役を演じて、オ・ボム役のSecret ジウンと甘いラブストーリーを披露した。母親の突然の死によってローラーコースターのような人生を生きるようになったカン・マルは、オ・ボムに会って仕事と恋の両方を手にして成長していく。

長かった毎日ドラマの撮影を終えた感想を聞くと、イ・ジェジュンは「最後の撮影でイ・ヨンハ、チェ・ミョンギル先輩がご苦労だったよと言いながら抱きしめてくれた時は、本当に終わったなぁと思ったけれど、かえって今はまだ終わっていないような気がする」と話した。

また、イ・ジェジュンはこのドラマを通じて自身の足りない部分やこれから何をすれば良いかについてたくさん考えさせられたという。彼は「どうしても毎日ドラマであるため、一気にスピーディーに撮影する場合が多いかった。そのため心残りがあるシーンも多い。このような隙を次回には埋めていかなきゃと思った」説明した。

ドラマの序盤にスランプを経験したというイ・ジェジュンは、ノ・サンフンプロデューサーと演技について色々と話し合って、演技に関するアドバイスをたくさん得たという。ノ・サンフンプロデューサーが言った「マルは君であって、正解だ」という言葉に大きな勇気を得たという。イ・ジェジュンは「撮影しながらノ・サンフンプロデューサーが演出を担当した『君を憶えてる』をもう一度観た。すごく役に立ったし、その後にはもっと楽に撮影ができた」と伝えた。

「僕は話すのも行動も遅い。心からリアクションをしようとすると、反応の速度が遅くなる。また声のトーンも低いので指摘をたくさん受けた。何とかして雰囲気を合わせるためにトーンも高くして、行動も速くしようと努力したので、最初よりは余裕が持てたけれど、今も悩んでいる」

カン・マルとオ・ボムのイチャイチャロマンスは「我が家のはちみつの壷」のもう一つの観覧ポイントだった。その中でもイ・ジェフンは第110話に登場したオ・ボムとの結婚式のシーンが一番記憶に残るという。彼は「劇中で結婚をしてみるのは初めてだったのでウキウキしていた。僕だけではなく皆そうだった。実際に結婚すると思ってそうなったみたいだけれど、先生たちからも笑顔が止まらないと言われた。でも実際には山の中で撮影したので、非常に寒かった」とし、撮影の当時を振り返った。

これに先立ち、イ・ジェジュンは「我が家のはちみつの壷」の制作発表会の当時、所属事務所の先輩のチョン・ドヨンと台本の練習をしたことがあると明かした。当時の状況を聞くと、彼は「撮影に入る前に事務所に台本を持って行ったけれど、その時一度だけ台本読み合わせをしたことがあった。本当に緊張した。先輩がもっと自信を持てるようにしてくれた。どのように練習をすれば良いかに関する話から、過去の話もしながら『良い俳優になれると思う』と、色々とアドバイスをして励ましてくれた」とし、チョン・ドヨンへの感謝の気持ちを伝えた。

長いといえば長く、短いといえば短い7ヶ月という時間。イ・ジェジュンにとって「我が家のはちみつの壷」はどんな意味として残るだろうか。彼は「こんなに長い呼吸で参加した作品は初めてだったし、地上波の主演も初めてだったけれど、本当に勉強になった。今まではやや暗い雰囲気の演技をしたけれど、このドラマをしながら明るくなろうとした。だからもう一度明るい作品をすることになればもっと上手くできると思う」と話した。

また彼は「カン・マルはとても優しいキャラクターだったので、もう一度優しい役をしてみたい気持ちもあるけれど、すごく悪い悪役、サイコパスもしてみたい。フュージョン時代劇も好きだし、アクション・ノワールもしてみたい。本当に何でも全部してみたい」とし、演技への情熱を表した。

最後にイ・ジェジュンに自身を表現できる一言を聞いた。彼はすぐに「白い色」と答えた。「今後どんな作品を経験するかは分からないけれど、全部開いておいて、受け入れながら、自分のカラーを探していきたい。足りない部分は補っていって、隙を減らして訪れることができるように、信頼して見られる俳優になれるその日までもっと頑張る」

記者 : パク・ジニョン