【REPORT】BTOB、ファン投票で選んだBEST20を披露するスペシャルライブを開催…めったに聴けないレアな楽曲も!

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「Remember That」で韓国地上波音楽番組1位を獲得し、実力派“ヒーリングアイドル”として大活躍中のBTOBが、5月1日に舞浜アンフィシアターにて「BTOB 2016 REQUEST AWARDS “BTOB BEST20 Melody”」を開催。このライブはMelody(BTOBのファンの名称) が、自分の聞きたい曲、好きな曲を10曲決めて投票し、上位20曲を披露するというもの。ファンにとっては絶対に見逃せないライブということで、チケットはファンクラブ先行販売のみで完売となった。


ミンヒョクの体調不良も、メンバーとファンがカバー

スクリーンにジュークボックス風の映像が映し出され、第30位から22位までのタイトルが次々と現れる。続いて、ベージュのスーツに黒いネクタイ姿の7人が飛び出すと、観客は「ラララララ~」の大合唱。ライブは第21位の「You're So Fly」からのスタートだった。そのままオープニングの挨拶へ。ウングァン「今日はREQUEST AWARDS “BTOB BEST20 Melody“にようこそ!! 」続いてサングラスをかけたチャンソプが「かっこいいでしょ?右目に傷ができてしまってサングラスをかけているんですが、ウングァン兄さんに叩かれたんです。悪いヒト~」といつものように、ジョークで挨拶。

ここでMCのAKIが登場し、改めて第21位から30位までがスクリーンで発表される。結果は以下のとおり。

21位「You're So Fly」/22位「I'll Be Here」/23位「Regrets of Love」/24位「Last Da」y/25位「The Winter's Tale」/26位「When I Was Your Man」/27位「Father」/28位「Why」/29位「HELLO MELLO」/30位「Way Back Home」

一挙にタイトルが映し出されたスクリーンを見て、イルフンは「発表に緊張感がない」と物言いを。するとミンヒョクが「今のは、21位までだからだよ」と、さすがのフォロー。続いて、第20位から11位までの発表。効果音に合わせて、タイトルが発表されるたびに、客席からは大歓声が巻き起こる。するとイルフンは「映像が全然違いましたね~」とご満悦の様子。ここからは選ばれた曲すべてを披露するステージに突入するが、ミンヒョクが「その前に、伝えなきゃいけないことがあります。僕は今日体調が悪くて、あまりライブができないんです。本当は一生懸命歌いたいけど、できなくてごめんなさい」と謝罪の言葉を。それを受けてAKIが「そのぶんは、ウングァンさんがカバーしますね」と無茶ぶりすると、ウングァンは苦笑しつつも「Melodyのみなさんも僕と一緒に歌ったら、楽しい日になると思います~」と盛り上げた。


末っ子ソンジェのツッコミに、たじろぐ年長のウングァン

第20位の「Blowin'」では、ウングァンが約束通りにミンヒョクのラップパートを歌いあげ、2人でハイタッチ。ファンも一緒に歌って和やかな雰囲気に。第19位の「U&I」は、約2年ぶりに披露された曲。ファンから選ばれていなければ、なかなか披露されなかったであろう楽曲が聴けるのも、この企画ならでは。第18位の「未来(あした)」を伸びやかに歌い上げた後は、一旦、トークタイムへ。ウングァンが「『未来(あした)』を歌ったら、日本で友達と遊びに行ったことを思い出しました。一緒にサケを飲んでいたら、そこで『未来(あした)』が流れてきたんです」と思いつきのコメントをすると、ソンジェはすかさず「わー! ホント? 完全に不思議ですよね~。ちょーおもしろい話ですよね」と、冷ややかなツッコミを入れて大爆笑。

続けてメンバーたちは次の曲に移ろうとするも、順位を把握しきれず「次は27位だっけ?」「17位だよ」とパニック状態に。イルフンが「いつものライブとやりかたが違うから」ウングァンが「日本に来たばかりで日本語がまだ……」とそれぞれ言い訳すると、末っ子のソンジェから「はい、もういいよ。次の曲いきましょう」とバッサリと仕切られる始末。第17位の「Happening」では、メンバーが電車のように連なったり、第16位「Monday to Sunday」では、ウングァンとミンヒョクが指切りをしたり愛嬌を見せると、第15位の「Star」ではメンバーが円形で等間隔に立ち、ステージが回転するという舞浜アンフィシアターの特性を生かしたパフォーマンスで魅せた。


アルバム未収録のエトセトラランキングも発表

ここで一旦、メンバーがはけると、スクリーンでは、ドラマのサウンドトラックの楽曲や、カバーナンバーなど、BTOBのアルバムには収録されていないetc.(エトセトラ)ランキングの発表が。第9位には、ソンジェによるJYJジュンスのカバー「必ず昨日(Yesterday)」、第5位はソンジェ&ミンヒョクのシン・ヘソンのカバー「Doll」、第3位にはボーカルライン4人によるTakeのカバー「Butterfly Grave」が選ばれ、VTRで歌声が披露された。

黒、白、赤を基調にしたカジュアルファッションに着替えて登場すると、ミンヒョクが華麗にバック宙を見せて、第14位の大ヒット曲「BEEP BEEP」から、第13位の「Magic Time」のファンキーなステージへ。喉に負担をかけないようにリップシンクをしていたミンヒョクは、ときおり、我慢しきれないかのように歌ったり、人一倍駆け回ってファンとコミュニケーションをとったりと、パフォーマンス面で頑張りを見せていた。さらに続くトークでも、いきなり「俺の汗、持ちたいかた(欲しい人) 」と言い出すと、自分の顔の汗を手でぬぐい、それをファンにむけてふりかけるサービス(?)を。それを見たイルフンは「これ、好きですか?」と不思議そうな表情で笑いを誘った。第12位の「Dear Bride」の披露の前に、チャンソプがMVで主演をつとめて話題になり、イルフンが「次の主役はウングァン兄さんがやらないと。最近は演技も勉強している」と、トイレの鏡の前で表情の練習をしていることを暴露。「見せて~」とソンジェがはやしたてると、ウングァンから「ソンジェはめんどくさい」と言われ「うぇ~ん」と泣き出すソンジェ。BTOBのライブのトークは、このようなショートコント(?)が延々と続くのも、もはや名物となっている。


ソンジェのバースデイイベント、メンバーが好きな曲発表など、盛りだくさん

「Dear Bride」から、第11位はライブの定番曲「Shake It」で、レーザー光線が飛び交う会場はまるでクラブのような雰囲気に。ここで、再度AKIが登場し、ヒョンシクが「Dear Bride」の振り付けを3回間違えたことを指摘。するとイルフンは「練習のときも、いつも間違えるから、ヒョンシク先輩のせいで他のメンバーもまぎらわしいんです」とクレームをつけるとともに「次の『夏色MY GIRL』でも、間違えるか、期待して見てください」と、まだ発表前のランキングをうっかり漏らしてしまい、慌てて「あ、ランキングに入ってないこともあるかもね」とごまかして爆笑を誘った。さらに、翌日が誕生日のソンジェを祝うためにケーキが運ばれると、ソンジェは「生まれてきてくれて、ありがとう」と自分に感謝する珍コメントを。プニエルは、主役よりも先にデコレーションのイチゴをつまみ食いし、お茶目な姿に爆笑が。ファンによるバースデイソングの大合唱、年長者ウングァンからの「ソンジェもすぐに27歳になるから」というお祝いコメント(?)も飛び出して、大いに盛り上がった。

いよいよ、第10位から第4位までの楽曲へ。イルフンのコメントのせいで、ヒョンシクのダンスに注目が集まってしまった第10位の「夏色MY GIRL」から、ハイトーンボイスが光るナンバー第9位の「My Girl」では、客席に近づいて甘いムードを演出。第8位の「Irresistible Lips」は、一転してロックテイストのナンバーで、男らしさをアピールした。

続いて、映像により、メンバーの好きな曲ベスト3の発表。結果は以下のとおり。
ウングァン 3位 Killing Me/2位 Star/1位 It's Okey
ミンヒョク 3位 2nd Confession/2位 WOW/1位 It's Okey
チャンソプ 3位 Just Like You/2位 Evidence/1位 また会えるから
ヒョンシク 3位 Killing Me/2位 Star/1位 I Miss You
プニエル 3位 Here with Me/2位 All Wolves Except Me/1位 Last Day
イルフン 3位 Father/2位 さよならを繰り返して/1位 Remember that
ソンジェ 3位 Stand up/2位 さよならを繰り返して/1位 Insane
自分が作った曲ばかりを選んだヒョンシクの「決して僕の曲だからではなく、結果的にいい曲だから」とのコメントにファンは大爆笑。さらに、メンバーの意見を総合してのTOP4も発表。「It's Okey」「Star」「Killing Me」「さよならを繰り返して」が選ばれた。


上位には、メンバーも自画自賛するレアな楽曲がランキング

映像の後は、黒の皮ジャンに着替えたメンバーが、パートごとにステージに現れる形式で、第7位の「さよならを繰り返して」を熱唱。第6位は、ソンジェが「客観的に聴いても、名曲」だとして好きな曲に挙げた「Insane」。第5位「I Only Know Love」では、サビのクールなダンスに、ファンからため息に似た歓声が巻き起こった。第4位は、彼らを世に知らしめたヒーリングソング「It's Okey」で、会場の興奮はピークに。トークで、ウングァンが「久々にやった曲ですけど『I Only Know Love』のとき、気持ちよかった。僕らがカッコよくて(笑)。カッコいいとか、セクシーなパフォーマンスにも期待してもらってもいいです」と自画自賛。すかさず、ソンジェが「それでは、次はウングァンさんのソロセクシーアルバムを出しましょう」と発言すると、再びウングァンの「めんどくさい」からのソンジェの「えーん。心が痛い」が繰り返され、見かねたイルフンが「メンバーがめんどくさいなんて、がっかりしました。ウングァンさん謝って」と仲裁役を。結局、ウングァンがソンジェに肉をおごり、その写真をSNSにアップすることを約束して仲直り(?)となった。

いよいよTOP3へ。3位の「WOW」と、2位の「2nd Confession」は、韓国と日本語の歌詞をミックスさせたスペシャルバージョンで。ソンジェが「『WOW』は日本デビュー曲だから大好きで、一番大切な曲」と急に真面目なコメントをすると、その隣で変顔をするチャンソプ。かっこいいと冷やかされたソンジェは、アップを映し出したカメラに向かって、唇をなめてアピールを。ついに1位の発表!! のまえに最後の挨拶。ミンヒョクは「リップシンクは本当にもどかしかったです。僕らはライブで歌うグループだから。次のライブは完璧にして、今日できなかったぶんまで、すべてをお見せします」と力強くコメントして感動を呼んだ。途中、歌詞を忘れるハプニングもあったウングァンは「今日は、完璧じゃなくてごめんなさい。韓国の活動とミニコンサートもあったし、久しぶりの曲もあったから、完璧にできなくて、みなさんにごめんなさいって思います。次はもっと頑張ります」と、どんな状況であってもベストを尽くすグループであることを誓うと、ファンからは「大丈夫~、ケンチャナヨ~」と応援の歓声が止まなかった。

1位は、BTOBで一番かっこいい曲と紹介された「Thriller」でヒートアップ。アンコールの「Hello」では、メンバーが客席に降りて、ファンの目を見ながら挨拶を。プニエルはセルカ棒を装着した携帯でファンを撮影していた。メンバー全員がすべての客席をまわりきるまでと、ダブルアンコールまでが行われ、3時間にも及んだ大充実のライブ。ファンにとっては、自信が投票した曲が披露されたり、されなかったりと、ドキドキ、一喜一憂しながらも、最高に楽しい思い出になったことであろう。


ライター:安部裕子

REQUEST AWARDS “BTOB BEST20 Melody”
日時:2016年5月1日(日) 開場 17:00 / 開演 18:00
会場:舞浜アンフィシアター

【セットリスト】
1. You're So Fly
2. Blowin'
3. U&I
4. 未来(あした)
5. Happening
6. Monday to Sunday
7. Star
8. BEEP BEEP
9. Magic Time
10. Dear Bride
11. Shake It
12. 夏色MY GIRL
13. My Girl
14. Irresistible Lips
15. さよならを繰り返して
16. Insane
17. I Only Know Love
18. It's Okey
19. WOW(韓・日MIXバージョン)
20. 2nd Confession(韓・日MIXバージョン)
21. Thriller
22. また会えるから
23. Hello

■リリース情報
BTOB 日本5thシングル 「L.U.V」
発売日:2016年6月15日(水)
発売元:KISS Entertainment Inc.
販売元:タワーレコード渋谷店
取扱い:タワーレコードおよびTOWERmini全店、タワーレコードオンライン

■関連サイト
BTOBオフィシャルサイト:https://btobofficial.jp/

記者 : Kstyle編集部