I.O.I、私たちはあなたの“元気な少女たち”

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「インタビューがあることさえ知りませんでした。どうしよう」

波瀾万丈だった「プロデュース101」の時よりもさらに緊張した様子。上手く話せなくても大丈夫と励まし合う姿から、春のエネルギーの芽生えが見えた。

春雨が降っていた4月のある日。練習生でなくなったばかりの少女たちは初めて“インタビュー”というものを経験した。このような初々しい初心を忘れないでほしい。I.O.I、お会いできて嬉しいです。

チョン・ソミ

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

チョン・ソミ:ディズニーランド。

―チョン・ソミにとってI.O.Iとは?

チョン・ソミ:特別な経験。

―「SIXTEEN」から「プロデュース101」まで。ついにデビューすることになりましたね。おめでとうございます。

チョン・ソミ:まだ実感が湧いてきません。パク・ジニョンプロデューサーが「本当におめでとう、大変だったね」と言ってくださいました。まだ「プロデュース101」を撮っているような気分です。今ミッションがなくてとても楽だし、幸せです。

―ソミはとても明るくてタレント性があります。「SIXTEEN」のときもテコンドーを披露しましたね。

チョン・ソミ:完全に消したい記憶です! バラエティ番組には出演したいと思っています。MBC「本物の男」、SBS「ジャングルの法則」のような番組に出たいです。ファンイモ(ファン・インソン+おばさん)と一緒に。

―外国人のような容姿のせいで辛いこともあったと告白しました。最近は大丈夫ですか?

チョン・ソミ:今はすごく努力しています。メイクも薄めにするし、髪も濃い色に染めるようにしています。できるだけそう見えないよう頑張っています。どんなコンセプトもこなしたいので。

―新曲のリリース時期がTWICEと重なりますよね。TWICEの皆さんに一言、そしてデビューすることになった自分にも一言お願いします。

チョン・ソミ:姉さんたち、私が行くよ! 知らんぷりしないでね! 申し訳ないけれど、90度のおじぎはしないよ! そしてソミ! サバイバルを2回もやった。色々不安もたくさんあったと思うけど、良くやったし、花道だけを歩こう。


キム・セジョン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

キム・セジョン:福を呼ぶ額。

―キム・セジョンにとってI.O.Iとは?

キム・セジョン:日の出。

―ソミとずっと1、2位を争い、不本意ながらライバル関係になりました。

キム・セジョン:その構図が本当に嫌でした。ソミともその話をしましたが、お互いもっと仲良くなれたはずなのに、そのせいで仲良くなれなかったと。

―当時の自分と現在の自分、変わった点はありますか?

キム・セジョン:ああ、本当に恥ずかしいです。あの時は夢への方向性がつかめませんでした。ただ歌が好きで始めたのに、事務所に入って自分のやりたいことが何か分かったような気がします。

―Jellyfishは男性アーティストが多いことで有名でした。VIXXの先輩には応援してもらいましたか?

キム・セジョン:エン先輩が来てくださって、リーダーというポジションについておっしゃったことはあります。また、私はまだ実力不足なので、明け方までよく練習していることがあるのですが、ホンビン先輩が通りすがりに応援してくださいました。レオ先輩は「よくやってるね」と一言だけおっしゃって行かれました(笑)

―「揚花大橋」を歌うとき、特に感性に満ちた姿が際立っていました。何を考えながら歌っていましたか?

キム・セジョン:想像を超えた編曲がしたくて「揚花大橋」を選びましたが、家族の話が話題になるとは思いませんでした。罪悪感もありました。私が母の人生について話してしまったので。


チェ・ユジョン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

チェ・ユジョン:暖かい心。

―チェ・ユジョンにとってI.O.Iとは?

チェ・ユジョン:春。

―生まれながらのアイドルという感じです。アイドルの先輩の中で好きな人はいますか?

チェ・ユジョン:幼い頃から2NE1の先輩方がロールモデルでした。海外のアーティストではリアーナです。

―最初はどのように抜擢されたのですか?

チェ・ユジョン:緊張感が嫌でオーディションを受けるのも大嫌いでした。ある日一緒に練習していた友達のお母さんから、一度やってみなさいと言われて最後だと思って行きました。その後、合格できて良かったです。

―舞台で見せたウィンクは本能的に出たものですか?

チェ・ユンジョン:チョンハ姉さんがメンバーたち皆がセンターに立てるようにしてくれたので、手の動きなどを練習しました。でもウィンクは、その日のテンションが高かったみたいです。

―生まれつきのタレント性が見えます。演技に挑戦したいとは思いませんか?

チェ・ユンジョン:「相続者たち」やソ・ガンジュン先輩が出演した「チーズ・イン・ザ・トラップ」のようなドラマに出演したいです。ああ、昔「ファンタスティック・カップル」でハン・イェスル先輩が演じたようなユニークなキャラクターも演じてみたいです。


キム・チョンハ

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

キム・チャンハ:変わる目。

―キム・チョンハにとってI.O.Iとは?

キム・チョンハ:幻想の中の経験。

―終盤に力を発揮しました。デビューできると予想していましたか?

キム・チョンハ:本当に予想できませんでした。出演の一週間前までは平凡なバイト生だったので。チキン屋、カフェ、ペットカフェなど、あらゆるバイトをやってきました。

―最も尊敬するダンサーは誰ですか?

キム・チョンハ:J waack先生です。私が母のように思っている方です。番組では練習生期間が3年と言いましたが、ダンサーとしての生活まで合わせると6~7年です。その苦しみが分かるので、うちのグループのダンサーになってくれる方々には本当に優しくしてあげたいです。

―終盤で自身を強く支持してくれた人たちに一言お願いします。

キム・チョンハ:本当にありがとうございます。ああ、私の出番が少ないと寂しく思う方々もいらっしゃいましたが、私らしくない姿が映ってしまうのではないかと思って自らカメラを避けたこともあります。

―もう“チッケム(ファンが直接撮った映像)女神”になる日は遠くないと思います。

キム・チョンハ:ダンスはセクシーだと思いますが、顔やボディには自信がありません。でも、ステージごとに自分だけが撮られることを考えると、もっと頑張らなきゃと思いますね。


チュ・ギョルギョン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

チュ・ギョルギョン:グローバルビーグル。

―チュ・ギョルギョンにとってI.O.Iとは?

チュ・ギョルギョン:跳躍。

―韓国語はどこで学びましたか? 発音もいいし、日常会話もほぼ完璧です。

チュ・ギョルギョン:小学校6年生のとき塾に通いましたが、あまり行きませんでした。言葉のようなものは、その言葉の環境の中に身を置いて失敗を恐れないで学ぶのが速いと思います。私がそうでした。

―ダンスと歌のうち、どちらに対する意欲が強いですか? 両方とも上手いですが。

チュ・ギョルギョン:だからさらに悩んでいます。セジョン姉さんは歌、ユジョンちゃんはダンス、こんなものがあるでしょう。ダンスにより興味があります。本当に上手いと言われたいです。

―中華圏出身の先輩アイドルがたくさんいますよね。中でも特に尊敬している先輩はいますか?

チュ・ギョルギョン:f(x)のビクトリア先輩を尊敬しています。人として学ぶべきところがたくさんあると思います。FIESTARのチャオル先輩も大好きです。面白いです。私もバラエティに出演したいです。

―これから一緒に舞台に立ちたい先輩歌手はいますか?

チュ・ギョルギョン:f(x)のクリスタル先輩です。踊るときラインがとても綺麗なので。


キム・ドヨン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

キム・ドヨン:感受性ドヨン。

―キム・ドヨンにとってI.O.Iとは?

キム・ドヨン:ターニングポイント。

―ステージで見せるおぼろげな表情のおかげで有名になりました。

キム・ドヨン:最後の放送のときはそういう表情を作ろうとしたわけではありません。途中から涙が溢れました。爆竹を鳴らしたとき、さらに切なさが込み上げてきました。脱落した姉さんたちを見たら涙が出ました。

―どんなコンセプトが自分にもっと似合うと思いますか?

キム・ドヨン:今のところ、清純な感じが似合いそうです。私、インパクトが強い方じゃないですか。でも私が好きな曲はLOVELYZ先輩やOH MY GIRL先輩のようにガーリッシュなスタイルです。

―どんな歌手になりたいですか?

キム・ドヨン:実力のある歌手です。2年間練習生をしてきましたが、正式にレッスンを受けたのはたった5ヶ月ほどです。だから私も事務所も、40位くらいを期待していました。今はとても成長した感じです。

―始まる前にひとつ誓いたいことはありますか?

キム・ドヨン:初心を忘れないこと。忘れたくありません。変わるのではないかと怖いです。それでも自信があります。意志が強いんです。中学校のとき自分自身と約束して、BBクリームを一度もつけませんでした。


チョン・チェヨン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

チョン・チェヨン:白い画用紙。

―チョン・チェヨンにとってI.O.Iとは?

チョン・チェヨン:登山。

―DIAとして活動していたときはどんな部分で物足りなさを感じましたか?

チョン・チェヨン:練習生の期間がすごく短かったと思います。皆、得意分野がひとつずつありましたが、「私はグループの中で何を担当しているだろうか?」と思ったりして、自尊感情がとても低かったです。

―また練習生に戻るのは怖くありませんでしたか?

チョン・チェヨン:学ぶことがすごく好きです。練習が嫌ではありません。もうデビューするので、どんな新しいものをもっと練習すべきか悩むようになると思います。

―I.O.Iの中で男性ファンが一番多いです。

チョン・チェヨン:ありがたいことですが、実際の私は男性に人気がありません。正直、DIAにいたときは注目されませんでしたが、この番組に出てから関心を持ってもらえるようになりました。国民的プロデューサーたちはとてもありがたい存在です。

―最後まで一緒にやってきたキ・ヒヒョンさんは頼りになったでしょう?

チョン・チェヨン:私は人見知りですが、ヒヒョン姉さんが色々面倒を見てくれました。お姉さんのおかげでどんどん明るくなりました。だから合格したときも、手放しでは喜べませんでした。


イム・ナヨン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

イム・ナヨン:虹の色。

―イム・ナヨンにとってI.O.Iとは?

イム・ナヨン:始まり。

―名前が呼ばれてからずっと泣いていましたが、ずっと不安でしたか?

イム・ナヨン:途中で11位が出て、ギリギリな状態だったんです。落ちるかと思って、本当に切実に願っていました。でも私の名前が呼ばれた瞬間、とても嬉しいと思いながらも一方では悲しくて、涙が出ました。5年という時間が走馬灯のように流れました。

―見た目はか弱いボーカルのようですが、意外なラップの実力に驚きました。

イム・ナヨン:ギャップですね! ボーカルを諦めたわけではありませんが、一番自信のあるものを挙げるとすればダンスです。男性的なダンスが好きなのですが、事務所に「もう女性らしいものも必要じゃないか」と言われたのでチャレンジしてみました。

―SHINeeがとても好きなようです。SHINeeの中で一番好きなメンバーは誰ですか?

イム・ナヨン:中2の時、オンユ先輩が大好きでした。以前は声や笑顔が魅力的で好きだったのですが、最近はリーダーとして学ぶべきところが多いので好きです。

―実際に“ストーンナヨン(無表情でクールなナヨン)”ですか?

イム・ナヨン:いたずらもたくさんしますが、そのあだ名が強調されてキャラを守るためにもっと意識しました(笑)


カン・ミナ

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

カン・ミナ:三日月目装着。

―カン・ミナにとってI.O.Iとは?

カン・ミナ:人生のターニングポイント。

―歌手になりたいと思ったきっかけは何ですか?

カン・ミナ:親がテレビをあまり見せてくれなかったので、小学4年生のときに初めてテレビを見ました。その時にSHINee先輩とパク・ヒョシン先輩を初めて見ました。本当にカッコいいと思って全部検索してみました。

―可愛いイメージですが、まだあまり知られていない自分だけの魅力は何ですか?

カン・ミナ:私はスカートやショートパンツを主にはいていますが、身体にぴったりフィットするスキニージーンズにも挑戦してみたいです。髪も伸ばして女性らしい姿をお見せしたいです。

―練習当時のインタビューで自身の意見をはっきり述べたことで、性格に関する声がたくさんありました。

カン・ミナ:周りの方からは間違ったことではない、大丈夫だと言われましたが、苦しかったです。その時一人で色々考えました。もう少し上手くすればもっと素敵なステージになると思ったので。

―I.O.Iの中でどういう存在になりたいですか?

カン・ミナ:メンバーがいつでも来て、何でも気楽に話せる人、話をよく聞いてくれる人になりたいです。


ヨンジョン

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

ヨンジョン:どんでん返しの魅力。

―ヨンジョンにとってI.O.Iとは?

ヨンジョン:振り返らせてくれた日記帳。

―今回11位でギリギリのデビュー決定でしたね。

ヨンジョン:ダメかと思いました。あのとき舞台の下にいらっしゃったプロデューサーの方々に、インタビューするからマイクを持ってと言われました。脱落者のインタビューだと思いましたが、11位のインタビューでした。

―ヨンジョンさんを選んでくれた国民的プロデューサーに本当に感謝したでしょう。

ヨンジョン:最初は63位でしたが、事務所も私も、最初に落ちることさえなければ良いと思いました。「また巡り逢えた世界(Into The New World)」後、最初の結果発表で12位になりました。嬉しいかどうかはさておき、こんなことありえるのかと思いました。ありがとうございます。

―今回の「プロデュース101」はヨンジョンさんにとってどんな意味がありましたか?

ヨンジョン:まずテレビ番組だし、サバイバル番組だったので怖かったです。だから前よりたくさんの方が私を見てアドバイスしてくださって、すごく嬉しかったです。カメラの前でどうすべきか学んだと思います。

―好きなアーティストは誰ですか?

ヨンジョン:とてもたくさんいるのですが、中でもアリアナ・グランデさんとSISTARのヒョリン先輩を尊敬しています。ヒョリン先輩は公演会場で歌を聴いて鳥肌が立ちました。そんなパワフルなオーラを持っています。


キム・ソへ

―自分を(韓国語で)5文字の言葉で表現してください。

キム・ソへ:シンペソヘスル(心肺蘇生術の“生”の字を自身の名前の“へ”に変えたもの)


―キム・ソへにとってI.O.Iとは?

キム・ソへ:虹。

―今回の「プロデュース101」で最もたくさん悔しいことを経験したメンバーだと思います。

キム・ソへ:それほど悔しくはありませんでした。私は本当に“Mnetの娘”ではないので。そんなあだ名も大丈夫だと思いました。でも私は性格が前向きな方で、色々考えたりします。そのときはいつもセジョン姉さんがメンター(良き指導者)になってくれます。

―それでも「こんなこと言っていいか分かりませんが」と言いながら、言うべきことは全部言う凛々しい姿が際立っていました。

キム・ソへ:とても率直な方です。番組でも率直な姿が映って、良かったと言われました。

―率直なソヘですが、まだ言い切れなかったことはありますか?

キム・ソへ:実力に関する声があまりにも多かったので……。私が上手くできるよう、「プロデュース101」にたくさん助けてもらいました。でも、実力もないのになぜ上位なのか、自主的に降板すべきだ……といった言葉はとても悲しかったです。

―キム・ソへさんが思う自分の一番の魅力は何ですか?

キム・ソへ:突飛な性格です。ユジョンは私のことをノーマルではなさそうと言っていました(笑) 表情豊かな方ですが、番組ではとても不思議で新しいものをたくさん見たので、それが自然に出たわけです。



(進行:キム・ドゥリ、インタビュー:パク・ヒア、スタイリング:イ・ジオン、フォトグラファー:コン・ヨンギュ、ビハインドフォトグラファー:チョン・ユジン、ヘアー:ジソン(BRAND M)、メイクアップ:イ・ギョンは(BRAND M))

記者 : パク・ヒア