「グッバイ・ミスターブラック」イ・ジヌク&ムン・チェウォン、すれ違う黒鳥の愛

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=MBC「グッバイ、ミスターブラック」
「グッバイ、ミスターブラック」イ・ジヌク、ムン・チェウォンの切ない愛がお茶の間を染めた。

4月28日に放送されたMBC水木ドラマ「グッバイ、ミスターブラック」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:ハン・ヒ、キム・ソンウク、制作:イキムプロダクション) 第13話では“ブラック”チャ・ジウォン(イ・ジヌク) とキム・スワン(ムン・チェウォン) の愛に悲しい運命の影が垂れた。そのため、“ブラック・スワン(黒鳥)”という名前通り、奇跡のような愛を求める視聴者たちの願いが大きくなっている。

この日、チャ・ジウォンは自身の病気が悪化していることを感じた。チャ・ジウォンは5年前の爆発事故で頭の中に破片が残り、いつ死ぬか分からない運命を生きている状況だ。そのためキム・スワンと長くいられないことを悲しみ、別れを宣言した。

理性ではキム・スワンを押し出していたが、彼女への気持ちはコントロールができなかった。チャ・ジウォンはユン・マリ(ユ・イニョン) とのキスを誤解したキム・スワンを心配して追いかけたが、冷たい言葉で彼女を傷つけるしかなかった。自身のそばにいるとキム・スワンが危うくなり、不幸になるからだ。そんな中、チャ・ジウォンは手から力が抜け、手が震える症状を発見した。キム・スワンに対する愛はますます深まるのに、彼女を押し出すしかないチャ・ジウォンの状況は見る人々を悲しませた。

それだけでなく、やっと明かされたキム・スワンの出生の秘密は二人の愛にもう一つの障害物を追加した。キム・スワンの本名はペク・ウニョンで、父親はペク・ウンド(チョン・グクファン) だった。ペク・ウンドはミン・ソンジェ(キム・ガンウ) と一緒にチャ・ジウォンの父を殺した復讐の対象だ。ペク・ウンドが父親だということを知ったキム・スワンは衝撃を受け、チャ・ジウォンは連絡がつかないキム・スワンを探し回った。

すれ違った二人は結局最後に出会った。チャ・ジウォンを待っていたキム・スワンは「行く先がない。一晩だけ泊めてほしい」と言いながらチャ・ジウォンに抱かれた。このセリフはタイでチャ・ジウォンがキム・スワンに言ったセリフと同じセリフだ。傷ついた心でお互いに寄り添う共通した姿は二人の愛の切なさを倍加させた。

ブラックとキム・スワンのラブストーリーは二人の俳優の熱演でさらに際立った。ムン・チェウォンを見つめるイ・ジヌクの眼差しには愛と痛み、おぼろげさがそのまま現れた。出生の秘密を知ったムン・チェウォンは涙を流しながら視聴者を泣かせた。

愛する男の敵の娘であることを知ったキム・スワンとあまり残っていない命に苛立つブラック。お互いを押し出しているが、二人は誰よりもお互いのことを考えている。だからこそもっと切ない二人の愛は叶えられるのだろうか。

記者 : キム・ジヒョン