新曲「キレイに」でカムバックしたガールズグループCLC。実際にビジュアルが曲名通り驚くほど“キレイに”なったが、それは新メンバー投入の効果であった。香港のハイティーンスターだったエルキー(ELKIE)が合流したおかげだ。満17歳のエルキーは香港で子役女優として活動していただけに、特別な美貌を兼ね備えている。

香港で高い認知度を誇るエルキーは、昨年現地のオーディションを通じて抜擢され、K-POPガールズグループでのデビューを目標に、CLCに電撃合流した。「キレイに」で精力的に活動しているエルキーに会い、その感想を聞いた。

―最近はすごく忙しいと思うが？

エルキー：もっと忙しいと嬉しいです。思ったより少しも大変じゃありません。それに「私は大変じゃない」と思えば、本当に大変じゃなくなります。ポジティブに考えれば、世の中はさらにキレイになることができます。この頃、テレビで歌って踊るのがとても楽しいんです。練習生生活をしていた時も諦めたいと思うことは一度もありませんでした。

―香港でもHONEY BEESというガールズグループで活動していたそうだが？

エルキー：ああ、それは実際に活動したのではなく、趣味のようなものでした。レッスンに通って、クルーとして活動しました。実は香港では歌手よりも女優としてもっとよく知られています。

―それでは、香港でどのように女優業をしていたのか聞かせてほしい。

エルキー：9歳の時にデビューしました。子供の頃から芸能界のお仕事が大好きで、私から両親にやりたいと言いました。私が出演したドラマが韓国で放送されたこともあります。「On Call 36時間 シーズン2」というドラマですが、歌が下手な音痴の役を演じました。だから香港の方の中には、私のことを歌がものすごく下手な子だと思う人も多いです。

―人気がすごかったでしょうね。

エルキー：そんなことはありませんでしたが、多くの方が知っていてくれました。子役女優が主人公を引き受けることはありませんが、道で会えば私のことに10秒以内に気づいてくれました。写真もたくさん撮って、私の“エルキー”という名前の代わりに役の名前を呼んでくれたりもしました。

―香港で活動していた時より、もっと可愛くなったという反応が多いそうだが。

エルキー：以前よりも4キロ減量したからそう言われるみたいです。私はよく食べて、運動も頑張りながら過ごします。それから、香港ではメイクをしなくてもドラマを撮影できるのに、韓国ではそうはいかないでしょう？ 仕事があるたびに美容室に行って、髪のセットやメイクもしてもらいます。だから可愛くなったと見られるのでははないでしょうか？

―では、韓国ではどのようにデビューすることになったのか？

エルキー：もともと歌とダンスがすごく好きだったんですが、チャンスがあってオーディションを受けることができました。当時、少女時代のテヨン先輩の「近く(Closer)」という曲を歌いました。前から韓国ドラマも好きで、すごく関心があったんです。ロールモデルはAilee先輩です。いつか歌も本当に上手に歌って、ダンスも上手に踊る歌手になりたいです。頑張って努力しています。

―デビューステージはどうだったか？ たくさん緊張しそうだが。

エルキー：緊張するだろうなと思いましたが、思ったより緊張しませんでした。結果的には気に入りました。練習の時が100点だったら、実際のステージでは60点ぐらいしか出ないといいますが、私は70点以上はあったと思います。その程度ならいいです。その日に限って気持ちも良くて、楽しくて面白かったです。

―以前からあるガールズグループに一歩遅れて投入されるという点で、心配もあったと思うが。

エルキー：いいえ、とても嬉しかったです。もともと香港にいる時もCLCのファンだったんですよ。学校では携帯を使ってはいけませんが、CLCの新曲のミュージックビデオが出たというので、学校のトイレでこっそり見るほどでした。だからCLCのメンバーになることができると聞いて、「キャ～」と大声を出しました。すごく幸せで。

―実際に韓国で活動し、生活するのは大変じゃないか？ どうしても外国だから。

エルキー：私はもともと、どこででもうまく適応できます。グループでも“ハッピーウイルス”を担当しています。あ、もちろん辛いものをあまり食べられなくて、苦労はしました。メンバーが「トッポギを食べに行こう」という時も、ものすごく慌てましたね。美味しいのにあまり口に入りませんでした。でも全部そんなことも経験で、練習だと思います。それにメンバーがとてもよく面倒見てくれます。みんな仲が良くて、私たちの宿舎もかなり良いですね。初めに宿舎にきた時、『韓国の家はもともとこんなにいいの？』と思いました。香港でそのようなアパートを持っている人は、全員お金持ちです。

―韓国語もかなり上手だ。

エルキー：香港にいる時、特に勉強したことはありませんでしたが、あまりにも韓国ドラマをよく見ていたので、よく聞いたんです。韓国語の勉強はとてもおもしろいです。それでも「(子音が前に来る場合の)～を」と「(母音が前に来る場合の)～を」を区別するのはまだ難しいです。いつか韓国語がもっと上手くなれば、演技もしたいです。

―香港では勉強ができる方だったのか？

エルキー：いいえ、クラスでちょうど真ん中ぐらいでした。生物、化学、経済などを勉強しましたが、私の適性と合わなかったようです。時間を戻せたら、音楽、体育、芸術を専攻したいです。

―家族に会いたくないか？

エルキー：会いたいですが、大丈夫です。しっかり我慢しています。メッセージもよくやり取りします。お姉さんは今やほとんど私のファン同然です。動画を毎日探してキャプチャーして送ってくれたり、「今日は表情が良くなかった」とコメントしたりもします。

―これからの活動計画や目標のようなものがあれば。

エルキー：私はよく分からないですが、周りの方が「君って本当に面白い」と言ってくださいます。だからバラエティ番組に出たいです。私の多様な姿をお見せしたいです。私の顔立ちが女性らしいという理由で、私が笑わせる子だと思えない場合が多いようですが、私はすごく気楽で気さくです。

―最後に香港のファンに一言。

エルキー：もう少し待っていてください！ まだ完璧ではありませんが、さらに最善を尽くして実力的に成長したところをお見せします。今後、香港でも活動する計画があるので、たくさん期待してください！