俳優イ・ビョンホンのファッショングラビアが公開された。

イ・ビョンホンはスタースタイルマガジン「HIGH CUT」のグラビアを通じて特有のカリスマ性溢れる魅力をアピールした。悪人演技の第一人者、イ・ビョンホンをより親しみやすく収めたグラビアだった。

映画「インサイダーズ／内部者たち」のアン・サング役も、グラビアから感じられる。悪人に似合わないおもちゃの銃、小さなティーカップ、クマのぬいぐるみ、モヒートのアイスクリームの小道具などを活用し、ユーモラスな雰囲気を演出したのも印象的だ。特に赤い壁を背景に顎に手を当てたまま、カメラを見つめるカバーカットでは、穏やかさと強烈さが共存するイ・ビョンホンの魅力が感じられる。

グラビア撮影後に行われたインタビューでイ・ビョンホンはアカデミー賞と俳優アル・パチーノ、妻のイ・ミンジョンについて語った。

アカデミー賞の前日にイ・ビョンホンはアル・パチーノと一緒に食事をした。「アル・パチーノに(明日の授賞式のため)とても緊張していると言ったら、彼は『それは当たり前なことだ。私もアカデミー賞に参加するのは緊張する』と言ってくれた」と話した。

続いて「パニック障害のようなものが少しあると明かす前に彼が先に(僕の症状に)気づいた。『息苦しくなったりするのか』と聞き、『撮影のときは緊張しないじゃないか。だったら、授賞式のステージに劇中のキャラクターに扮して立ってみたらどうだ？』と言ってくれた。彼のその話が理解できた。パニック障害や深刻な緊張感は僕が僕としてどこかに立つときに起こるものだった」と明かした。

イ・ビョンホンとアル・パチーノは映画「ブラック・ファイル 野心の代償」で共演した。イ・ビョンホンは「下澤慎太郎監督がデビュー作を撮ると言い、アル・パチーノをキャスティングし、アンソニー・ホプキンスも出演を協議中だと言っていた。アル・パチーノが出演すると聞いて心の中では既に答えは出ていた。いつまたアル・パチーノと共演できる日が来るだろうかと思った」と当時を回想した。

ドラマはほとんど見ないというイ・ビョンホンは「最初から最後まで見たドラマは、僕が出演したドラマと『砂時計』だけだった。そして今は妻の出演中のドラマも全部見ている」と明かした。彼はイ・ミンジョンがドラマや映画の出演を準備しているとき、家に台本の練習に付き合ったことがあるのかという質問に「僕がいくら台詞を合わせてあげようかと聞いても、曖昧に答える。ちょっと恥ずかしがっているようだ」と笑った。

イ・ビョンホンのグラビアは「HIGH CUT」170号を通じて楽しむことができる。