Tiny-G ドヒ「俳優病と言われ、悔しくて腹が立った…悪質なコメントもありました」

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写真=キム・ソンジン
Tiny-Gのドヒの身長は152cmだ。顔が小さいため、実際はテレビで見るよりも小さい。“コンスン”という配役に相応しいイメージだ。これに本人は「背が低いのがコンプレックスだ。しかし彼氏は身長があまりにも高いと困るから180cm未満の男性が好きだ」と笑った。

背は低くても強いドヒだ。いわゆる“俳優病”にかかったと言われるドヒだ。tvNドラマ「応答せよ1994」の出演で人気が高まると、横柄になったと言われる女優。歌手活動の変わりに演技だけに専念しようとするというチラシ(ゴシップ性の高い情報誌) も出回った。「私も聞いた。正直言って悔しくて、困惑した時期だった」と明かした。

「悪質なコメントが私の悪い点や足りない部分についての内容なら言うことがないです。『より成長した姿を見せよう』と思うからです。しかし、事実ではないことを書き込まれるのは、私も人間なので悔しくて腹が立ちます」

tvN「SNL KOREA」に出演した際に“俳優病”について自ら言及し、笑いを誘ったのも「私が本当に俳優病にかかったとしたら、そうすることができなかったでしょう。解明ではないですが、言いたかったです」と話した。

実は“俳優病”にかかり、横柄な態度で天を突くには背が低いドヒに“スター”という星がいっぱいある空はとても遠い所にある。

「応答せよ1994」で得た人気もすぐに衰えた。たまにバラエティ番組に出演して方言や悪口演技を披露したが、これも繰り返して披露すると、人々の関心も減った。“俳優病”になれる“スター”でもなかったわけだ。そのような状況で力になったのは、ドヒのように小さいが、心強い声だった。

「応援してくれる方々もいました。10人が悪質なコメントを残したとしても1人が応援コメントを残してくれると力が出ました。他の芸能人がこのように話したら私も『嘘でしょう?』と話したはずですが、私自身がそのような状況に見舞われたら、本当に大きな力になりました。どんな方がコメントを残したかは私も分かりませんが、応援コメント一つ一つに力を得て『大丈夫だ』と慰められました」

歌手という夢は、後ろ向きの性格のドヒがテレビでBoA、godを見て漠然と育てた。幼い頃から才能がなかったし、「綺麗だ」と言われたこともまったくなかった。歌手としてデビューするのは文字通り、夢のようなことだった。

麗水(ヨス) で暮らし、ソウルに上京することも大変だった。そんな中、実用音楽学院に通っていたある日、今の所属事務所のオーディションを受けた。そして、1年半の練習生生活を経てTiny-Gとしてデビューした。

夢のようなデビューだった。Tiny-Gとして初めてステージに立った瞬間を思い出しながらドヒは「胸がワクワクしました。ダンスは思い出せないですが、ステージから降りた後もワクワクし続けました」と話した。

「歌手活動に未練がないと話したら、それは嘘でしょう。本当に幼い頃から夢見ていたのが歌手でした。ステージに立つことができないとしても、いつかはアルバムを発表したいです」

天を突くことはできなくても、小さい体で黙って、ゆっくりと前に進んでいるドヒだ。

「応答せよ1994」では監督の要請で演技レッスンも中断した彼女が、MBC週末ドラマ「我が家のロマンス」ではユン・ジョンエ(チャ・ファヨン) の店で働く素直な女性コンスン役を演じ、ジョンエの息子カンジェ(イ・テソン) に向かって哀切で胸を痛める初恋を見せた。同じく方言を使うキャラクターだったが、「応答せよ1994」の時とは異なる演技を披露するために努力し、実際に今は“ユンジン”より“コンスン”の方がより相応しい。

ドヒにとっては二つの作品いずれも忘れられない思い出だ。「応答せよ1994」については「すべてが初めての、初体験でした。一つ一つ全てが大事で、今後も私の記憶に残っていく初の作品です」と話した。「我が家のロマンス」はパク・ヨンギュ、チャ・ファヨン、ユン・ミラ、チャン・ソヒ、キム・ソクフンなどベテラン先輩たちと共演したにもかかわらず、「皆優しくしてくださり、多くのことを学ぶことができた作品でした」と感謝の言葉を伝えた。

ドヒという名前は、都のド(都) に輝くのヒ(熙) という意味だ。“都を輝かせて”という意味で母親がつけてくれた。名前のようにドヒは、麗水のプライドになった。

「応答せよ1994」の時、明洞(ミョンドン) の街でフリーハグを行い、多くの人たちを小さい体で頑張って抱きしめた。麗水で小さい体の中に大きな夢を抱いていたその少女が、いつの間にか人たちに温かさを伝える人になっていた。

そして、その姿を遠くから母が見守っていた。

「今回『我が家のロマンス』に出演した時も親が喜んでくれました。『うちの娘がMBCに6ヶ月も出演した』と自慢したと話しました。私が親孝行ですって?全く違います」

記者 : イ・スンロク、MBC