「応答せよ1988」Girl's Day ヘリ、私たちのドクソン

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

2015年5月18日、tvN「応答せよ1988」のキャスティングの結果が報じられた。「応答せよ」シリーズの3番目の主人公たちに熱い関心が注がれるのは当たり前だった。でも、大衆の反応はよくなかった。期待が大きかっただけに、残念な声が高かった。すべての鋭い矛先は女性主人公のGirl's Dayのヘリに向かっていた。

2015年11月6日、「応答せよ1988」の女性主人公であるソン・ドクソンが世の中に姿を現した。第1話だけでヒロインのヘリに注がれた冷たい視線が嘘のように消えた。ヘリはソン・ドクソンそのものだった。視聴者はドクソンの愛らしい姿に魅了され、ドクソンの無邪気な笑顔に一緒に笑った。ドクソンが涙を流す時は一緒に胸を痛めた。キム・ジョンファン(リュ・ジュンヨル) とチェ・テク(パク・ボゴム) がドクソンを愛した気持ちと同じぐらい、視聴者もドクソンを愛した。

2016年1月末、双門洞(サンムンドン) を離れたヘリに会った。この1年間、ソン・ドクソンとして生きたヘリはドクソンと別れることが寂しいと話した。だが、インタビューの間、ヘリからドクソンのような姿が感じられた。無邪気な笑顔、前向きな思考、家族を思う気持ちなど多くの部分がドクソンと似ていた。ひょっとしたら、視聴者は過去3ヶ月間、“ドクソンらしい”へりを愛していたのかもしれない。

―6ヶ月近く暮らした双門洞を離れました。ドクソンに大きな愛情ができたと思いますが、どうですか?

ヘリ:心の中ではドクソンを送らなければならないと思いますが、思った通りに簡単に送ることはできなさそうです。ドクソンはこれからもずっと心に残り続けそうな友達です。だから、今無理に送りたくありません。本当にたくさん準備したし、愛しくて可愛い友達なので別れが寂しいです。

―「応答せよ」3番目のシリーズの主人公がヘリというニュースが報じられた後、心配する声が非常に大きかったです。そんな心配の声は気にならなかったですか?

ヘリ:本当に心配する人が多かったです(笑) 私が思ったよりはるかに多くの方が心配しているから私まで心配してはいけないと思いました。それで、たくさんのことを着実に準備しました。

―ドクソンになるためにどんな準備をしましたか?

ヘリ:本格的な撮影に入る前から監督と2人で台本の読み合わせをたくさん行いました。一週間に2~3回ぐらいやりました。監督と一緒にどうやったらドクソンをより愛らしく表現できるかについて研究しました。それで、撮影前からドクソンと仲良くなった気がします。監督は撮影現場でも細かくディレクティングしてくれました。本当に几帳面で繊細な方です。直接演技を見せてくれる時もありました(笑)

―シン・ウォンホ監督と一緒にドクソンを作ったんですね。監督と演技の練習を行いながら最も多く言われたことはなんですか?

ヘリ:まず、壊れることを怖がる必要はないと言われて、ありのままの演技をお願いされました。他に演技レッスンを受けることも望まれなかったです。監督と演技を準備する時、私がドクソンと同じだと言われました。その時は「私はドクソンより賢いのに何が似ているんだろう?」と思いました。そしたら、私が出演した「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」をもう一度見てほしいと言われました。監督の話を聞いて再び「本物の男」を見たら、「どうしてあんなにバカみたいなんだろう」「どうしてあんな表情をしているんだろう」「あの時、どうしてあんな行動を取ったんだろう」と思いました。監督はリアリティ番組や観察バラエティ番組でドクソンと似ている私の姿を早く発見して、私からそんな姿を再び引き出そうとしたようです。私も知らない私の姿を監督が知っていることが不思議でした。

―“私も知らない私の姿”にはどんな姿がありますか?

ヘリ:例えば、ドクソンがへっぴり腰になって人の顔色を伺ったり、怒られる直前の怯えた表情や普段浮かべるバカのような表情が私の普段の姿と似ています。また、たくさん笑って、涙が多くて、無邪気な姿も似ています。私は自分が普段そんなに無邪気な姿であることを知らなかったです。

―キム・ソンギュンとドクソンのお笑いコンビも「応答せよ1998」の見どころでした。あの時代の流行語を本当に面白くリアルに言っていましたが。

ヘリ:「応答せよ1998」のオーディションの時、重要な質問の一つが流行語を上手く真似できるかということでした。もう皆が知っているように、ソンギュンとドクソンの呼吸が重要だったからです。あの時代の流行語はまったく知らなかったので、監督が送ってくれた参考資料で、キャラクターを準備したぐらい熱心に流行語を練習しました。準備する時は今の視聴者が1988年のユーモアコードを面白がるかどうか自信がなかったですが、思ったより多くの視聴者が真似してくれてとても驚きました。

―それでも、Girl's Dayのメンバーなのに、ドクソンを演じながら可愛い姿をたくさん諦めました。

ヘリ:それが歌手と俳優の違いだと思います。Girl's Dayとしてステージに上がる時は濃いメイクをして、まつげもすぐ飛んでいきそうに作ってこそ自分が輝くと思いました。でも、「応答せよ1988」に出演しながら考えが変わりました。ドクソンはその時代の高校生だからメイクをするのはあまり似合わないじゃないですか。ドクソンはメイクをほぼせず、おかっぱの髪が似合うキャラクターだということを納得するようになったら、自然に可愛い姿は気にしないようになりました。また、監督がそれを上手く撮って、可愛く作ってくれました。監督だけ信じました。撮影当時は知らなかったですが、放送後には皆がドクソンを可愛く見守ってくれました(笑)

―“双門洞5人衆”の中で実際には末っ子でしたが、年の差が大きい俳優たちの間で大変なことはなかったですか?

ヘリ:むしろ年の差が大きくて良かったです。お兄さんたちが妹のように、赤ちゃんのように可愛がってくれる感じを受けました。そうしながらより仲良くなった気がします。お兄さんたちはどう思うか知らないですが……(笑) 実はお兄さんたちは元々知り合いで、私だけまったく親交がなかったから上手くやっていけるかどうか少し心配だったんです。でも、監督が「ビビらないで」と言ってくれました。監督は私が演技の上手い人の間でも気後れしなさそうと思って選んだらしいです。「気後れしないことは分かっているが、それでもビビらないで」と言われました。

―監督が話したように“ビビらず”双門洞5人衆に上手く溶け込んだ気がします。

ヘリ:台本の読み合わせをすると、お兄さんたちがいつも上手だと褒めてくれたからです。お兄さんたちからたくさん助けられました。お兄さんたちのそばで「あ、こんな部分を生かせるんだ」「こんなことがディテールなんだ」などたくさんのことを学んで、感心した部分が多いです。特に、(イ)ドンフィ兄さんが「ドクソン、最高だ。君は最高の女優だ」とたくさん励ましてくれました。そんな褒め言葉がたくさん役立ちました。「こんなに上手なお兄さんたちが私に最高だって!」と思いました(笑)

―褒め言葉の力だったんですね。第1話から期待以上の演技力を見せてくれました。特に、「どうして私だけドクソンなの?」と悲しみが爆発するシーンは今も記憶に新しいです。

ヘリ:そのシーンのために本当にたくさん準備しました。今も台詞をすらすらと言えるぐらいです。監督は本当に悲しみが爆発するような演技を望みました。でも、台本の読み合わせの時はいくら頑張ってもそのシーンで涙が出なかったです。上手くできるかなと心配しましたが、いざ撮影が始まって、ケーキのろうそくに火をつけたらその時から涙が出始めました。本来は演技をする時、泣いてはいけないらしいです。台詞を伝えることが難しくなって、感情がこみ上がると何をしているのか分からなくなるからです。それで、一人で「どうしよう」と思いながら、ずっと台詞と母、父だけ考えてその瞬間に没頭しました。

―その感情があまりにもリアル過ぎで、ひょっとしがら実際にも2番目なのかなと思いました。考試院(コシウォン:各種国家試験を受ける全国の受験生たちが集まって勉強できるように作った長期宿泊施設) で姉が暮らす姿を見て号泣するシーンを見た時も涙が出そうになりました。

ヘリ:そのシーンは台本を読む時から心を一発殴られたような感じを受けました。実際に2歳下の妹がいるからです。私は妹に対する愛情が大きいです。妹が言うことなら何でもしてあげようとする姉なんです(笑) 私の妹が考試院で生活するという想像をしたら、とても悲しくなりました。そのシーンは台本を読んだ時から涙をたくさん流しました。

―2番目じゃなかったんですね(笑) それでは、ドクソンよりもボラ(リュ・ヘヨン)にもっと没入できたと思いますが。

ヘリ:ドクソンを演じながら、「もしヘリム(妹) がこんな気分ならどうしよう」と考えたことが多いです。私が芸能人だから妹が被害を受けることもあるだろうと少し心配しています。それにこの間、妹からソン・ボラと同じだと言われました(笑) 私は一度もそう考えたことがないのに、ボラがドクソンにああしろ、こうしろという言い方がそっくりだそうです。劇中のように喧嘩が多い姉妹ではないですが、私が姉であることは間違いないみたいです。

―個人的に第19話でドクソンと兄弟たちが退職した父に感謝状を伝えるシーンは胸にジーンときました。

ヘリ:そのシーンにもビハインドストーリーがあります。そのシーンを撮る前まで約5日間ぐらいを徹夜で撮影しました。目が自然に閉じてくる状況でエナジードリンクとコーヒーで耐えながら撮影を行っていたのに、突然監督が私に感謝状の内容を読みなさいと言ってきました。本来はキム・ソンギュン先輩がその感謝状を読む予定だったんです。監督にこれを読んだら涙が出て読めないと言いましたが、「これを読んで泣いてという意味だ」と言われました。涙が出るかもしれないという心配と先輩たちが多くて緊張していたからか、私がその感謝の牌を落としてそれが割れました。それを再び直すために撮影が遅延されて、リマインドウェディングから感謝状を渡すシーンまで約10時間ぐらいを撮影しました。どうやって撮影したのか覚えていません。撮影が終わった後、先輩たちに本当に申し訳ないと謝りました。でも、「ドクソンが上手く読んでくれて涙が出た」と言ってくれて本当に感謝しました。

―両親にとってはどんな娘ですか?

ヘリ:いつも話していることですが、私が働く原動力は家族です。私は芸能人としてデビューした理由の中には家族もあります。長女として責任感のようなものがあります。うちの母は高校の時、ソウルに上京しましたが、それが少し遅かったと思ったようです。それで私は幼い頃、田舎に住んでいましたが、中学校の時にソウルに引っ越して来ました。ソウルの小さな家で4人家族が7年間住みました。田舎に住んでいた時はうちが貧しいと考えたこともなかったのに、ソウルに来たら格差が感じられました。それで、熱心に勉強しました。うちの家族のためにいい家に引っ越したいと思ったからです。両親は私がそんなことを考えると、小さい子どもがそんなことを考えているととても悲しがりました。

―それでは、いつ芸能人になりましたか?

ヘリ:キャスティングの提案はその前から受けていましたが、芸能人は難しい職業だと思って何度も断りました。漠然と芸能人になりたいと考えたことはあっても、熱心に芸能人を準備したことはなかったからです。また、芸能人はきれいで、ハンサムで、かっこいい人がやることと思って私と似合わないと思いました。そうしているうちに、今の会社の代表に出会って、Girl's Dayをやってみようという提案を受けました。皆、優しい方に見えて、いい感じがしました。これはやらなければならないという気がしました。そうやって17歳の時、デビューすることになりました(笑)

―どんな演技をする時が一番大変でしたか?

ヘリ:涙の演技が一番難しいです。様々なカットを撮るから、そのたびに泣かなければならないんです。涙の演技自体が撮影序盤には難しかったですが、後には泣いてはならないシーンでも泣きました。「こうすれば感情がもっと悲しくなるんだ」と学びながらやった気がします。後には監督も演技がたくさん伸びたと褒めてくれて本当に嬉しかったです。

―「果たしてドクソンの夫は誰なのか?」は全国民の関心事でした。ヘリさんは夫がテクであることをいつ知りましたか? 結末に満足したのかも知りたいです。

ヘリ:テクと映画を見に行こうとしたドクソンが約束がキャンセルになった後、「最近上手くいくことがない」とつぶやきながら読書室の階段を上るシーンがありました。そこで、ドクソンがどうしてこんなことを言うのか気になりました。それで監督に聞いたら、「テクが夫だから」と言われました。それを聞いて少し混乱しました(笑) 私が以前までどんな行動をしたのか考えるようになって、これからどうすれば視聴者を説得できるか悩むようになりました。少しだけ早く知っていたら、監督に少しだけ早く聞いてたら、もっと違う演技を見せられたのにという心残りがあります。でも、すべての人を満足させる結末はなかったと思います。私はただドクソンが幸せであればいいです(笑)

―“オナムリュ(どうせ夫はリュ・ジュンヨルの略語)”“オナムテク(どうせ夫はテクの略語)”の証拠はドラマの中で簡単に見つけることができた反面、ドクソンの心はなかなか読めなくて残念でした。

ヘリ:視聴者がドクソンを“クムサパ(すぐ恋に落ちる)”と言う時が一番悔しかったです。ドクソンは愛情の欠乏が激しかった人物です。自分はいつも2番目で、どんなことでも愛情を受けられずに育ったと思う人物なので、自分が好きだと言ってくれる人には「私も好きだ」と言うキャラクターでした。その時代の18歳が愛について分かるはずがないんです。でも、ドンリョン(イ・ドンフィ) との会話を通じて自分が好きな人が誰なのか分かるようになったんです。テクはドクソンがずっと気になっていた友達でした。ご飯は食べたのか、寒くないのか、薬は飲んだのか、ちゃんと寝ているのかなど、テクのすべてがドクソンの関心事でした。ドンリョンから「君が好きな人は誰なのか考えてみて」と言われた後、テクが好きであることに気づいたんです。

―ジョンファンの最後の告白を残念に思った視聴者が多いです。もう少しだけ早く告白すればよかったのに。

ヘリ:ドクソンもソヌ(コ・ギョンピョ) よりはジョンファンのことがもっと好きだったのは間違いないですが、それは幼い頃の初々しい恋だったと思います。5年後、ジョンファンが告白するシーンでドクソンの表情を見れば分かります。ドクソンもジョンファンの告白が本気であることを知っています。でも、5年も過ぎた可愛い思い出、大切な思い出として残った恋の気持ちについて話しているだけなんです。ジョンファンの純情を聞いて「そう、私たち本当に良かった。初々しくて可愛かった」と考えているのがヘリの表情に表れます。

―最初から夫が誰なのか知りたくはなかったですか?

ヘリ:教えてくれなかったです。確かに、監督と脚本家は誰が夫になってもおかしくないようにストーリーを作っていきました。でも、私の立場では遅く気づいたことが残念です。早く知っていたら、もう少し上手くキャラクターを作っていけたのにと思うからです。

―周りからも夫が誰なのかたくさん聞かれたでしょう。

ヘリ:私は最後まで知らないと言いました(笑)でも、私は当事者だからか私にはあまり聞いてこなかったです。その代わり、マネージャーやスタイリストに聞く人がとても多かったようです。でも、スタッフたちも絶対に言わなかったらしいです。夫の正体は超特級の秘密になっていたのに、最後にスポイラー(ネタバレ) がすごく多くて悔しかったです。私たちが何日も徹夜して本当にたくさんの力を入れた部分がネタバレの記事によって一瞬に水の泡になってしまうからです。また、それは作る立場でも悔しいことですが、視聴者の立場でも残念なことです。本当に残念でした。

―テクがドクソンの夫であることを知らせてくれた“ホテルのキスシーン”がとても濃厚でした(笑)

ヘリ:2~3時間くらい撮りました。二人ともキスシーンが初めてでした。ボゴム兄さんはチューするシーンは撮ったことがあるが、キスは初めてだと言いました。夢の中でするキスシーンを撮る時はすごく恥ずかしかったです。でも、いざやってみたらただの演技でした。「あ、みんなキスシーンはこうして撮っているんだ」と思いました(笑) ホテルのキスシーンはドクソンとテクがお互いの気持ちをついに確認するシーンなので、どうすればもっと美しく映るかたくさん悩んで、練習もたくさんしました。向かい合って座った方がいいか、横に座った方がいいか、手はどうすればいいかなど、本当にたくさん悩みました(笑)

―ヘリさんの実際のタイプはジョンファンとテクのうち、どっちに近いですか?

ヘリ:私は欲張りなので2人をミックスしたいです。本来はジョンファンのように神経質だが、私だけ愛してくれて、温かい魅力がある人が好きですが、ジョンファンは神経質な部分がとても強いです。甘える余裕をまったくくれないからです。それで、テクの優しくて純粋な面をジョンファンの魅力と組み合わせればいいと思います。テクは世話をしなければならない部分が多いから適切にミックスした方がいいと思います(笑)

―インタビューをすればするほど、ドクソンはヘリさんにとってオーダーメイド服のようなキャラクターだった気がします。女優ヘリはこれからが始まりだと思います。今後どんな女優になりたいですか?

ヘリ:「このキャラクターはヘリじゃないとできない」という話を聞くと、とても嬉しくなります。そんな話を聞くたびに視聴者と一緒に作品に夢中になって、共感しているという感じを受けます。共感能力が大きな女優になりたいです。今後も視聴者と共感できる女優になりたいです。

―次回作について自然に考えていると思いますが、違うキャラクターに挑戦してみたいと思っていますか?

ヘリ:次回作についてはまだ考えていません。私自身がまだ演技する時に余裕がない気がするし、また私は演技が上手な人ではないと思うからです。だから、私が演じられないと思うキャラクターに挑戦することは難しいと思います。すべての俳優がそう思うかもしれませんが、私は「応答せよ1988」に出演しながら本当に良い仲間やスタッフに出会って嬉しかったです。次回作もどんなキャラクターを演じるかよりは、心がよく合う良い人々に出会って一緒に作品に愛情を注ぎたいです。

―最終回の最後のシーンでドクソンが廃墟になった双門洞の小路を歩き回る途中、テクの部屋に友達が集まっているのを見て「みんなどうしてここにいるの?」と泣きそうになったことが本当に印象的でした。自然にドクソンの気持ちに没入しました。

ヘリ:ワンテイクで撮ったシーンでしたが、撮影の間ずっと涙が出ました。胸にじんと来て、余韻が強いエンディングでした。大人になったドクソンが双門洞を見回っている途中、再び思い出に出くわすシーンだからです。そのエンディンシーンは今後もずっと記憶に残ると思います。

―「応答せよ1988」で1988年の双門洞の小路を経験しましたが、ヘリさんが考えるその時代の町の雰囲気はどう定義できますか?

ヘリ:私が感じるに双門洞の小路はまるで大きな家族のようです。隣人という言葉よりもさらに深い仲ということをたくさん感じました。お互いにどんな事情があるのかみんなが知っているからです。今では想像もできない生活ですが、少しの間ですがソン・ドクソンとして生きながらそんなことを感じることができて感謝しました。とても恋しくなると思います。

記者 : ユン・ジュンピル、写真 : ク・ヘジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン