“1年5ヶ月ぶりにカムバック”WINNERが語るWINNER、iKON、BIGBANG

OSEN |

写真提供=YG ENTERTAINMENT
“WINNER is WINNER”そして“WINNER=WINNER”だった。カムバックと同時に1位を独占し、トップの座を証明した点でWINNERであり、他のグループが思い浮かばない独特のカラーを持っている点でもWINNERはWINNERそのものだ。

約1年5ヶ月ぶりだ。久しぶりにカムバックしたWINNERがYG ENTERTAINMENTの2016年のトップバッターとしてスタートを切った。2月1日0時、新しいミニアルバム「EXIT:E」を公開し、本格的にカムバックした。

成績は見るまでもなく“パーフェクト”。WINNERの新曲「BABY BABY」は韓国最大の音楽配信サイトMelOnを始め、genie、Olleh Music、NAVER MUSIC、Soribada、Bugs!など主要音楽配信チャートでリアルタイム1位を獲得した。また、もう一つのタイトル曲「SENTIMENTAL」もMnetの1位を始め、複数の音楽配信サイトで2位を獲得し、良い成績を残した。他にも「IMMATURE」「I'M YOUNG」などの収録曲も上位に入り、チャートを独占した。

久しぶりのカムバックだったため、これまでのストーリーや曲の制作過程などが気になった。アルバムの公開と同時に1位を獲得した感想から、ライバルiKONに関する話、先輩グループBIGBANGに関連した踏み込んだ質問に至るまで、WINNERは率直に答えた。

以下、アルバム発売当日にソウル麻浦(マポ)区西橋洞(ソギョドン)のカフェで行われたインタビューの一問一答である。

―カムバックした感想をお願いします。

カン・スンユン:1年5ヶ月ぶりにアルバムを出すことになりました。すごく感激しています。この1年5ヶ月の時間が頭を駆け巡ります。昨日もアプリ「V」で生配信をしながら少しぐっときました。感慨深いです。1年5ヶ月待ってくれたファンにも感謝しています。ブランクの間、ただ休んでいたわけではなく、心を込めた音楽を作るために長い時間を投資しました。よりしっかりしたアルバムを持って帰ってきました。

―今まで何をして過ごしましたか?

カン・スンユン:絶えず曲を作って練習して、ウェブドラマにも一本出演しました。

ナム・テヒョン:ギターを習い始めて、楽器のレッスンも受けて、個人活動もしました。そしてほとんどの時間は作業室にいました。

ソン・ミノ:「SHOW ME THE MONEY 4」に半年以上投資したと思います。それからずっと曲を作りながらアルバムの準備をしました。

イ・スンフン:いつも曲の作業をしていました。宿舎に滞在し、個人的に時間を過ごしました。

キム・ジヌ:外国語のレッスンを受けて、ドラムレッスン、ボーカルレッスンもして、日々成長していく姿をお見せするために準備しながら元気に過ごしました。

―音楽配信チャート1位を独占しましたが。

カン・スンユン:1位になったことに感謝しながらも、謙虚に受け止めています。

ナム・テヒョン:2曲作りましたが、この曲を1位にしなきゃと思って作った曲ではありません。ランキングにはこだわりませんでした。でも、どうしても人間だから良い成績を上げられるんじゃないか期待もして……すごく緊張しました。メンバーたちもスタッフたちもすごく苦労したからです。それを考えると、ランキングにこだわらなかったとは言えませんね。

―歌詞と曲を書くときに集中した部分はありますか?

ナム・テヒョン:心を込めて書こうと本当に努力しました。

―デビューアルバムが成功したため、プレッシャーもあったと思いますが。

カン・スンユン:評価というものは非常に主観的な影響が大きいので、前回のアルバムが僕達にとって満足できるものだったか考えてみると、成績は良かったものの、一曲一曲すべてに満足できる結果ではなかったと思います。未熟さを感じたため、さらに曲の制作を一生懸命やりました。1年5ヶ月のブランクはある意味感謝すべきことです。時間がかかっただけに、成長しながら良い音楽を作り出せたと思います。僕たちなりに少し成長したと思います。

―曲の制作はどのようにやっていますか?

ソン・ミノ:曲を作る時、全く路線などは決めていません。何かに制限を設けて閉じた状態で始めると閉じ込められてしまうので、そんな基準を置かないのです。それぞれ感じるがままに、解放しておくのです。

―WINNERはどんなカラーを持っているか、自評するとしたら?

ナム・テヒョン:僕達のカラーとおっしゃいましたが、僕達は何か飾ったり、トレンディなものを流行させようという気はありません。メンバーたちが作業しているのを見ていると、自分が考えたことや気持ちをなるべく多く反映させるために頑張っているように思います。

カン・スンユン:突然ヒップホップをして、ダンスを踊る可能性もあります。カラーを決めて曲を作っていませんから。

―「BABY BABY」のカバーに錚々たるミュージシャンたちが参加しましたが、プレッシャーはありませんか?

カン・スンユン:すごく不安でした。本当に心配しました。あまりにも有名な方々で、実力も本当に優れた方々なので……実は、正直自分の歌のほうが下手だと思います。カバーが公開された時、すごく心配しました。先入観ができて、かえって反感を買うのではないかと。結果的に僕達の曲を知っていただくきっかけになって、感謝しています。

―今回はパフォーマンスも見られるのですか?

ナム・テヒョン:「SENTIMENTAL」は面白いパフォーマンスを披露するためにダンスも準備しました。数日後にテレビでステージを初披露しますが、その時ダンスをお見せできると思います。注意して見ていただければと思っています。部屋で「SENTIMENTAL」のダンスを踊ると、ストレスが吹っ飛んでいくと思います。ただ、一人でいる時に踊らないといけません。

―「EXIT」はどんなプロジェクトですか?

カン・スンユン:まだ僕達もよく分かりませんが、「EXIT:E」のアルバムを発売したので、さらに3回アルバムが発売されると思います。ミニアルバム形式で今年の1年間はビシバシ活動するつもりです。もっと様々な姿を披露するというプロジェクトです。曲などは明確に決めてはいません。その時まで良い曲を作るために努力しています。具体的なことについては追ってお話します。

―iKONが活動するのを見て、どんな思いでしたか?

カン・スンユン:僕達はすごく仲が良いのですが、見かけ上はライバルですね。僕達同士は切磋琢磨しあうグループです。最近iKONが韓国で単独コンサートをしたじゃないですか。果たしてこの単独コンサートの話を聞いて、どんなに嫉妬するんだろうと思いました。でも、いざコンサートが開催されて、ステージを映像クリップで見たら、カッコいいと思いました。何も言えないほど……彼らが先にコンサートをやって、僕らが後でやるので、結局はWin-Winだと思います。僕達も単独コンサートを予定しています。

―ヤン・ヒョンソク社長がサポートしてくれましたか?

ナム・テヒョン:すごく気を配っていただいて、感謝する限りです。ミュージックビデオのストーリーまで社長から意見をたくさんいただきました。おかげでよりクオリティの高い物ができたのではないかと思います。自然に良い姿を見せようにと言われたのが記憶に残ります。

―ナム・テヒョンのソロ曲「I'M YOUNG」はどのようにしてできた曲ですか?

ナム・テヒョン:心から湧き出てきて書いた曲です。実は、発表しようと思った曲ではなかったのですが、社長が偶然聴いてセレクトしました。だいぶ前に作っておいた曲です。最初に“ナム・テヒョンソロ”と書かれているのを見て驚きました。その時感じたのは恐怖です。自分が率直に書いたストーリーが世の中に出ることが怖かったんです。でも、考えてみたら、心を込めた曲で、真心は通じると感じました。

―歌詞にもメンバーたちが参加しましたが。

ソン・ミノ:「天井だけ見つめている」などの歌詞は本当にリアルです。センチメンタルな気分になっている時、部屋で天井を見ていた時、感じた感情です。限りなく何かを描く時など……歌詞はすべて経験をもとに書いています。ブランクの間、一日中部屋にいる時、外に出たら視線を不快に感じる時もあったし、本当に寂しかったのですが、誰かに助けを求めたい、そんな感じ。そんなことを歌詞に盛り込みました。

ソン・ミノ:1stアルバムの時は年齢も若くて経験が不十分だったので想像がもっと入っていたし、小説の作家みたいな感じでした。今も肉付けをして歌詞を書いていますが、もっと本当の経験や感情を表現していると思います。そんな面で成長しているんじゃないかと思います。

―イ・スンフンさんとキム・ジヌさんはソロ曲をやりたいと思いませんか?

イ・スンフン:社長がそんな部分について話してくれています。曲をたくさん作るようにと。実は、既に作ってある物もあります。残りの「EXIT」プロジェクトのソロ曲部分でソロ曲を披露できるチャンスがあると思います。メンバーたちのソロ曲があれば、公演でもレパートリーが出来るので……今後発売されるアルバムでは披露できるのではないかと思います。

―事務所の先輩グループであるBIGBANGから音楽的に影響を受けていますか?

カン・スンユン:曲を作る時に影響しているかはよく分かりません。兄さんたちからいつもインスピレーションを受けてはいます。先輩として事務所の進む道を作ってくださったし、尊敬するアーティストであって、曲を出すたびに成長しているのがすごいと思います。現状にとどまらず10年間成長する姿を見せるのが大きなインスピレーションを与えてくれます。音楽的にももちろんインスピレーションを与えてくれますが、現状にとどまらず成長していることに影響を受けていると思います。

ナム・テヒョン:BIGBANG先輩たちの音楽にこだわり始めると、模倣することになります。社長から言われたのは、君たちは君たちの音楽をやれということでした。実は最初に音楽をする時はYGのカラーを着せられる可能性がありました。BIGBANGらしい、ヒップホップらしい音楽を求められたこともありました。しかし、僕達だけの歌を作ろうという努力をして、社長も君たちの音楽をするのがよく似合うし、人々が喜んでくれているようだと話してくれました。

―ソン・ミノさんの「YGの甲羅を外して」という歌詞が話題になりましたが

ソン・ミノ:「YGの甲羅を外して」は僕の覇気と決意を書いた歌詞です。だからと言って、契約解除などではありません。事務所の力を借りずに自分一人の力でやってみようという考えでした。

―ソン・ミノさんは「SHOW ME THE MONEY 4」の時、大変ではありませんでしたか?

ソン・ミノ:本当に大変だと思った時もありました。だから準決勝で「怖気」という曲が誕生したのだと思います。メンバーや家族たちから元気をもらいました。僕が頼れる人たちですね。たくさん元気をもらって、音楽をする上で責任感を持って臨むことができました。

記者 : チョン・ジュンファ