旧正月特集「デュエット歌謡祭」PDが番組の魅力を語る“高評価に自信”

OSEN |

写真=MBC
「私どもが昨年秋夕(チュソク:日本のお盆にあたる韓国の祭日)、先に『デュエット歌謡祭』を放送したが、他社からもデュエットをコンセプトにした番組があふれ出てプレッシャーがある。だが、うちだけのノウハウがあって自信がある」

「デュエット歌謡祭」の演出を手がけるMBCのプロデューサーカン・ソンアの声から自信がにじみ出ていた。昨年秋夕特集で話題になったMBCパイロット(レギュラー編成に先立ち、1~2回テストとして放送した後、編成を決定する番組)番組「デュエット歌謡祭」を今年の正月連休にも視聴できるようになった。「デュエット歌謡祭」は歌手と一般の人がコンビを組んで最高のデュエットを披露するバラエティ番組だ。

正月特番として戻ってきた「デュエット歌謡祭」は、ガールズグループのメンバーに限られていた参加歌手の幅を広げ、ジャンルを問わず韓国最高の歌手が大勢出演する。

ロックバラード歌手のBUZZのミン・ギョンフン、Apinkのメインボーカルチョン・ウンジ、4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)ロッカーチョン・ジュニョン、トロット(韓国の演歌)女神ホン・ジニョン、Block Bのジコ、EXIDのソルジ、秋夕特番の優勝者MAMAMOOのフィインまで、計7人の歌手が出演する。バラード、ダンス、ロック、トロット、ヒップホップなどジャンルもより一層多様化し、さらに期待が高まっている。

これまでMBCは創造性や個性などを生かし、毎回新しい音楽バラエティを誕生させた。「私は歌手だ」「覆面歌王」などがそうだった。今回の「デュエット歌謡祭」のコンセプトも歌手と一般人の出会いで、新鮮で新しい。

オーディション番組のMCとしてキャリアを積んだ歌手ソン・シギョンと持ち前の笑いのセンスを誇るユ・セユンがMCを務め、期待を高める。歌手らと一般人がコンビを組んでライブを披露するというコンセプトは音楽バラエティとして新鮮で成功率も高い。

「デュエット歌謡祭」の演出を務めるプロデューサーカン・ソンアは25日午後、ソウル上岩洞(サンアムドン)のあるレストランで行われた制作発表会で「正式な編成について話していたが、今年の正月にもう一度パイロットをやってみてまた考えることにした。この頃音楽バラエティが多いじゃないか。また、デュエットをモチーフにしたものもたくさんできた」と残念そうに言った。

その一方で「秋夕のときのノウハウがあるだけに私どもは自信がある。出演者は若くて自分だけの特色を持った歌手だ。若くて豊かなステージを作るつもりだ。一般の参加者の選定はミュージシャンの意見を100%反映した。歌手ごとにそれぞれ好みがある。とてもたくさんの映像を見たし、基本的に歌手たちが直接コンビを組む出演者を選んだ」と話した。
志願者については「声優の方もいたし、アイドル志望者など、あらゆる分野で申し込みがあった。私どもは動画だけを見て歌やダンスの実力を判断するため、彼らのキャリアが重要なわけではない」と説明した。

続けてカンプロデューサーは「歌手ジコとMAMAMOOのフィインへの期待が高い。ジコは本人だけの音楽の世界をはっきり持っているし、編曲も直接するなど、その意志がすごかった。フィインは前シーズンで優勝したためか、今回もっとうまくやらなければならないし、新しい姿を見せなければならないというプレッシャーが大きかった。私も彼らのステージが楽しみだ」と付け加えた。

MCは感性的なバラード歌手ソン・シギョンとセンスのあるトークで愛されるお笑い芸人ユ・セユンが務める。JTBCバラエティ番組「魔女狩り」「アブノーマル会談」で阿吽の呼吸を見せた二人が「デュエット歌謡祭」でもその腕を発揮し、さらに面白い番組を披露すると見られる。「デュエット歌謡祭」は、韓国で2月の旧正月連休に放送される。

記者 : キム・ボラ