ナチュラルで優しく伝わる響きは、感性の深いところをスッと触れた。音色の持つ魅力と、二人のボーカルが出会い、作り上げた相乗効果は期待以上のものだった。予想だにしなかった組み合わせだったので、さらに魅力的だった。

15日0時に公開された、CNBLUE ジョン・ヨンファとソヌ・ジョンアのコラボプロジェクト「交感」は、それぞれの魅力を持つ2つの曲「息」と「花火」で音楽ファンたちの耳を豊かに満たした。ソヌ・ジョンアのハスキーな声がジョン・ヨンファの優しい声と合わさり、美しいハーモニーを完成させた。

「息」は、ナチュラルで穏やかながらもジョン・ヨンファとソヌ・ジョンアの魅力をうまく生かしている。早くからソヌ・ジョンアと音楽作業をしてみたいと話していたジョン・ヨンファは、ソヌ・ジョンアを考えながら曲を完成させた。切ない感性よりは、淡々と過ぎ去った愛の瞬間を描き、気楽に聞くことができる。だからといって軽いのではなく、感性の深いところを刺激する。

特に、力を抜いたジョン・ヨンファの淡白な歌い方が、かえって心を揺るがす。ソヌ・ジョンアとジョン・ヨンファの音楽的な交感が、聞き手にもそのまま伝わる感じがする。また、冬、雪、スノーボールなどの歌詞で季節感を出し、肌寒い季節にもよく似合っている。

「花火」は、また違う雰囲気で魅力的だ。「息」が淡白なバラードなら、ソヌ・ジョンアがジョン・ヨンファを思いながら作曲したこの曲は、ダンス・ポップジャンルで、奥深く妙な雰囲気の曲だ。ソヌ・ジョンアの夢幻的な魅力やジョン・ヨンファの洗練された声は、まるで現実でないような神秘な魅力が感じ取れる。「息」での穏やかでナチュラルな魅力とはまた違う、コラボレーションの相乗効果だ。

「交感」は、ジョン・ヨンファとソヌ・ジョンアがお互いから受けたインスピレーションを音楽で表現したプロジェクトである。同時に公開しながら、それぞれ違う雰囲気で音楽ファンを魅力するはずだ。ミュージシャンジョン・ヨンファの新たな発見と、ソヌ・ジョンアの音楽的な底力に改めて気づくことができる、夢のコラボである。