JYPに非常事態?SNSで広がる非難…中国で強まる“政治的議論”

TVREPORT |

写真=TVレポート DB
ガールズグループTWICEの台湾人メンバーツウィの国籍をめぐり中国国内で議論が起こった中、現地のネットユーザーの間でボイコット運動の兆しが見えているという。

14日現在、中国最大のSNSであるWeiboのリアルタイム検索ワードランキングの上位には「JYP」がランクインしている。JYP所属の2PMニックンと中国俳優ウェイ・ダシュン(魏大勋)の名前も見られる。これと共に“台湾独立”も上位に登場した。ツウィ議論による検索ワードだ。

最近Weiboではツウィが韓国のバラエティ番組で自身の国籍を台湾だと明かし、台湾の国旗を振っている場面をキャプチャーした写真が拡散され、ツウィは台湾の独立を支持する芸能人として認識された。そのため中国のネットユーザーの非難が殺到しはじめた。ツウィが所属しているTWICEが中国の正月特集番組である安徽TVの春晩に出演したことに対して一部の中国ネットユーザーは「台湾独立を支持しながら中国でお金を稼いでいる」と非難した。

写真=Weibo
事態はさらに悪化した。Weiboには「ボイコットJYP」が検索キーワードとして登場し、ハッシュタグが付けられて拡散されている。「ボイコットJYP」のクリック数は14日午前時点で6800万となっている。

決定的な原因はツウィではなく、ある芸能関係者が公開したメッセンジャーをキャプチャした画面だ。彼がJYPの関係者とやりとりしたメッセンジャーだと公開した写真には「JYPは韓国の会社で、台湾と中国のうち一つを選ぶわけにはいかない」「韓国の会社は政治的な立場を明かすことを望まない」などの文章が書かれている。この写真は中国のネット上で急速に拡散され、ツウィに対する非難はJYP全体に広がった。

結局JYPエンターテインメント側はネット上に拡散された内容は事実ではないと明かしながら「JYPは政治的発言および行為をしたことがない」と立場を発表し、鎮火に乗り出した。しかし声明発表の翌日である14日にも中国のネット上はJYPで騒がしい。TWICEのほかJYP所属のアーティストの中国活動に対する悪影響が懸念されている。

記者 : パク・ソリ