イ・ヒョヌ&VIXX ホンビン出演の新ドラマ「ファンタスティック・クラブ」KBS月火ドラマの救世主となるか?(総合)

OSEN |

ドラマ「ゆれながら咲く花」から「花より男子~ Boys Over Flowers」「ドリームハイ」「恋するジェネレーション」(原題:「恋するジェネレーション」)まで、冬のシーズンごとに学園モノを制作し、ヒットさせたのはもちろん青春スターを発掘してきたKBSが、今回は青春アクションドラマ「ファンタスティック・クラブ」を披露する。最近、月火ドラマではこれといった成果を出せていないKBSが「ファンタスティック・クラブ」で青春学園ドラマの伝説を続けていけるのか、期待が高まっている。

KBS 2TVの新月火ドラマ「ファンタスティック・クラブ」(脚本:キム・ヒョニ、ヤン・ジナ、演出:イ・ソヨン)は、韓流スターから格好悪いアイドルになったユン・シウ(イ・ヒョヌ)と中国財閥家の御曹司ワン・チアン(VIXX ホンビン)が、ある日、ファンタスティック・クラブの生徒であるスンドク(ソ・イェジ)とソナ(チョン・ユジン)に出会い、ファンタスティック・クラブに入学することから繰り広げられるグローバル青春アクションドラマ。就職やスペック作りが目的ではなく、正直、信義、生き残り、犠牲、コミュニケーション、関係作りなど、社会に進んで世界に立つことができる徳目を教える、特別な人生教育を描く。

「ファンタスティック・クラブ」の前半はシウとチアンがファンタスティック・クラブに入学して成長していく青春成長ドラマだが、後半はファンタスティック・クラブの学生たちがファンタスティック・クラブを悪の勢力である赤風会から守るアクションドラマになるという。

「ファンタスティック・クラブ」を率いるイ・ソヨンプロデューサーは、放送開始を控えた6日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)63コンベンションセンターで開催された制作発表会で「タイトルに学校が入っただけで、青春成長モノという点以外に、その延長線上で制作したわけではない。むしろ『ファンタスティック・クラブ』を作るときに、他のドラマを思い浮かべてほしくないという希望を持っていた」と述べた。

また、プロデューサーは「革新的で新しくなければならないし、新しい感受性を見せようというのが目標だった。自分の目標は“これまで通りにしない”であり、『ファンタスティック・クラブ』を独自のブランドとして見てもらいたい」と述べた。「ファンタスティック・クラブ」の総長役を担当したシン・ヒョンジュンも「非常に新しい役だし、差別化される新しさがあったため、出演を決めた」と明かした。

「ドラゴン桜〈韓国版〉」「花ざかりの君たちへ」以来、久しぶりに学園ドラマで視聴者の元を訪れるイ・ヒョヌは、劇中トップアイドルグループ“メビウス”のリーダーでラッパーだったが、スキャンダルに巻き込まれてファンタスティック・クラブに来たユン・シウ役を担当した。

プロデューサーはイ・ヒョヌのキャスティングについて「このドラマは企画の段階から違いがなければならないと思った。新しく若い世代のためのドラマにしたいという観点から20代を代表できる顔は誰だろうかをイメージしながら俳優を考えたが、イ・ヒョヌ以外の人を考えることがなかった」と述べた。

また「この人なら若い俳優を代表する俳優として遜色が無いと思った。撮影で見たイ・ヒョヌという俳優は才能溢れて、人格も良い無限の潜在力を持つ俳優だと思う」と伝えた。

これに対して、イ・ヒョヌは「生涯初のシャワーシーンがあるが、きちんと準備したくて了解を得て1ヶ月ちょっとで身体を鍛えた。また棒術を披露するシーンが多い。アクションスクールに行って学んで、ホンビンと息を合わせて見たが、本当に楽しかった。良い思い出だった」と説明した。

また、アイドル役を担当することについて「ヒップホップ音楽に興味があった。だからお願いして音楽のカラーを変えて自由に遊べるダンスを選択した。たくさん練習できているわけではないけれど、恥ずかしくないように準備した」とし、自信を示した。

イ・ヒョヌと対立するVIXXのメンバーホンビンは、中国の財閥ワン・ハオの庶子で、20回も退学させられ、父親の強制によってファンタスティック・クラブに入学させられたワン・チアン役を演じる。ホンビンに対してプロデューサーは「このドラマの切り札だ」と述べた。

また、ソ・イェジは父の目を忍んで密かにファンタスティック・クラブに通い、夜はバイト、昼は武術の練習をする生活力溢れる武林の女神シム・スンドク役を担当する。チョン・ユジンはファンタスティック・クラブの総長ワン・ムソンの娘ファン・ソナを、シン・ソンウはファンタスティック・クラブと対立する赤風会のリーダーチェユン役を演じる。そして、チャン・グァン、カン・ミヨン、ダニエル・リンデマン、サム・オチュリなどが教授役で出演する。

「ファンタスティック・クラブ」には韓国のライジングスターやグローバルなキャスト、海外オーディションで選抜した俳優(POP、NanNanなど)、様々な俳優たちの魅力を見ることができる。また、「ファンタスティック・クラブ」の現実世界にありそうだが、見たことはない神秘的で妙な空間における、魔法のようなことや若者たちの成長ストーリーは、視聴者たちの関心を集めるとみられる。

最近、KBS月火ドラマは他のテレビ局に比べて成果を出していないのが現状。視聴率低迷や話題性で、完成度も期待を下回るという評価だ。その中で唯一、ソ・ジソブとシン・ミナが主演を務めた「オー・マイ・ビーナス」が甘いラブコメディで話題を集め、それなりに善戦したという評価を得た。このような状況で「ファンタスティック・クラブ」がKBS月火ドラマの救世主の役割を果たせるか気になるところだ。韓国で11日から放送がスタートする。

記者 : パク・ジニョン