「夜を歩く士」東方神起 チャンミン“俳優としての僕を応援してくださる日本のファンの皆さんに心から感謝しています”

Kstyle |

写真提供:KNTV

12月26日(土)より日本初放送される、朝鮮時代を背景に繰り広げられるファンタジーロマンス時代劇「夜を歩く士(ゾンビ)」。一見遊び人だが実は神秘的なカリスマを持つ世孫役を演じたチャンミンは、東方神起として20代の全てを捧げてきた自分自身を、俳優としては“新人ではない新人”と表現した。努力しただけに後悔はないと話したチャンミン。入隊前最後の作品として、最善を尽くして挑んだドラマへの思いを語ってくれた。

―まずは、日本のファンの方々に挨拶をお願いします。

チャンミン:(日本語で)皆さんこんにちは。東方神起のチャンミンです。

―KNTVで『夜を歩く士(ソンビ)』が12月から日本初放送スタートしますが、今のお気持ちは?

チャンミン:まだ日本では放送されていないにも関わらず多くの方々が関心を持ってくださり、期待してくださっていることに感謝しています。早く皆さんにKNTVを通じて『夜を歩く士(ソンビ)』をご覧になってほしいです。

―初めての時代劇でしたが、どのように準備されたんですか?心配などはありませんでしたか?

チャンミン:時代劇が初めてだったので、口調など最初から最後まで難しいことばかりでした。今までの時代劇ドラマを改めて見ながら「あの方々はああしたんだな」「こうしたんだな」などと参考にして、僕が時代劇の衣装を着て時代劇のセット場に立ったらどんな感じなのか想像しました。また、時代劇の経験が多い方々、イ・ジュンギ兄さんなどにいろいろ訊きながら少しずつ学んでいった気がします。

―イ・ジュンギさん、イ・ユビさん、イ・スヒョクさんなどと共演されてみて、いかがでしたか?

チャンミン:イ・ジュンギさんは、韓国内でも「時代劇と言えばイ・ジュンギ」と言われるほど時代劇が似合う俳優ですし、他の俳優の方々も演技の経験が豊富な方々なので、僕をとても助けてくれました。たくさん話もしましたし、同じ絵を作り上げていく楽しさもありました。彼らがとても助けてくれたので、頼りにもなりましたし、最後までうまく演じられたんだと思います。


「ファンの皆さんが俳優として応援…ありがたかったです」

―撮影現場で日本のファンがたくさんの差し入れをしてくれたと聞きましたが、いかがでしたか?

チャンミン:僕がやっぱり歌手出身なので、正直「うまくできるのかな」という憂慮の目で見る方もスタッフの中にもいたと思いますが、ファンの皆さんからこうして応援をしていただいてうれしかったですし、ありがたかったです。歌手だけど、俳優としての僕もまたファンの皆さんが応援してくださって。
「チャンミンさんが歌手として本当にしっかり活動したんだね!」と言ってくださる方もいましたし、「大人気だね?」と冗談ぽく言ってくださるスタッフの方もいて、痛快な気持ちにもなりましたし……。とても痛快でした(笑)

―では、日本のファンに感謝の気持ちを伝えてみてください!

チャンミン:ファンの皆さんのおかげでデビューもしましたし、とてもたくさんの関心と愛の中で撮影をすることができたと思います。本当に、心から感謝しています。

写真提供:KNTV
―ドラマの紹介をお願いします。

チャンミン:ドラマ『夜を歩く士(ソンビ)』は、韓国ではウェブ漫画でとても有名な作品があるんですが、その作品をベースに、脚色をして作った作品です。ヴァンパイアが登場しますが、怖いだけではなく、面白くロマンスもあり、若い男女のラブロマンス・ドラマです。

―初登場からとてつもない存在感でした。ドラマで演じられたキャラクターは?

チャンミン:僕が演じたイ・ユンという役柄は、国の世子で将来王になる、祖父が王で、その王位を継ぐために存在する王子で孫、そういう人物です。国内の政治や権力、さまざまな争いなど、現在の王である祖父とそれを取り巻くさまざまな心痛くなる事情があり……それでイ・ユンは遊び人のフリをするんです。自身の心の中に爪を隠したまま周りの人が自身を軽く見るように、油断させるように誘導して……。序盤でのイ・ユンという役柄は、そういう人物だと思います。

―“どんでん返しのカリスマ”を見せるイ・ユンを表現するために、最も気を使った部分は何ですか?

チャンミン:あらゆる痛みばかり抱えたキャラクターだったので、だからこそむしろわざと明るいフリをしていたんじゃないかと最初は思っていたんです。宮中でのいろいろな心痛む問題があるので、自身の純粋で明るい姿を極大化させて、極端に表現している人なんじゃないかとも思いました。序盤での明るい姿があったので、宮中に戻ってからはもっと真剣に、臣下たちと、それから王である祖父との真剣な姿から見せるギャップやどんでん返しがあったからこそ、イ・ユンという人物がさらに魅力的になったんじゃないかなと思います。

―王ヒョン祖役のイ・スンジェさんとの張り詰めた対立シーンが話題になりました。イ・スンジェさんのカリスマに負けない目力演技を見せられましたが、実際の撮影はいかがでしたか?イ・スンジェさんからアドバイスなどはありましたか?

チャンミン:本当にたくさんのアドバイスをしてくださいました。孫に接するように面倒をみてくださって、僕が先に台本を持って行って「一度せりふを合わせてみていいですか?」と言う前に、先に先生が「こっちにおいで。一度せりふを合わせて行こう」って言ってくださったり、僕を見て「そこではこうした方がいいんじゃない?君は世子だからこんなイメージ、こういう姿を見せなきゃ」など、序盤からとても力になってくださった方のひとりです。だから、作品に感情移入もしやすかったです。むしろ、周りに「“先生”だから緊張しない?」という心配をさせる方もいたんですが、先生がたくさん教えてくださり、僕の緊張を解いてくださいました。感謝しています。

―劇中で弓を使うシーンがかっこよかったです。練習はたくさんされたのでしょうか?

チャンミン:弓を使う練習は、たくさんできませんでした。ダンスを踊るときもこうして(と言って腕を伸ばしながら)長い線で見せると美しいじゃないですか。撮影現場に行って、「弓をこうやって引くんです」とスタッフの方に教えていただいて、できるだけ長い線で弓を引くように動いたんですが、それをカメラ監督がきれいに映してくださったんです。そういう点でも感謝しています。

写真提供:KNTV
―ドラマのロマンスも見逃せません。イ・ジュンギさんと三角関係を繰り広げますが、ロマンスラインについて少しだけ教えてください。

チャンミン:僕がソンヨル(イ・ジュンギ)と同じ女性の心を得るために序盤に努力するんですが、ヤンソン(イ・ユビ)という女性は見たこともないほど明るく、純粋な美しい心を持った魅力的な女性です。その女性がそのうち、単純に“愛する恋心”ではない、僕との大きな秘密が生まれます。そこからストーリーが大きく展開することになります。視聴者の皆さんも期待していてください。

―ロマンスの勝者は誰になるのでしょうか?少しだけヒントを教えてください。

チャンミン:僕はいつも愛されたいし、愛したいし、実際もそうですし(笑) できるだけの努力をたくさんする予定です。果たして誰が勝つのか、誰がヤンソンの心を奪うのか、ドラマをご覧になったら分かると思います(笑)

―恋のライバルであるイ・ジュンギさんにひと言お願いします。

チャンミン:(カメラ目線で)本当に、手強いライバルが現れた気がします。僕は一国の世子なので、お金もあるしスペックもいいですし。僕を拒否する女性はいませんが(笑) とてもクールなカリスマを持つ魅力的で美しい“夜を歩く士”ジュンギ兄さんなので……。どちらが勝つか見守っていてください。

―ドラマの見どころは?

チャンミン:やっぱり、ヴァンパイアのストーリーなので、ヴァンパイアが登場することで、そのヴァンパイアたちとその中で繰り広げられる若い男女の恋模様がこのドラマの始まりです。それと同時に、ヴァンパイアたちをどうやって退治し、希望のある国、明るい国、美しい国を作れるかというテーマを持って悩む若者たちのストーリーだと思います。ただ単にロマンスだけがあるわけでなく、ストーリーがとても多彩に多くの変化があると思います。そんな変化、キャラクターの変化などを期待しながらドラマをご覧になっていただけたら楽しめるんじゃないかなと思います。


「演技は始めたばかり…“新人ではない新人”です」

―歌手としてファンと交流するときと、俳優としてファンと交流するときを比べたら、どちらがより緊張しますか?

チャンミン:そうですね……。ドキドキして緊張するのは、演技という仕事をしている方じゃないでしょうか。やっぱり歌手は僕が13年間、今まで、僕の20代のすべてを捧げてやってきたものなので、今現在の僕にとって僕のすべてです。でも、演技は始めたばかりですし、経験もあまりないので……。“新人ではない新人”なので……プレッシャーももっと大きいですし、心配も多いし、緊張もしていますが、でも始めたばかりなのでもっとドキドキする、というよりは、もっと知りたいし、学びたいし、興味津々……そういう分野だと思います。

―このドラマに臨んだ覚悟を聞かせてください。

チャンミン:僕ができることの中で、最高の姿をお見せしたなんて生意気なことは言えませんが、まだまだ未熟な僕ができる最善を尽くした気がします。そのため、努力もたくさんしました。それでも未熟な部分があるのは仕方のないことですが、努力した分後悔もなく、とてもすっきりした気持ちで終えた作品です。そんな僕の努力、僕の仲間の俳優方、監督、スタッフの方々の血と汗と努力が込められた作品『夜を歩く士(ソンビ)』なので、たくさんの方々がご覧になってくださり、12月の放送なのでこのドラマを見て温かい気持ちになっていただけたらうれしいです。

―最後にKNTVでの放送を楽しみにしているファンの皆さんに挨拶をお願いします。

チャンミン:『夜を歩く士(ソンビ)』、そして僕が一生懸命演じたイ・ユンというキャラクターをたくさん愛していただけたら嬉しいです。このドラマをご覧になっている頃、僕は軍隊に行かなければなりませんが、僕が一生懸命努力した姿を楽しんでくださって、僕のことを思い出してくださったらうれしいです。歌手としても俳優としても、できるだけ早くまた皆さんの前にいい姿でご挨拶できるよう、そんなチャンミンになれるように努力するので、このドラマをたくさん応援して、待っていてくださったらうれしいです。ありがとうございます。

■番組情報
『夜を歩く士(ソンビ)』
KNTVにて12月26日(土)日本初放送スタート
毎週(土・日)毎週(土・日)午後8:45~10:00
再放送:毎週(月・火)午前8:20~9:35

『NGスペシャルハッピータイム』にてNGシーンを放送
毎週(月)後6:00~7:15ほか 日本初放送中
(『夜を歩く士(ソンビ)』のNG放送回は11/30~1/18)

※KNTVでは日本初放送を記念してサイン入りレアグッズプレゼントキャンペーンを実施中!
キャンペーン詳細:http://www.kntv.co.jp/event/?p=30103

記者 : Kstyle編集部