妻夫木聡ら出演「黒衣の刺客」&「今は正しくあの時は間違い」韓国批評家が選ぶ今年最高の映画に

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写真=映画「今は正しくあの時は間違い」ポスター
ホン・サンス監督の「今は正しくあの時は間違い」とホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「黒衣の刺客」が批評家が選んだ今年最高の映画に選ばれた。

韓国映像資料院は23日の午後、韓国映画データベース(KMDb)サイトを通してチョン・ソンイル、キム・ヘリなど映画専門記者および評論家15人が参加した2015年私的な映画リストを公開した。

私的な映画リストは韓国で公開されたかどうかは関係なく、この1年(2014年11月~2015年10月)の間に公開された作品を対象に15人の選定委員がそれぞれ10本の映画を選んだもの。その結果、もっとも多い票を獲得した映画は妻夫木聡や忽那汐里も出演している「黒衣の刺客」と「Right Now,Wrong Then」で、15人の選定委員のうち7人から選ばれた。

ホン・サンス監督の17本目となる新作「今は正しくあの時は間違い」は映画監督のハム・チョンス(チョン・ジェヨン)が手違いで水原(スウォン)に1日早く到着し、翌日の講義まで残った時間を過ごすために古宮を訪れ、そこで偶然画家のユン・ヒジョン(キム・ミニ)に出会って繰り広げられる物語を描く。第68回ロカルノ国際映画祭大賞と男性主演賞を受賞した。

「黒衣の刺客」は「悲情城市」で知られるホウ・シャオシェン監督が演出した作品で、スー・チーとチャン・チェン、妻夫木聡や忽那汐里が出演した。今年5月に開かれた第68回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。

スティーヴン・スピルバーグの「ブリッジ・オブ・スパイ」が6票でその後に続き、ジョージ・ミラー監督の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、ベネット・ミラー監督の「フォックスキャッチャー」、韓国で公開されていないミゲル・ゴメスの「As 1001 Noites」が5票という結果だった。

映像資料院は11月23日からKMDbサイトに該当映画リストを公開し、1週間に2本ずつ選定委員自ら参加した該当映画に対するレビューを掲載している。これと共に映画リストで言及された映画のうち一部は来年1月にシネマテクKOFAで特別上映される。

記者 : キム・スジョン