EXO ディオ「大丈夫、愛だ」日本独占インタビュー“チョ・インソンさんには心を開いて色々なことを話すことができる”

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チョ・インソン&コン・ヒョジンという2大トップスターが初共演して話題となった、大人のためのヒーリング・ラブコメディ「大丈夫、愛だ」。
本作で、物語の鍵を握る高校生ハン・ガンウ役を熱演し、その高い演技力で「2014 APAN STAR AWARDS」新人男優賞も受賞したEXO ディオ。アジアで高い人気を誇るグループEXOのメインボーカルとしても活躍する彼が、ドラマ初挑戦となった本作の撮影裏話から、プライベートでもよく会うというチョ・インソンとの共演エピソードまで、演技者としての熱い想いを真剣に語ってくれた。

―本作が初めてのドラマ出演になりますが、台本を読んだ印象などはいかがでしたか?

ディオ:ドラマの出演は初めてだったので、台本を理解するのがちょっと難しかったです。脚本家のノ・ヒギョン先生に台本のセリフの意味とキャラクターの感情について色々と教えていただきました。ノ・ヒギョン先生やキム・ギュテ監督が、台本を理解しやすいように色々とアドバイスしてくださったことにとても感謝しています。

―ノ・ヒギョン作家とキム・ギュテ監督のドラマ作品に参加していがかでしたか?

ディオ:最初、作品への出演が決まった時はあまりにも光栄で信じられませんでした。お二人は演じるということはどういうことか、喜怒哀楽という人間の抱く感情というものは、どういうものであるかをハン・ガンウという役を通して僕に感じさせ、理解させてくださいました。ドラマを撮影している間は、とても幸せな時間でした。

―演じたハン・ガンウという役について簡単に紹介をお願いします。

ディオ:ジェヨル(チョ・インソン) の熱烈なファンで、小説家志望の高校2年生です。普段は男らしくて明るい少年なのですが、心に深い傷を負っているというキャラクターです。ハン・ガンウという人物は、ジェヨルの過去の悲しみや心の痛みを、ドラマを見ているみなさんにわかってもらうためのキャラクターだったと理解しています。

―ドラマ初出演にもかかわらず、とても躍動感あふれる演技でした。ガンウを演じるための役作りはどのようにしましたか?

ディオ:ノ・ヒギョン先生が「ビューティフル・マインド」という映画がとても参考になると教えてくださいました。幻覚のシーンも登場するので、それを参考にしました。それがとても役に立って、落ち着いて撮影に臨むことができたと思います。

―ガンウを演じる上でどのようなところに気を遣いましたか? また、ドラマで久しぶりに学生服を着た感想は?

ディオ:ガンウというキャラクターが、不自然にならないように、どこにでもいる高校生に見えるように気を遣って演じていました。大人になって制服を着るとやっぱりちょっと不思議な気持ちになりましたが、昔を少し思い出したりもしました。

―最終回までの台本がわりと早くできあがり、ドラマ全体の流れがわかってから撮影することになったと思いますが、どうでしたか?

ディオ:最初に台本を読んだ時は、よく理解できない部分もあって、撮影しながらドラマを理解していったようなところがあります。事前に最後まで台本を読めたことでキャラクターの感情をうまく理解し、より深く感じることができたように思います。初めて表現するような感情の部分も多かったので、演じるのはとても楽しかったですね。


「チョ・インソンさんには心を開いて色々なことを話すことができる」

―チョ・インソンさんと共に出演するシーンも多かったですが、共演してみてどうでしたか?

ディオ:初めはちょっと怖い感じもしたのですが、弟のように気さくに接してくださってとても感謝しています。真摯に演技と向き合うことを教えられたように思います。キャラクターの感情を表現するノウハウついても色々とアドバイスしてくださいました。

―ディオさんにとってチョ・インソンさんは、どのような方ですか?

ディオ:大切な兄のような人です。今までは周りの人たちに、簡単に本音や本心を話すタイプではなかったのですが、チョ・インソンさんには、心を開いて色々なことを話すことができるみたいです。大切な兄のような存在ですね。

―今でもチョ・インソンさんたちと会ったり、連絡を取り合ったりしていますか?

ディオ:はい。チョ・インソンさんとイ・グァンスさんには、よく会うんですが、普段の生活のたわいのない話や演技についての話をよくします。今ではとても親しくなって身の回りに起きたことなど、本当にさまざまな話をします。

―撮影の雰囲気はどんな感じでしたか?

ディオ:スタッフも共演者の人たちも、みんな良い方々でした。特にチョ・インソンさんが、スタッフのみなさんに色々と配慮して、撮影がスムーズに進むように現場をまとめてくださいました。チョ・インソンさんやイ・グァンスさんがいつも撮影現場を明るくしてくれて、いいムードで撮影を進めることができました。初めてのドラマの現場だったので、一生のいい思い出になりそうです。

―自転車に乗るシーンも多く登場しましたが、何かエピソードはありますか?

ディオ:自転車に乗るのは好きで普段から乗っているのですが、撮影で乗るのも楽しかったですね。大変だったと言えるかどうかわかりませんが、蒸し暑い夏に自転車に乗って登り坂の道を上がるシーンがあって、本当にたくさん汗をかきながら撮影したのを思い出します。

―撮影現場で特に記憶に残っているエピソードはありますか?

ディオ:ガンウが裸足で走るシーンがあるのですが、地面にたくさん石があってそのまま走るとケガをしそうだったので、ガムテープを足の裏にはって走りました(笑) ガムテープのおかげで痛みを感じることなく走ることができました。

―撮影中に苦労したシーンやNGシーンなどで記憶に残っているシーンはありますか?

ディオ:苦労したというよりは、父親から殴られている状況が多くて、ハン・ガンウのことを考えると、いつも殴られたメークをしていたことが、まず思い浮かびますね。記憶に残っているシーンは、第4話でジェヨルと一緒に走っていて、ふっとガンウが消えるシーンがあるのですが、カメラがジェヨルを撮っていて私の方にパーンすると(カメラを振ると)、私は消えていなければいけないので、短い時間の間にカメラに映らないように走って行かなければならないんです。それが一番記憶に残っていますね。


「俳優としてスタートラインに立てたような気持ちになれました」

―感情を爆発させるようなシーンも多く、演じていて胸が張り裂けそうな気持ちになったことはありませんでしたか?

ディオ:そんな気持ちにはならなかったように思います。逆に普段はあんなふうに感情を爆発させることはないので、感情を爆発させる演技をできるのが、撮影当時はとてもおもしろかったです。

―ドラマの中で一番気に入っているシーンは、どんなシーンですか?

ディオ:16話のジェヨルとガンウが別れるシーンでしょうか。言葉ではうまく表現できないのですが、そのシーンを演じて本当にガンウの気持ちになることができたと感じ、ガンウの感情がわかったと思ったんですね。そう思えたことで、ああ、こんなふうにキャラクターを理解して演じていけばいいんだと、自信を持つことができましたし、俳優としてスタートラインに立てたような気持ちになれたんですね。あのシーンは一生忘れられないと思います。

―撮影中の体調管理はどのようにしていましたか?

ディオ:体調管理で一番良いのは、撮影の空き時間に睡眠をとることだと思います。エネルギーあふれる演技をしなければいけない時は、空き時間にちゃんと睡眠をとるようにしていました。

―ドラマは視聴者から高い評価を得ていましたね。心の病をテーマにした内容でしたが、実は皆が心に抱えている物語なのではないかと。ドラマに出演して、周りの人々や家族の反応はいかがでしたか?

ディオ:周りの方たちはとても違和感なく見ていただいていたようです。普段の生活では心に傷を抱えていることを、周囲の人は皆知らずに生きていますが、その心の内はとても理解できますし、私たちのごく日常の姿のようだと。そして、面白く感動的な物語だったという言葉もいただきました。

―ご家族もドラマをご覧になっていましたか?

ディオ:父や母は、ドラマをずって見てくれて、普段見たこともない息子の姿がドラマでは見られるので、とても楽しんでくれたみたいです。


「この作品を通じてキャラクターの気持ちを想像する力が付いた…」

―今回の作品を通じて、自分が成長したと思えるようなことはありましたか?

ディオ:感情をシミュレーションできるようになったというか、キャラクターの気持ちを想像する力が付いたように思います。もう一度、ハン・ガンウを演じるとしたら、どう演じるだろうかとか、色々と考えてみたりもします。

―「2014 APAN STAR AWARDS」で新人賞を受賞しましたが、受賞した感想をお願いします。

ディオ:とても嬉しかったです。受賞できたのは、ドラマを撮影する時にアドバイスしてくださった方や、助けてくださった方のおかげだと思っていて、とてもありがたく感じています。このような新人賞という大きな賞を僕に授けてくださったことに、大変感謝しています。

―最後に日本ファンのみなさんにドラマの見どころとメッセージをお願いします。

ディオ:日本のみなさん、こんにちは。「大丈夫、愛だ」でハン・ガンウ役を演じたEXOのディオです。このドラマは心に傷を負った人々が、心の傷やトラウマと向き合い、傷を治しながら生きていく姿を描いたドラマです。このドラマをご覧になって少しでも温かい気持ちになってくださったら、うれしいです。「大丈夫、愛だ」をたくさん愛してください。ありがとうございます。

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記者 : Kstyle編集部