YGヤン・ヒョンソク代表「YG歌手が1位になれなかったら失敗?大衆が大きな誤解をしている」

TVREPORT |

写真=YG ENTERTAINMENT
YG ENTERTAINMENTで発売した新曲は、発売の度に音楽配信ランキングで1位、またはあらゆる音楽配信サイトの1位を席巻する。いつの間にかあまりにも当たり前のようになってしまった流れだ。8つの音楽配信サイトで1位にならないとむしろ「失敗した曲」になってしまう昨今だ。2015年にも100%の成功率が続いていたYG ENTERTAINMENTだが、10月1日に野心満々に封を開けたグループiKONでその記録が止まってしまった。その後、ヤン・ヒョンソク代表に会った。

3日、iKONがデビュー3日で(公式デビュー日は10月1日)1万3000人規模のコンサートを開催した。公演を20分中断させたほど、現場の雰囲気は熱かった。iKONはデビュー前に発売した音源から9月15日に発売した「趣向狙撃(MY TYPE)」、10月1日にリリースしたデビューハーフアルバムの収録曲をすべて披露した。もちろんウォーミングアップとして発売した「趣向狙撃(MY TYPE)」が本ゲームとも言える「リズムに乗って(RHYTHM TA)」「AIRPLANE」よりずっと成績は良い。

これについてYGのヤン・ヒョンソク代表はTVレポートとのインタビューで、まずiKONの「リズムに乗って(RHYTHM TA)」が1位になれなかった理由について「大衆的ではないヒップホップ曲であるため」と語った。

そして「趣向狙撃(MY TYPE)」については「(「リズムに乗って(RHYTHM TA)」より)1位の可能性が高かった」と語った。

写真=YG ENTERTAINMENT
ヤン代表は「まずは誤解を解かなければいけないことがある。YGから出す音源はほとんど1位をとる。しかし、最近のような環境では新曲が10位圏内に入ることそのものがとても大変なことだ」と伝えた。

「人々はYG所属の歌手が1位になれなかった時に失敗したと思う。それは大衆たちが誤解をしている部分だ。YGに対して変なファンタジーがあるようだ。1位になればいいことだが、できないこともある(笑)」

ヤン代表はiKONのデビュータイトル曲「リズムに乗って(RHYTHM TA)」「AIRPLANE」をおさえ、チャートの順位を遡って1位をキープしているイム・チャンジョンの「もう一度恋」に言及した。「iKONが1位になったら良かったけど、まずイム・チャンジョンはiKONより20年は先輩だ」と話を始めた。

「もしiKONが他のアイドルグループに負けたとしたら寂しかったと思うが、イム・チャンジョンに負けたのは拍手を送るべきことだ。iKONがMelOnチャート以外の他の音楽配信チャートでは1位をとった。MelOnでも10位圏内にいる。1stアルバムとして挙げた成果としてはすごいではないか(笑)」

写真=YG ENTERTAINMENT
iKONは9月15日に発売したデジタルシングル「趣向狙撃(MY TYPE)」で計3つのトロフィー(10月4日基準)を手にした。しかし、Mnet「M COUNTDOWN」ではiKONが放送に出演せず発売した同曲については、チャートの成績を反映できないという立場を示した。この件でヤン代表はMnet「M COUNTDOWN」の出演をめぐって不愉快な心境を表した。

ヤン代表は「iKONは当分は出演の予定がない。時間がない。翌週はプロモーションで日本に行く」とし「(感情の溝があるわけでは)ない。本当にスケジュールのためにそうなった。ただ、話にならない状況について私が語っただけだ。番組に出演しなかったという理由で順位から外すというのは私がプロデューサーとして20年間働いてきて初めて耳にした話だ」と語った。

「Mnetとの関係が悪化したわけではない。良い。だが、親しいから間違っていることを指摘しないのは話にならないと思う。他のテレビ局でデビューステージをスタートしたからって順位から外すのは話にならない。iKONの11月の出演はもう一度考えてみる」

iKONは韓国で4日に放送されたSBS「人気歌謡」でテレビ初披露のデビューステージを届けた。そして「趣向狙撃(MY TYPE)」で2つ目の1位のトロフィーを獲得した。

写真=JTBC「ニュースルーム」放送画面キャプチャー
iKONは2度の新曲発売の間に音源の買い占めに関する疑惑を受けた。最近、JTBC「ニュースルーム」で関連内容を報じ、iKONのミュージックビデオとアルバムのジャケット写真などを使用した。ぼかした効果を入れた画面だったが、関心を持って見れば誰でも確認できるレベルであった。

ヤン代表は「私自身が番組を見たわけではない。周りの話を聞いたが、意図的にiKONの映像を使ったようではなかった。あいにくiKONのものが使われたみたいだ」と話した。

「私よりはファンのみなさんが不愉快に思ったようだ。私は不愉快というよりは、ニュースでその内容を取り上げたということを肯定的に思っている。ニュースで話題になると、検察でも政府でももっと関与して音源の買い占めの実体を掴むことができるのではないかと期待している」

ヤン代表は「YGは音源の買い占めの提案を一度も受けたことがない」と強調し「それは、YGがそのような性向の事務所ではないことを知っているので提案をしないのだと思う。音源サイトだけ調査しても、買い占めの会社を掴むことができるだろう。再捜査がぜひ行われてほしい。必ず捕まってほしい」と繰り返し強調した。

他にもヤン代表は今後またこのようなことが行われないように検察に音源の買い占めの実体を明かすための再捜査の依頼をすることを予定していると付け加えた。

2013年にYG、SMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、スター帝国は検察に音源の買い占めに関する捜査を求めた。しかし、証拠が不十分だということで事件はこれといった結論もなく終結した。

「当時は捜査がきちんと行われなかったと思う。そして、数日後にパク・ジニョンに会うことになっているが、相談してもう一度告発しようという話をしてみようと思う。多くの事務所は要らない。僕とパク・ジニョンの意見がまとまり次第に捜査を依頼する。最近JTBCのニュースで扱って話題となったので、今回は検察がきちんと動いて捜査してくれると思っている」

記者 : キム・イェナ