「釜山国際映画祭」イ・ジョンジェ&チョン・ドヨン「釜日映画賞」男女最優秀演技賞を受賞…作品賞は「無頼漢」

TVREPORT |

写真=キム・ジェチャン、チョ・ソンジン
優れた作品として好評を受けたが、興行面では残念な成績を記録したハードボイルドメロ映画「無頼漢」(監督:オ・スンウク、制作:(株)サナイピクチャーズ) と俳優イ・ジョンジェ、チョン・ドヨンが釜日(プイル) 映画賞の最高賞を受賞した。

2日午後、釜山(プサン) 市の海雲台(ヘウンデ) グランドホテルで第24回釜日映画賞の授賞式が行われた。1958年に国内初の映画賞として発足した釜日映画賞。毎年釜山国際映画祭の期間中に行われる授賞式で、多くの観客から関心を受けている。

釜日映画賞は最優秀作品賞から美術賞まで計13部門の本選とユ・ヒョンモク映画芸術賞、釜日読者審査団賞(人気賞) など2つの特別賞で構成されている。

この日、釜日映画賞の作品賞は「無頼漢」が受賞した。刑事と殺人者の恋人として出会った両極端の男女のすれ違う真心と嘘を描いた作品で、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、パク・ソンウン、クァク・ドウォン、キム・ミンジェなどが出演し、「キリマンジャロ」を手がけたオ・スンウク監督の15年ぶりの演出作として話題を集めた。

監督賞は今年6月に公開され、観客282万人を動員した「極秘捜査」のクァク・キョンテク監督が受賞した。四柱で誘拐された子どもを見つけた刑事と導師の33日間の物語を描いた犯罪映画で、キム・ユンソク、ユ・ヘジンが出演した。「チング」シリーズを手がけたクァク・キョンテク監督が「チング2」(13) ぶりに演出した作品だ。

男女最優秀演技賞は「暗殺」(監督:チェ・ドンフン)のイ・ジョンジェと「無頼漢」のチョン・ドヨンが受賞した。イ・ジョンジェは「暗殺」で臨時政府隊員ヨム・ソクジンとしてひどい悪役を熱演し、チョン・ドヨンは「無頼漢」で殺人者パク・ソンウン(パク・ソンウン) の恋人キム・ヘギョンを演じ、濃密な演技を披露した。

主演に劣らない活躍を見せた男女助演賞は「国選弁護人ユン・ジンウォン」(監督:キム・ソンジェ) のイ・ギョンヨンと「カート」(監督:プ・ジヨン) のムン・ジョンヒが受賞した。イ・ギョンヨンは「国選弁護人ユン・ジンウォン」で16歳の息子を失い、義務警察を殺した疑いで逮捕された撤去民パク・ジェホを演じ、ムン・ジョンヒは「カート」で非正規職のレジ係りとして働くシングルマザーヘミを演じた。

また、韓国映画界の将来を担う新人監督賞はSNS上で起きた魔女狩りによる死が自殺なのか他殺なのかを暴くSNS追跡劇「ソーシャルフォビア」のホン・ソクジェ監督が受賞した。男女新人賞は「ソーシャルフォビア」のピョン・ヨハンと「春」のイ・ユヨンが受賞した。ピョン・ヨハンは「ソーシャルフォビア」で、うかうかとヒョンピ(ネットで知り合った人と実際に会って喧嘩をすること) に参加し、危機に陥った警察志望生のジウンを、イ・ユヨンは「春」で貧しさと暴力の中で生きる希望を失ったヌードモデルミンギョンを演じ、視線を引き付けた。

他にも撮影賞は「海霧」(14、監督:シム・ソンボ) のホン・ギョンピョ撮影監督が、脚本賞は「国選弁護人ユン・ジンウォン」のソン・アラム作家が、音楽賞は「無頼漢」のチョ・ヨンウク音楽監督が、美術賞は「暗殺」のリュ・ソンヒ美術監督が受賞した。

記者 : チョ・ジヨン