国民的ガールズグループの条件は何だろうか？ 難しい。では、少女時代は国民的ガールズグループなのか？と聞かれたら、ほとんどの人は頭を縦に振るだろう。

親世代から子世代まで、韓国ではどの世代の人でも知っているグループ。大衆文化から疎外されていない大半の人たちがグループとメンバー全員の名前を知っており、ヒット曲は軽く口ずさむことができるグループ。軽く見えるが決して簡単ではない条件だ。だから少女時代はあえて数値分析をする必要もない私たち世代の最高のガールズグループとして挙げられる。

多くのメンバー数と様々な個性、9年目の長い活動期間ながらも比較的(？)平坦にトップの座で息を整えている少女時代の歴史を、主なハッシュタグに沿って振り返ってみた。

#デビュー #Into_The_New_World

たくさんの練習生たちが少女時代になるために挑戦した。そして、テヨン、サニー、ジェシカ、ティファニー、ヒョヨン、ユリ、スヨン、ユナ、ソヒョン9人のメンバーが少女時代という名前を手に入れた。2007年8月2日、デビューシングル「また巡り逢えた世界(Into The New World)」を発売し、アイドル名家SMエンターテインメントの次世代動力として跳躍を始めた。

満を持してデビューしたが、この時期の少女時代にはWonder Girlsという壁があった。2000年代以降、最高のヒット曲である「Tell Me」で活動していた時代のWonder Girlsは実際、お手上げの相手だった。

#GIRLS'_GENERATION #Kissing_You

しかし、デビューシングルの良い反応で追い風に乗った少女時代は2007年11月1日、1stアルバム「GIRLS' GENERATION」を発売、イ・スンチョルの原曲をカバーしたタイトル曲「少女時代」で活動し、その年の授賞式で新人賞を総なめにした。

その後、後続曲「Kissing You」と「Baby Baby」で活動し、急激にファンを増やした。様々な音楽番組で1位を獲得してWonder Girlsを猛追撃し、ライバル構図を形成した。

この時期、テヨンはドラマ「快刀ホン・ギルドン」と「ベートーベン・ウィルス〜愛と情熱のシンフォニー〜」のOST(劇中歌)である「もしも」と「聞こえますか」で配信チャートを席巻し、善戦した。

#Gee #GENIE #Oh！

両グループの交錯する運命。Wonder Girlsが「So Hot」と「Nobody」で活動していた当時、少女時代は9ヶ月間の空白期間を設けた。その後、Wonder Girlsが韓国での人気を背に大胆なアメリカ進出を試み、少女時代は2009年1月、1stミニアルバム「Gee」を発売した。

当時はユニークなコンセプトだった「Gee」によってやみつきになる振り付けや華麗なカラーのスキーニージーンズが流行り始めた。上昇気流に乗った少女時代は2ndミニアルバム「GENIE」の制服コンセプトで爆発的な人気を得た。足蹴りダンス、美脚ダンスで話題を集め、ガールズグループ帝国に近い巨大なファンダム(ファン層)構築に乗り出した。

人気に後押しされ、12月に開催されたソウル単独コンサートは約3分でチケットが完売し、翌年1月、2ndアルバム「Oh！」で3連続ヒットに成功、後続曲「Run Devil Run」まで続き、破竹の勢いで韓国ガールズグループのトップの座に就いた。

その間、ジェシカは「無限に挑戦」歌謡祭初期にパク・ミョンスと共に「冷麺」を歌ってチャートで善戦した。個人活動でも9人のメンバーが花を咲かせていた時期だ。

#海外進出 #The_Boys

2010年8月、日本で初めてショーケースを開催した。日本デビューシングルは好成績を残した。韓国のガールズグループでは初めて、韓国の歌手の中ではBoA以来7年ぶりに100万枚を売り上げる勢いを見せた。

2011年、韓国で3rdアルバム「The Boys」を発売した。続いてアメリカでシングルを発売して世界進出を果たし、2012年1月には韓国歌手では初めて米CBSのメイントークショーである「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」に出演し、話題を集めた。続いてアメリカの3大放送局、フランスの地上波放送局に韓国歌手では初めて出演に成功し、人々を驚かせた。

#テティソ #Twinkle

2012年4月30日にはメンバーのテヨン、ティファニー、ソヒョンの頭文字をとったユニットグループ少女時代－テティソを結成し、ミニアルバム「Twinkle」を発売した。本陣と同様に良い成績を記録し、ユニット活動成功の見本となった。

#I_Got_a_Boy #Mr.Mr.

2013年1月1日、4thアルバム「I Got a Boy」が発売された。最初の反応は好き嫌いが分かれるという評価だったが、病み付きになるリズムと華麗な変奏、パフォーマンスで、結局この実験的な曲も1位となった。「A Yo GG」。

その年の6月、ソウルオリンピック公園体操競技場で初めてワールドツアーを開催した。韓国において単独コンサートで体操競技場を2日間満員にするというのは人気ピラミッドの頂点にいるということを意味する。

2014年2月、4thミニアルバム「Mr.Mr.」が発売され、チャート1位を総なめにして少女時代らしい底力と成績を見せ付けた。残念ながらこのアルバムは、少女時代の9人体制での最後の公式アルバム活動となった。

#恋愛時代

少女時代は2013年までグループのサイズや興行力に比べて、大きな問題なく活動を続けていった。安定したガールズグループの見本だったのである。しかし、8年目からは少女時代の半分以上が熱愛を認め、“少女時代が熱愛だなんて”と、隔世の感を抱かせた。

1年間でユナ、スヨン、ジェシカ、ヒョヨン、ティファニー、テヨンが順に熱愛を認めたり、否定したりし、2015年現在、彼女たちのうち半分以上が破局を知らせている状態だ。

#ジェシカ_脱退

2014年9月30日深夜、メンバーのジェシカは自身のWeibo(中国版Twitter)に、所属事務所からもう少女時代ではないという通知を受けたという内容を盛り込んだ書き込みを掲載した。その後、ジェシカを除いた8人のメンバーだけが中国・深センで行われるファンミーティングのために出国し、ファンに衝撃を与えた。

SMエンターテインメントは公式発表で「ジェシカがグループ活動の中断を知らせてきた。少女時代の活動の優先順位及び利害関係の衝突があった」と明かし、「少女時代は今後、8人組で活動する」と説明した。

これにより少女時代はジェシカが抜けた8人組に再編され、その間ユニットグループのテティソが「Holler」を発表して、2度目の活動を成功させた。

#8人組_カムバック

2015年4月、8人体制になってから初となるシングル「Catch Me If You Can」をリリースしたが、公式活動は行わなかった。

その後、2015年7月7日に先行公開シングル「PARTY」を発表し、8月18日と19日の2日間、5thアルバムのダブルタイトル曲「Lion Heart」と「You Think」を順に公開した。「Lion Heart」は音楽番組で間違いなく1位を獲得し、「無限に挑戦」の配信チャート無差別攻勢にも一般アルバム配信チャートの中で最高順位を記録した。こうして8人組でのカムバック活動まで成功裏に終え、健在するトップガールズグループの底力を見せることができた。

K-POP市場の歴史において空前絶後の大型ガールズグループ少女時代。首尾よく飛び上がり、デビューアルバムからタイトル曲として出した曲は1位を逃したことがない。不動のトップの座にはいつも妬みや嫉妬、貶しが存在するが、相変わらず数値でも、体感人気からでも、私たちは変わらず少女時代を生きている。現在進行型のレジェンドガールズグループ少女時代が見せてくれるこれからの活躍に期待を抱いてもいいのではないか。