【REPORT】初主演映画「二十歳」が韓国で大ヒットの2PM ジュノ、日本上陸を目前にしたプレミアムイベントで見どころを熱く語る

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人気グループ2PMのジュノの初主演映画「二十歳」のジャパンプレミアム上映会が9月23日(水)、国際フォーラムAで行われた。13時と17時の2部に渡って開催された上映会+トークショーでは、俳優としては初来日となるジュノが登壇。映画の見どころや、撮影エピソードを明かして観客を沸かせた。


誰もが共感できるストーリー

映画上映の前に行われた2部のトークショー。まずは、一人でステージに現れたジュノが手を振ると、客席のファンたちも一斉に手を振り返して黄色い声援をあげる。「夜は昼と、トークの内容が違うから大丈夫です(笑)」と、1,2部を通して見るファン気遣うジュノ。
続いてMCの古家正亨さんが登場して、トークタイムに。

国際フォーラムのステージには2PMとしては何度も立ったことはあるものの、俳優としては初めてだというジュノは「今日はこんなに、(セットも) なにもないステージで寂しいですね。メンバーもダンサーさんたちもいなくて、今日はこれだけ」といいながら、自分が座る椅子とペットボトルの水を指さして爆笑を誘った。さらに映画の見どころを聞かれると、上映前のため「全然、話したくない」とのジョークを。それではトークが成り立たないとつっこまれ「じゃあ、味見程度で(笑)」とセンスのよい日本語で切り返した。

「20代の3人の青春を描いた映画。ただそれだけですが、それが魅力だと思います。社会に出たばかりの主人公たちが、何かをする勇気もなく、不器用ながらも再出発する過程を描いているのですが、それが僕にはとても美しく思えました。夢を追い求めていくなかで、さまざまな試行錯誤があって、二十歳の若者にとってはつらいことかもしれませんが、でも夢にチャレンジする姿は美しく、そんな若者たちのみずみずしい姿がこの映画の魅力だと思います。すべての人が経験する夢や異性についての悩みを描いているので、多くの人に共感してもらえるのではないでしょうか」とアピール。

さらに、自身が演じる漫画家志望のドンウとの共通点を聞かれると「今の僕には重なる部分はないように見えるかもしれませんが、僕も夢をどうやって叶えたらいいのか、夢と現実の間で葛藤をした時期があって、それがドンウよりは早い時期、17歳のときにそういう時期がやってきました。その時の僕はドンウと似ている部分があったと思います」と語った。


共演者と監督によるビデオメッセージも

共演者であるチホ役のキム・ウビンと、ギョンジェ役のカン・ハヌルについては「とても忙しい人たちだから、なかなか会うことができないけれど、まめに連絡はとっています。韓国の2PMのライブも見に来てくれたんです」とコメントすると、続いてその2人、そしてメガホンをとったイ・ビョンホン監督からのビデオメッセージが。カン・ハヌルは「最初はビックスターだから近寄りにくかったのですが、ジュノから近づいてきてくれて、さらに近所に住んでいることがわかってからはすぐに親しくなりました。ステ―ジではかっこいいけれど、俳優としても非凡な才能を持っていて、本当に多彩な才能を持つエンターテイナーだなと思います」と。キム・ウビンは「いい奴そうだなという印象をもっていましたが、それ以上に深みがあって、温かく、いい人だったので、共演できて感謝しています。昨晩もチャットで話していたんですよ。俳優としては、ジュノさんが以前に出演した『監視者たち』という映画を見たことがあって、ナチュラルな演技をしていたので驚いたことがありました。完全にドンウになりきっていたので、僕も自然とチホになることができました」と。イ・ビョンホン監督は「とてもエネルギッシュで、忙しいスケジュールの中でも最後まで集中を切らさなかった。これからも期待できる俳優」と、俳優としての可能性を絶賛した。

2PMとしての経験が演技にも役立ったかとの質問に対してジュノは「ステージではライブ、演技は限られた空間や時間の中でカメラの前で表現するという点では違いますが、自分に自信をもって、余裕を持って演技をできたのは歌手活動を経験していたからだと思います」とコメント。


笑うと福が来るというジュノスマイルも披露

続いては、名場面の再現コーナー。抽選で選ばれた観客2名がステージ上がって、ジュノと一緒に演技をするという珍企画。1つ目は、主人公の3人が中華料理屋で決意を新たに叫びながら、コミカルなポーズをとるシーンで、女性ファンは照れながらもポーズを。ジュノは「恥ずかしかったでしょうね。僕も恥ずかしかったから」とジョークを言いながら
もファンを気遣った。2つ目は映画の随所で見せたジュノスマイル。古家氏の「韓国では究極の笑顔、三日月型の目で笑うたびに“福が来た”と言われた」という解説のもと、ジュノが選ばれたファンの目の前でキラースマイルを浮かべると、観客席のファンも福をもらおうと一斉に両手を合わせて拝むという、大爆笑の光景が見られた。続いてはパンフレットと、ペア映画観賞券のプレゼント。当選したファンと握手をする際に、手にキスをする真似をしたり、ハグしたりと、愛嬌満点かつジェントルな行動に大歓声があがった。ちなみに映画観賞券に書かれたサインは、券を切り離すと半分近くがなくなってしまうため「使えない鑑賞券」とつっこまれ「すみません。そこまで考えてなくて……」と苦笑した。

すべてのコーナーが終わり、いよいよ上映会へ。ジュノは「今から映画が始まります。若者の友情と愛と青春を描いた映画です。みなさんの青春を思い出しながら、楽しんでください」とのメッセージを残してステージを後にした。

ライター:安部裕子

ジュノ(2PM)「二十歳」ジャパンプレミアム上映会
日時:2015年9月23日(水) <2部>開場 16:30/開演 17:30
会場:東京 国際フォーラムA

『二十歳』
原題:스물 製作:2015年/韓国映画 韓国公開:2015年3月25日
監督・脚本:イ・ビョンホン『サニー 永遠の仲間たち』『過速スキャンダル』『タチャ-神の手-』
CAST:キム・ウビン「相続者たち」「チング 永遠の絆」、ジュノ(2PM)『監視者たち』、カン・ハヌル「花ざかりの君たちへ」「ミセン」(原題)
配給:NBCユニバーサル・エンターテイメント
配給協力:アーク・フィルムズ
公開日:2015年11月28日(土)
劇場:シネマート新宿 シネマート心斎橋ほか全国ロードショー
公式サイト:http://www.kandera.jp/sp/hatachi

記者 : Kstyle編集部