「ザ・レーサー」リュ・シウォンでなければならない理由

OSEN |

写真=SBS「ザ・レーサー」放送画面キャプチャー
レーシング選手として走ったリュ・シウォンの実力は素晴らしかった。彼は一瞬も乱れることなく終始落ち着いていて、カリスマ性あふれる姿でレースに臨んだ。監督として、選手として、すさまじい存在感を見せたリュ・シウォン。彼がなぜ「ザ・レーサー」に最適な人物であるのか、改めて感じられた時間だった。

韓国で19日に放送されたSBSのカーレーシングバラエティ番組「疾走本能ザ・レーサー」には監督リュ・シウォンとの親交により、日本のレーシングドライバー土屋圭市が出演した。この日の放送で土屋圭市とリュ・シウォンはチームを分けてリレーレース対決を繰り広げた。2人はレースの最後を飾る第5走者としてアンカーを務めた。

リュ・シウォンチームはエースとして急浮上した2AMジヌンの活躍で、土屋圭市チームよりもかなりリードしていた。しかし第3走者のチョン・ヘビンがミスを連発し、チョン・ダレにすぐに追いつかれ、最後まで結果が予測できないレースを繰り広げた。

土屋圭市より少し先に出発したリュ・シウォンは終始落ち着いていた。途中、一つの車輪が少し狂ったが、リュ・シウォンは少しも慌てず安定したレースを見せ、先にフィニッシュラインに入った。

惜しくも負けてしまった土屋圭市はリュ・シウォンの走りに「速い」と感嘆の声をもらした。リュ・シウォンは「本当に面白かったし、僕もいきなりレースをしたような感じだった」と感想を語った後、チョン・ジヌン、チョン・ボソク、チョン・ヘビンに「実戦に強いんじゃないですか」と褒め称えた。

リュ・シウォンは終始メンバーたちが安全にレースを楽しめるように細かく配慮し、有益な情報を知らせるなど監督としてのカリスマ性とリーダーシップを同時に見せてきた。さらに、様々な大会を通じて検証された人並み外れた実力を見せながら、大衆の人々にレース競技に興味を持ってもらう役割を果たした。

なぜ制作陣はリュ・シウォンが最適だと考えたのか、またどうして彼をしつこく説得したのか、その理由が正確に分かる放送だった。

演出を担当しているキム・ジェヒョクプロデューサーはOSENのインタビューに対し「レース番組を企画しながらレースをしている様々な芸能人を監督の候補として考えたが、リュ・シウォン監督ほどの人物がいなかった。リュ・シウォン監督は20年近くレーシング業界で選手や監督だけでなく、チームをリードするオーナーとして広く認められている。二度考えることなくリュ・シウォン監督と一緒にすることに決定し、これはやはり正しい決定だった」とリュ・シウォンに対する強い信頼と愛情を示した。

視聴率の面ではライバル番組との競争に負けているが、リュ・シウォンをはじめとするすべての出演者が一つの目標のために情熱を尽くす姿はスリルと感動を与えるに十分だった。

「ザ・レーサー」は車とスピードを愛する芸能人10人がレースにチャレンジする過程を届ける新概念レーシングバラエティ番組で、前半に脱落したZE:Aヒョンシク、KARAスンヨンを除く、秋山成勲、キム・ヨヌ、チョン・チャヌ、チョン・ボソク、チョン・ヘビン、TEENTOPのNIEL、2AMのジヌン、チョン・ダレ(元水泳選手)が出演している。

記者 : パク・ジニョン