BIGBANGのT.O.Pの家具からシム・ヒョンタクのドラえもんまで…MBC、視聴者の“オタク心”を呼び覚ます特集番組を制作

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写真=MBC
マニアを意味する日本語“オタク”が韓国でインターネット用語として変化した“トク”。まさにこの“オタク”を題材にしたバラエティ番組が誕生する。

MBCは1日、秋夕(チュソク:日本のお盆に当たる韓国の祭日)特集として放送される新バラエティ番組「能力者たち」の制作ニュースを知らせた。

最近では“トク”という新造語が派生し、若い世代を中心に使われている。“オタク”は好きなものの対象に没頭し、情熱的に時間やお金、体力を費やして新しい文化まで再誕生させたりもする。そのため“オタク”たちの遊び文化が、彼らの特別な能力と評価される場合もある。

スティーブ・ジョブスが“デザインオタク”であるということは、広く知られている事実だ。デザインに対する執着でスマートフォン革命を導いた彼の“オタク力”は、すでに多くの人々が学びたい成功の資質としての地位を確立した。

“変わり者オタク”として有名だったピーター・ジャクソン監督は、小説家J.R.Rトールキンの熱狂的なファンを意味する“トルキニスト”としての自身の“オタク力”を生かし、トールキンの「ロード・オブ・ザ・リング」を映画化した。

また“オタク”らの驚くべき愛情は、厳しい生活を送っている人々にとって、羨ましさと同時に代理満足(他人の行為を通じて間接的な満足感を得ること)の対象だ。俳優シム・ヒョンタクは、いわゆる“ドラえもんオタク”と呼ばれる。幼い頃に所有できなかったおもちゃを成人になって集め始めたのが、約100個を越えるドラえもんアイテムを収集するに至った。

俳優チョン・チャンは幼い頃に見た戦争映画のため、生活密着型“ミリタリーオタク”になった。また、BIGBANGのT.O.Pはデザイン家具を収集するアイドル界最高のコレクターで、俳優チ・ジニはレゴランドの広報大使にまで任命された“レゴオタク”だ。

「能力者たち」は趣味や楽しみが消えて寂しくなった韓国の隠れた能力者たちを探し、彼らの持つ知識能力を見て視聴者たちの眠っていた“オタク心”を呼び覚まし、新しい“オタク文化”を作る趣味を尊重する番組だ。「能力者たち」は韓国で9月末の秋夕の連休に放送される。

記者 : イ・スンギル