演技もイケてる!役者としても要注目の人気男性アイドル7選

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演技アイドル(演技活動に進出したアイドル) は世間から冷たい目で見られてきた。少なくとも彼らが出る前までは。これまで演技アイドルはグループの人気に支えられ、興行性を追求するトレンディな作品だけに出演したり、突然主演になっても能力不足で作品全体の流れを乱すケースが多かった。しかし、最近演技に頭角を現すアイドルが大勢登場し、状況が逆転した。それも実力と能力だけで認められている。今年上半期にブレイクした男性の演技アイドル7人を紹介する。


元MBLAQ イ・ジュン

1988年 2月 7日 / 180cm 63kg
写真=SBS「風の便りに聞きましたけど!?」キャプチャー
MBLAQのメンバーとして活動していた当時、率直で愉快なトークで多数のバラエティ番組で活躍してきたイ・ジュンが完璧な役者になった。映画「俳優は俳優だ」でどん底からトップにまで上りつめたが、一瞬にして奈落に落ちる俳優オ・ヨン役を演じた彼は、温室育ちのアイドルのイメージなら絶対想像できないベッドシーンと複雑な感情を完璧に表現し、絶賛を受けた。バラエティでの愉快なイ・ジュンはどこにもなかった。「俳優は俳優だ」で見せた大胆な挑戦と演技で彼は一気に韓国映画界のブルーチップ(優良株) に浮上した。その後tvN「カプトンイ」では鳥肌の立つサイコパス役を、MBC「Mr.Back」では生意気な財閥の御曹司を演じ、演技の幅を広げた。そんな彼が俳優としてピークを迎えたのはSBS「風の便りに聞きましたけど!?」の中の裕福な家の息子で、従来の財閥の御曹司とは異なるハン・インサンをきちんと描いた。特に、少し不甲斐ないキャラクターを彼だけの自然な演技で表現した。時間が経つにつれ、見れば見るほど、日進月歩するイ・ジュンだ。

一言コメント:演技アイドルの中で一番華やかなフィルモグラフィーを誇るイ・ジュン! このままどんどん行こう!


EXO ディオ

1993年 1月 12日 / 172cm 51kg
昨年9月に放送終了したSBS「大丈夫、愛だ」でチョ・インソンの熱血ファンで分裂した自我でもあるハン・ガンウ役を演じた。それが人々が覚えた俳優ディオの第一印象だった。劇中でハン・ガンウはセリフが少ない代わりに繊細な感情の演技が必要なキャラクターで、果たして演技の経験がないディオにできるか疑問だった。しかし、放送が始まり、回を重ねるごとに淡々としながらも胸にジーンと来る彼の演技でドラマはさらに重く深くなった。最後にALS(筋萎縮性側索硬化症) で筋肉が萎縮する苦痛を表現する演技は、本当に痛みを経験したのではないか思わせるほどだった。その後、少し重いテーマである非正規雇用の問題を扱った映画「明日へ」(原題:「カート」) で映画デビューしたディオは出番は少なかったが、不当解雇で会社を訴える母親ソニ(ヨム・ジョンア) の厳しい状況を少しずつ理解していく息子のテヨン役で観客に顔を知らせた。特に暗いキャラクターだけ演じてきたディオはKBS 2TV「君を憶えてる」でもサイスパスの殺人魔イ・ジュニョンの過去を演じ、背筋が凍るほどのセリフを淡々と語り、ゾクッとさせた。SMで一度も演技授業を受けたことがないというディオ。天才じゃないの?

一言コメント:もう暗い役はやめて~


BTOB ソンジェ

1995年 5月 2日 / 180cm 68kg
写真=KBS 2TV「恋するジェネレーション」キャプチャー
「来たからもう大丈夫。コ・ウンビョル」「一人ぐらいはいてもいいじゃない? 君の本当の名前を呼んでくれる人。それ、僕がしちゃだめ?」このように鳥肌の立つセリフもソンジェが語ると胸キュンする。KBS 2TV「恋するジェネレーション」でセガン高校の問題児コン・テグァン役を演じたソンジェは終始ヒロインだけを見つめる純正派で、ストレートなセリフで多くの女性の心を掴んだ。それにどこに飛ぶか分からない自由奔放なキャラクターだが、厳しい家庭の事情で苦しむ姿を見せるなど、様々な感情を演じて没入感を高めた。特に一番驚くべきだったのはチョン・ノミン、イ・ピルモなどのベテラン俳優たちとぶつかるシーンでも全く劣らない姿だった。ソンジェのこうした活躍のおかげで彼が所属するグループBTOBの知名度も高まった。MBCバラエティ番組「僕らの日曜日の夜-覆面歌王」で可愛い蜜蜂の仮面を被って隠された歌唱力を誇ったソンジェは自身がグループ内でサブボーカルであることを明かし、BTOBへの好奇心を刺激した。これを逃さず、BTOBはバラードナンバー「大丈夫」をリリースし、6つの音楽配信チャートで1位を獲得し、実力派グループであることを証明した。演技アイドルの活躍が輝いた瞬間だった。

一言コメント:歌や演技、バラエティまで、なんでもできる完璧な男!


ZE:A ヒョンシク

1991年 11月 16日 / 185cm 64kg
写真=SBS「上流社会」キャプチャー
ヒョンシクはZE:Aのメンバーとして活動すると共に俳優としても活動してきた大器晩成の人物である。ミュージックビデオやミュージカルを通じて着実に演技を続けてきた彼はカメオから始め、地道に活動範囲を広げた。SBS正月特集ドラマ「あなたを覚えてて」(全2話) でドラマデビューし、SBS「愛の贈りもの」tvN「ナイン」を経てSBS「相続者たち」まで、出番は多くなかったが、俳優としての地位を固めた。素晴らしいプロポーションと洗練された顔で“オムチナ(勉強ができて性格もよく、何でもできる完璧な人)”キャラクターを主に演じてきたヒョンシクはKBS2TV「家族なのにどうして」で分別のない3男のタルボンを演じ、あらゆる年齢層の人に愛される俳優に成長した。「家族なのにどうして」で共演した俳優キム・サンギョンはNEWS Nとのインタビューで「演技アイドルについてよくないと思ったが、ヒョンシクを見てその先入観を捨てた」と彼を評価した。演技力が伸び、SBS「上流社会」で主演になった彼は世間知らずの本部長から1人の女性を愛する男に成長する過程を自然に描き、女心はもちろん、お茶の間を魅了した。

一言コメント:出演ドラマごとに輝くイケメン俳優ヒョンシク、秘訣は何ですか?


INFINITE ホヤ

1991年 3月 28日 / 178cm 60kg
tvN「応答せよ1997」の中のカン・ジュニがINFINITEの“ダンシングマシーン”ホヤだと誰が気付いただろうか。上手な釜山(プサン) 訛り、劇中で同性のソ・イングクを片思いする切ない感情の演技は、初演技にしては完璧だった。しかし、ホヤは「応答せよ1997」以後しばらく演技を休み、本業の音楽に集中した。お茶の間で忘れかけていた瞬間、SBS「仮面」でスエの世間知らずの弟ピョン・ジヒョクとして戻ってきた。そして3年という空白期間があったとは思えない演技力で自身の存在感をアピールした。序盤では世間知らずだったが、姉ピョン・ジスク(スエ) の死を通じて少しずつ成熟するホヤの演技は水が流れるように自然だった。このようなホヤの演技を一番最初に認めてくれたのはスエだった。劇中でホヤと実の兄弟と呼ばれるほど阿吽の呼吸を見せたスエは一粒の涙が必要なシーンでホヤのセリフを聞いて感情を抑えきれず、おいおい泣き「あなた、本当に演技うまい」と絶賛した。

一言コメント:もう演技、休まないでください。


BEAST ユン・ドゥジュン

1989年 7月 4日 / 178cm 66kg

2010年、MBCシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディー)「まるごとマイ・ラブ」とMBC「見れば見るほど愛嬌満点」を通じて演技の実力をつけたユン・ドゥジュンは、映画「家門の栄光5」とKBS2「IRIS 2」を経て“モッパン(食べるシーン)”ドラマtvN「ゴハン行こうよ」で初めて主役になった。「ゴハン行こうよ」では毎回五感を刺激する“モッパン”と一人暮らしの若者の日常と恋愛をリアルに演じ、好評を得た。「ゴハン行こうよ」の成功で唯一「ゴハン行こうよ2」に再び出演することになった彼は、より一層発展した生活密着型の演技と抜群の“モッパン”を披露した。特にセリフを生々しく表現する能力やコメディと正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品) を自由に行き来するユン・ドゥジュン流の演技は本当に性格か、演技か分からないほど自然だった。また、片思いをするユン・ドゥジュンの目と感情の演技は、視聴者を悲しませた。もし「ゴハン行こう3」が制作されるなら、そのときもク・デヨンはユン・ドゥジュンでなければならない。ユン・ドゥジュンのいない「ゴハン行こう」シリーズはあんこが入っていないアンパンと同じだから。

一言コメント:ク・デヨンのような“グルメ友”がいればどれだけ幸せだろうか。


GOT7のジュニア

1994年 9月 22日 / 178cm 63kg
20年間一人の女性だけ愛してきたある男の奇跡のような愛の物語で放送前から関心を集めたJTBC「愛するウンドン」。第1話では主演俳優チュ・ジンモを緊張させるほどのニューフェースが登場し、話題を集めた。その主人公はトップスターチ・ウンホ(チュ・ジンモ) が改名する前、ヒョンスという名前を使っていた10代頃を演じたGOT7のジュニアだ。KBS2TV「ドリームハイ」でデビューし、MBC「男が愛する時」、ウェブドラマ「ドリームナイト」を通じて演技力を磨いてきたジュニアは短い登場にも強烈な存在感をアピールした。反抗期の高校生からウンドンと心を交わす切ない少年の姿、そしてウンドンが恋しくて嗚咽する姿まで、ヒョンスに完全に同化した姿を見せた。「愛するウンドン」初放送の直後、ジュニアへの好奇心と共に新しい演技アイドル誕生という賛辞がたくさん寄せられた。それにキム・スヒョンに似た爽やかな顔と初々しい雰囲気は女心を掴むのに十分だった。次世代を担う期待の星に浮上したジュニア。彼の本当の活躍はこれから始まる。

一言コメント:ジュニア なぜ今になって現れたの?

記者 : キム・ソジョン