「星になって光る」コ・ウォニ“ドラマをリードする役割、プレッシャーも感じます”

MYDAILY |

女優コ・ウォニにはいつも“アシアナ航空の最年少モデル”という修飾語が付きまとう。トップスターの登竜門として知られているため、コ・ウォニはデビュー時から注目を浴びる女優だった。しかし本業の演技に関しては着実に自身の経歴を築いている。どんな役割も拒否せずに最善を尽くした。その結果、コ・ウォニに貴重なチャンスが与えられた。朝ドラマの主人公として抜擢されたのだ。

コ・ウォニは韓国で先月31日に放送スタートしたKBS 2TVのTV小説「星になって光る」で、女性主人公チョ・ボンヒ役にキャスティングされた。「星になって光る」は1960年代を背景に父親の死と一族の没落後に解放村(1945年の植民地解放後、海外から戻ってきた人や北の故郷に戻れなくなった人たちが定着した地域)に流れついた女性主人公チョ・ボンヒが、人生の荒波をかき分けて韓国最高のファッションデザイナーとして成功する過程を描いたドラマで、撮影を控えてインタビューのために会ったコ・ウォニは心配するよりはときめく様子をしていた。

「ボンヒはキャンディ(漫画キャンディ・キャンディの主人公、お転婆で、元気に困難を乗り越えるキャラクター)のようなキャラクターです。勝気で生活力も強く、人に頼るのが嫌いです。何でも一人で解決し、克服しようとします。成人俳優たちは第20話から登場するのでまだ撮影には入っていないですが、実は私がドラマをリードしなければならない役割だからプレッシャーも感じます。果たして期待に応えられるのか。しかし共演する俳優たちに会って話したところ、少しは気楽になりました」

「星になって光る」の出演のためコ・ウォニは数回、オーディションに参加した。初めに彼女が「星になって光る」のシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)を読んだ時、従来に知っていたTV小説とはまったく違う感じがした。とても面白く読んだからだ。完璧な構成のストーリー、そしてリアルなキャラクターまで全部気に入った。コ・ウォニはすでに「星になって光る」に心を奪われ、結局女性主人公として抜擢された。

「監督に会った時、まず私が事前に準備すべきことを教えてくれました。TV小説に極限の状況が思うより多いです。大声で話したりたくさん泣いたりします。それでそのようなシーンのために喉の管理も重要だと話してくれました(笑) 私が生まれながら喉が弱くて少しだけ大声を出してもすぐ声がかすれてしまいます。そして作家にも会いましたが、ドラマに対してたくさん話してくれました」

デビュー後休まずに走ってきたコ・ウォニは「星になって光る」の撮影を控えて、久しぶりに休息を楽しむことにした。いつもドラマと映画を同時にこなしながら忙しい日々を過ごしたからだ。意図したことではないが、いつも撮影が重なった。JTBCドラマ「花たちの戦い~宮廷残酷史~」の撮影中には映画「チラシ」と、tvN「SNL KOREA6」の撮影中には違う映画とスケジュールが重なった。それで今回には一つの作品だけに集中することにした。本人にとっても、演技人生においてもターニングポイントになる作品だと判断したからだ。

「『SNL KOREA6』は本当に残念なことが多かったです。スケジュールの調整ができなくて生放送に出るしかない状況でしたが、いろいろ残念なことが多かったです。二つにエネルギーを注ぐと一つに注ぐほどの成果を出すことができなかったです。それで今後は一つにだけ集中したいと思うことになりました。『星になって光る』が終わる頃には年が変わっていると思いますが、私も一段階成長することを期待します。早く撮影に入りたいです」

「星になって光る」の女性主人公になったコ・ウォニ。星になってきらきら光る彼女の将来が楽しみだ。

記者 : チャン・ヨンジュン、写真 : ソン・イルソブ