ワールドツアー「MADE」を行っているBIGBANGが、韓国のアーティストとしては最多となる中国11都市コンサートツアーを大盛況のうちに終了した。

5月30～31日の広州公演から始まったBIGBANGの中国ツアーは、北京、上海、大連、武漢、深セン、南京、成都、杭州、長沙に続き、8月30日の重慶インターナショナルエクスポセンターで行われたコンサートを最後に、3ヶ月間の長い旅を終えた。計11都市で18万人を動員するほどの盛況ぶりとなった。

特に30日夜7時から始まった中国ツアーのフィナーレステージを見るために、重慶の地下鉄6号線エクスポ線は早くからBIGBANGのファンたちで賑わい、改札口の外にはBIGBANGを象徴する王冠の形をしたペンライトを手にしたファンたちでいっぱいになった。

コンサート開始前、BIGBANGの新曲のミュージックビデオが上映されると、重慶のファンたちは一緒に歌いながらBIGBANGの登場を待った。続いてコンサートの開始を告げる「MADE」ツアーのメイン映像が流れると、我先にと椅子の上に上がり、熱狂した。

BIGBANGは今回のツアーで様々な地域を初訪問しているが、やはり初訪問となる重慶でも観客の期待が高まっていた。「BANG BANG BANG」でスタートし、「TONIGHT」「STUPID LIAR」を歌い、観客を瞬時に惹きつけた。

また、重慶の観客たちもBIGBANGのために様々なイベントを準備した。「IF YOU」のステージではメンバーのために携帯のライトを灯らせ、「Lie」のステージでは「HAVE A 9TH DAY」と書かれた赤い紙を一斉に持って合唱で応えた。メンバーたちのソロステージではそれぞれの名前を呼びながら応援し、「BAE BAE」を歌う時は赤い光を灯し、客席までステージにした。

このように重慶のファンたちの熱い歓声の中でワールドツアー中国公演を終え、G-DRAGONは「僕たちの『MADE』シングルが全てリリースされた。しかし、これが終わりではない。年内にフルアルバムで帰ってくる」と予告した。SOLは「いつも僕たちのことを支えてくれてありがとう。今日は本当にアメージングだった。すぐまた来る」と約束した。

BIGBANGは大ヒットソング「FANTASTIC BABY」を歌い、コンサートを締めくくったが、観客たちは韓国語で「カジマ、カジマ(行かないで)」と叫んだ。これを受けBIGBANGは再度ステージに上り、アンコールステージで応えるなど、最後の中国コンサートの名残惜しさを癒やした。

今回のツアーコンサートでBIGBANGは中国で最高の人気を享受していることを証明した。重慶コンサートを訪れたタン・ジュンメイさん(29、会社員)は「BIGBANGの『LOVE SONG』のミュージックビデオを見て一目惚れした。BIGBANGのコンサートは初めてだが、ソウルでコンサートをやるときは見に行きたい。中国ではBIGBANGが一番人気だ」と話した。

コンサートだけでなくデジタル音源もやはり愛されている。中国ではほとんどの楽曲が無料で配信されている中、BIGBANGは今回の「MADE」シリーズを有料で販売したにもかかわらず、中国最大の音楽配信サイトQQ Musicで「D」と「E」アルバムが100万枚以上の販売を果たし、350万枚を販売するなど、高い人気を博している。

重慶公演を最後に中国ツアーを終了したBIGBANGは、フルアルバムのために当面休息期に入り、10月からはアメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、日本などを回るワールドツアーを続ける予定だ。