放送終了「今日から愛してる」こんなに優しい愛、他にありません

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「今日から愛してる」スクリーンショット
ここまで優しい愛が他にあるだろうか。最後までドロドロとした展開はなかった。偽善なく率直な愛が淡々とした感動を与えた。積み重なっていた対立が解消し、穏やかな雰囲気を与えた。

28日の放送を最後に放送終了となったKBS 2TV毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)「今日から愛してる」(脚本:チェ・ミンギ、キム・ジワン、演出:チェ・ジヨン)では、ユン・スンへ(イム・セミ)とカン・ドジン(パク・ジヌ)が遠回りの末に愛を確認する場面が描かれた。

同日の放送でユン・スンへは伝統茶の世界広報ツアーに行くことを決め、留学を選んだ。するとカン・ドジンは戻ってくるまで待っているとし「スンへさんが1年後に韓国の地を踏むと同時に一番会いたくなる人が僕なら嬉しい」と伝えた。

カン・ドジンは過去ユン・スンへを傷つけたことを謝った。カン・ドジンの本音にユン・スンへは「私を待っていてください」と言い、涙を見せた。二人はこれまで無理やり隠していた本当の気持ちを告白し、切ない別れを迎えた。

カン・ドジンとユン・スンへは出会いから運命のように会うことと別れることを繰り返した。事故から始まった二人の縁は伝統茶という共通点で結ばれ、愛に至った。喧嘩も多かったが、愛する気持ちは本当だった。ヤン・ミジャ(イ・ウンギョン)の反対や身体が不自由になったチャン・セリョン(キム・セジョン)のために対立も生じたが、結局お互いを忘れることはできなかった。

1年後、カン・ドジンとユン・スンへはお互いの心を確認した思い出の場所で再会し、再び愛を育むことになった。完璧なハッピーエンドであった。二人は再びお互いの手をとった。「今日から愛してる」というタイトルにぴったりのピリオドだった。

当初「今日から愛してる」は養子縁組という大胆な題材で放送前から関心を集めた。取り上げるには簡単ではない題材だったので、懸念の声があったのも事実だ。しかし、いざ蓋を開けてみると養子縁組という要素は劇に自然に溶け込んだ。養子縁組をした娘であるが、家を建て直す“生計型”のしっかり者ユン・スンへを通じて「水より濃い血」ではなく人と人の間の真心を伝える物語が完成された。

視聴者を緊張させたヤン・ミジャとキム・スニム(キム・ヨンリム)の対立も解消した。ヤン・ミジャは自身の母と子供を死なせたキム・スニムを憎んでいた。しかし、放送の後半で二人は深い溝を全部埋めることはできなくてもお互いを理解し、憎悪を終えた。

世間知らずのユン・スンア(ユンソ)は成長し、ユン・デシル(チュ・ソヨン)&オ・ギョンテ(イ・チャンウク)、ハン・ソンスク(チョ・ウンスク)&ピョン・ジュンべ(チョ・ヒボン)のラブストーリーは愉快さを加えた。離婚の危機があったハン・ドンスク(キム・ソラ)とユン・デホ(アン・ネサン)は劇的に克服できた。健康的なホームドラマの完成であった。

「今日から愛してる」はキム・ヨンリム、アン・ネサン、キム・ソラ、イ・ウンギョン、キム・ビョンセ、チョ・ヒボン、チョ・ウンスク、チュ・ソヨンなど抜群の演技の底力を誇るベテラン俳優たちとイム・セミ、パク・ジヌ、キム・セジョン、コ・ユン、オ・スンユン、ユンソなど若手俳優たちが調和を成し遂げ、優れた相乗効果を生み出した。重すぎず、軽すぎずのホームドラマとしてお茶の間に活力を与えた。

「今日から愛してる」の後番組としては「きっと☆うまくいくよ!」が韓国で31日から放送される。「きっと☆うまくいくよ!」は若者たちの夢と愛、情熱を家族の物語で描いたクッキングドラマである。親子、夫婦、恋人など様々な人間関係を甘くてほろ苦い愛で描くヒーリングドラマを掲げている。チェ・ユニョン、クァク・シヤン、オム・ヒョンギョン、ソン・ジェヒらが出演する。

記者 : ファン・グンジ