「ヨンパリ」に突然浮上した盗作疑惑…制作会社とSBSが強く否定

OSEN |

写真=SBS
各局ドラマの視聴率低迷が続いている今、20%という驚くべき視聴率を記録して巡航しているドラマ「ヨンパリ」に、盗作疑惑が浮上した。漫画「都市征伐」との類似性が指摘されたのだ。しかし、制作会社やSBS側はその疑惑を強く否認している。果たして、盗作疑惑が単なるハプニングに終わるのか注目が集まる。

先日、ネットユーザーたちの間では、SBS水木ドラマ「ヨンパリ」と漫画「都市征伐」のいくつかの設定が類似しているという疑惑が浮かび上がった。その設定とは、男性主人公がヤクザを相手に違法往診をしていること、そして眠っている財閥の女性と遭遇するということだ。だが、制作会社とSBSの双方は「全く違う」との立場を発表した。

制作会社のHBエンターテインメントは28日午後、「『ヨンパリ』はチャン・ヒョクリン脚本家のオリジナル作品だ。ウェブ漫画を盗作しているという一部の主張は、事実と違う」と言って、漫画「都市征伐」と類似していると言われた設定についても全部説明した。

まず、「都市征伐」に登場するペク・ミルは、違法な医療行為よりは超能力という設定に重きを置いている。しかし、「ヨンパリ」は往診する医師がメインストーリーであるため、比較そのものができないという説明だ。

また、「ヨンパリ」に登場する財閥の女性ハン・ヨジンは、会社の経営権を奪おうとする兄によって眠らされている人物であり、「都市征伐」の最強の超能力者ソ・ダンビとの類似性を指摘するのは言葉にならないと説明した。

さらに「部分的な類似性を持って、まるで全体が同じであるかのように否定的すぎる観点で攻撃するのは、巡航中の作品を傷づける行為に他ならない」と付け加え、突然の盗作疑惑に対する怒りを表した。

同日、SBSもOSENとの取材に対して「決して『都市征伐』の盗作ではないと思う。『ヨンパリ』が純粋な創作物であることを証明するしかないだろう」と言って、盗作ではないとの立場を伝えた。

このように、制作会社とSBSの双方が盗作疑惑に対する断固たる立場を発表して、はっきり線を引いている。さらに、今回の疑惑は漫画「都市征伐」の作家による公式的な疑惑提示ではなく、ネットユーザーたちによるものであり、これ以上の議論は無意味だろうとの見方が強い。果たして、この疑惑がハプニングに終わるのか注目が集まる。

現在、韓国で第8話まで放送された「ヨンパリ」は、全国基準視聴率20.5%(ニールセン・コリア)を記録して、水木ドラマの1位の座を占めている。

記者 : チョン・ソヨン