ロイ・キム、盗作訴訟に勝訴…「『春春春』はロイ・キムの純粋な創作物」

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写真=マイデイリー DB
歌手ロイ・キムが2013年4月に発売したヒット曲「春春春」の盗作訴訟で勝訴した。

ソウル中央地方裁判所民事12部(部長判事:イ・テス)は21日、キリスト教音楽の作詞・作曲家キム某氏がロイ・キムとCJ E&Mを相手取って起こした著作権侵害訴訟を棄却し、敗訴の判決を下した。キム氏は2013年にロイ・キムの「春春春」の導入部の2節とクライマックスの2節の部分が自身の曲「神様の風景なって」の盗作であると主張し、訴訟を提起していた。

裁判所は判決文を通じて、直接的な根拠性における認定の可否、既存著作物への接近可能性の有無、実質的類似性における認定の有無に対するキム某氏の全ての主張を認めるほどの証拠が存在しないか、一部の類似性だけでは原告と被告の音楽著作物が実質的に類似していると断定するに不十分であると判示した。

裁判所は「二曲が音調、ハーモニー、リズムにおいて、一部で似ている点はあるが、相当部分が異なる」とし、「音楽は一部の音やリズムを変更しても、全体的な雰囲気と聞く人の感情まで変わるので、二曲が実質的に類似していると断定するのは難しい」と明らかにした。

またその他の状況でも「ロイ・キムが共同作曲家と曲を作曲する過程で、ロイ・キムの完成曲とは多少異なる初期の演奏の録音および楽譜なども確認されている」と付け加えた。

CJ E&M音楽事業部門は「今回の判決で『春春春』はロイ・キムの純粋な創作物だという点が明確に明らかになった。裁判所の決定を尊重し、今後類似の盗作主張や疑惑提起に毅然に対応して、ロイ・キムの音楽の歩みに支援を惜しまないつもりだ」と伝えた。それと共に「2年近く支持し続けて下さったファンの皆様にも感謝申し上げる」と付け加えた。

記者 : チェ・ジイェ