SUPER JUNIOR-K.R.Y、ファンに捧げる“愛の歌”…メンバーも応援に駆けつけた単独コンサート(総合)

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写真=SMエンターテインメント
韓国、中国、日本から集まった3000人余りのファンは、3人が歌うバラードに夢中になった。残暑が厳しい夏の末、オリンピックホールに響いた悲しく美しい哀歌はまさに、ファンに捧げるSUPER JUNIOR-K.R.Yの“愛歌”だった。

キュヒョン、リョウク、イェソンによるバラードユニットSUPER JUNIOR-K.R.Yは22日午後、ソウルオリンピック公園オリンピックホールで、単独コンサート「SUPER JUNIOR-K.R.Y. ASIA TOUR ~phonograph~ in SEOUL」を開催した。感受性豊かな3人の声は、約3000席の会場をぎっしりと埋めたファンの歓声の中、土曜日の夜をしっとり濡らした。

今回のコンサートはSUPER JUNIOR-K.R.Yが2011年2月に開催した初の単独コンサート以来、約4年6ヶ月ぶりとなる韓国での単独コンサートだ。キュヒョン、リョウク、イェソンは「phonograph(蓄音機)」という副題にふさわしい叙情的なバラード曲を通じて、際立つ歌唱力を披露した。

コンサートの幕を開けたのは3人のソロ曲だった。キュヒョン、リョウク、イェソンは順番に登場して1曲ずつ歌った。彼らのステージはスクリーンに流れていたドラマ形式の映像とリンクし、注目を浴びた。感動的なキュヒョンの「ハナミズキ」に続き、特有の美声が際立つリョウクの「Coagulation」、訴えかけるような歌声を持つイェソンの「Let's Not…」が次々と響き渡った。その後、3人が揃ってSUPER JUNIORの3rdアルバムの収録曲「My Love, My Kiss, My Heart」、SUPER JUNIORの7thアルバムスペシャル・エディションの収録曲「...ing」を連続で歌った。

時期が時期だけに、メンバーたちの最初のコメントは北朝鮮の砲撃に関することだった。キュヒョンは「今日は様々なことがありました。昨日から始まったことですが、心配でした。コンサートを開催できないのではないか、と。幸い、この場所で歌えることになり、良かったです。ああいうことはあってはならないことです。うまく解決して欲しいですね」と話した。

久しぶりに韓国でコンサートステージに立ったイェソンは涙を見せた。彼は「除隊したばかりなので、コンサートに出演するたびに不思議に思えますし、感謝しています。K.R.Yとしては韓国では永遠に開催できないと思っていました」と不安だった思いを明かした。さらにイェソンは声帯結節手術を受けたことについて「2週間前、無事に治療を受けて回復段階に入っています。皆さんの前で治療を受ける前よりは良い声で歌えるような気がして幸せです」と語った。

3人は主に静かで悲しい雰囲気のバラードを選曲したことに関して、心配していたとも明かした。しかしリョウクは「4年半前のコンサートの時は明るい曲があってダンスも披露しなきゃ、と思いましたが、今回のコンサートは良い曲、癒される曲を用意しました」と今回のコンサートが持つ意味を説明し、ファンの歓声を浴びた。

また、コンサートにイトゥクとドンヘが来ていることにも言及した。「今日はメンバーのイトゥク兄さんとドンヘ兄さんが来てくれました。特にドンヘ兄さんは自分で髪をいじってきました。頭にジェルを塗った農村から来た青年かと思いました。イトゥク兄さんは白い帽子にマスクまでつけてきました。MERSが終わったのはいつでしたっけ……」と紹介し、爆笑を誘った。

ステージのスクリーンには、2階の客席に静かに座っていたドンヘとイトゥクの姿が映し出された。2人はSUPER JUNIOR-K.R.Y.に向かって熱い叫び声を上げた。するとキュヒョンは「あのように兄さんたちが来てくれて、メンバーの深い友情がうかがえます。ところで、残りのメンバーはなぜ来ていないのか気になります」と言い、ドンヘに向かって「ウニョク兄さんは何をしてるんですか?」と尋ねた。これにドンヘは「寝てる」と叫び、会場のファンを笑わせた。

この日3人は計23曲を披露した。その中でもイェソンはドラマ「その冬、風が吹く」のOST(劇中歌)「Gray Paper」、キュヒョンはドラマ「君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書」のOST「僕たちが愛した時間」、イェソンはドラマ「女王の教室」のOST「Maybe Tomorrow」を選曲し、ドラマの記憶を思い出させる感受性豊かな曲で印象深いステージを披露した。

その他にもキュヒョンはパク・ヒョシンの「野花」、リョウクはM.C the MAXの「Goodbye For A Moment」、イェソンは自作曲「どんな言葉でも」を歌い、SUPER JUNIORのボーカルとして歌唱力を思う存分発揮した。さらに彼らは「Believe」「In My Dream」「Lunar Eclipse」「Love Disease」「Dorothy」などSUPER JUNIORとSUPER JUNIOR-K.R.Yのアルバムの収録曲を歌い、コンサートの最後ではキュヒョンのソロ曲「光化門で」を一緒に歌い、美しいハーモニーを披露した。

記者 : チョン・ユジン