【REPORT】防弾少年団の2ndファンミはサスペンス・タッチ…芸人との掛け合いは楽しさ満点!

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防弾少年団が8月13日から20日にかけ、東京・大阪の計5回にわたって、「防弾少年団 JAPAN OFFICIAL FAN MEETING VOL.2 -UNDERCOVER MISSION-」を開催。日本で2度目のファンミーティングを開催した。ここでは14日、東京国際フォーラム・ホールAでの模様をリポート!

ファンミーティングは日本公式ファンクラブの結団式を行った昨年5月以来。今年に入ってから、日本盤4thシングル「FOR YOU」でオリコン・ウィークリー1位を獲得し、韓国でもミニアルバム『花様年華 pt.1』のリード曲「I NEED U」で各音楽番組のチャート1位を総なめにしている防弾少年団。ファンミは彼らのそうした勢いが確かに反映されていた。


5000人のファンが待つ会場へ潜入せよ!

タイトルにある“UNDERCOVER”とは潜入や覆面調査のこと。メンバーはA.R.M.Y(防弾少年団のファン) が待つアジトへと潜入し、ボスが繰り出すミッションをクリアーしていく……それが今回のコンセプトだ。

場内にはダークなBGMが流れ、通路では、防弾チョッキを身につけ、サングラスをかけた黒づくめのガードマンが周囲を見回している。不審な侵入者は誰も寄せ付けない凄味が伝わってくる。が、男たちは果敢に潜入を試み、BTSナンバーの白い車に分乗。車を降りるやいなや、会場を囲む森を駆け抜けていくが、彼らの行動は防犯カメラで筒抜けだ。そんなことお構いなしの男たちは、ノート型パソコンで扉のハッキングに成功。扉を開けると、その先には5000人のファンがスタンディングで待ち構え、赤く染められた館内の通路は「CAUTION KEEP OUT」と書かれた黄色のテープで規制され……。緊迫ムード漂う中、7人は客席両サイドの扉から現れた。

そしてステージに立ち、放ったオープニングは新曲「DOPE」。韓国語のタイトルは「チョロ」で、日本語では“ヤバい”を意味する。文字通り、ヤバいパフォーマンスで沸かせた後はRAP MONSTER以外の6人が舞台袖に下がり、彼のラップから始まる「ホルモン戦争 – Japanese Ver.-」へ。その後も艶かしい腰の振りで沸かす「いいね! Pt.2~あの場所で~」を演じ、ファンは潜入してきた7人を熱狂的な歓声とコールで迎えた。


トーク、ダンス、そして壁ドンでミッションをクリアーせよ!

3曲を歌い終えた彼らには、息つく暇もなく、謎のボス、KJから指令が下る。実はこのボス、お笑い芸人、次長課長の河本準一とあって、メンバーはコント調の掛け合いトークを挟みながら、ミッションに挑戦していくことに。もし失敗したら、「もう一度、開場(最初) からやり直し。そして新宿のルミネtheよともとに次長課長と出演してもらう」(KJ) というからミスは許されない。

一つ目のミッションは「BTS ID」。KJがメンバーに質問をし、本当に防弾少年団の一員かどうかを正していくという。
「一番背が高いのは君のことか?」「一番怖いのは君?」「一番のいたずら好き?」とそれぞれ聞かれたのはRAP MONSTER、ジミン、そしてジョングク。「食べても食べてもお腹が減るのは君か?」と尋ねられたジンは「お腹の中にペットの子犬チャングを飼っているから」と答え、それを裏付けるように「昨日は、ラーメン、豚カツ、カレー、ご飯……を食べました」と続け、最後は「お腹には子犬じゃなくて、豚がいるかも」というオチに。「自分を天才と思っているのは君のことか?」と聞かれたSUGAは「僕は愛嬌の天才」と答え、KJの「せーの」に合わせて愛嬌ポーズを連発。「本当は愛嬌が得意じゃないけど、この1年で、A.R.M.Yの前では自然と出るようになった」とファンを喜ばせた。

「怖いもの知らず」と自己紹介したにもかかわらず「強そうに振舞っているけど、本当はめちゃめちゃ怖がり?」とフラれたJ-HOPEは「怖いからホラー映画は一本も見てないし、虫ではゴキブリが苦手」と答え、KJは稲川淳二の映画を見るようにアドバイス。Vは「外車を3台持っている?」と聞かれて「ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ」と答えたが、実際のところは全部ミニカーだとか。「将来はモンスターカーに乗りたい。そしてファンを車に乗せて日本ツアーに連れて行ってあげる」と約束し、全員がクリアーだ。

二つ目のミッションは「BTS RANDOM PLAY DANCE」。曲のピッチを上下させ、ハチャメチャにエディットしたノンストップ・メドレーに合わせて、踊りまくるという指令にはダメ出しを受けたメンバー(J-HOPE) もいたが、メンバーは一丸となって、曲に食らいついていく。さらに、ファンも負けじとテンポを合わせながらコールを送ったのはお見事!

「BTS TENSION ESCALATOR」と題した三つ目のミッションでは会場がメンバー同士の壁ドンに大興奮。J-HOPEのジミンへの壁ドンではあわやキス寸前という事態に発展し、Vは自分のおでこをジョングクのおでこにつけて濃密に。ジョングクは右目でウィンクをキメた後に、ファンに向けてカメラ越しに壁ドンを演じ、最後はシャツのボタンを2つ外してセクシーな表情を露に。館内の悲鳴が最もマックスになったコーナーとなった。


ファンとの永遠を誓ったメンバーたち

すべてのミッションをコンプリートし、メンバー同士の、そしてA.R.M.Yとの絆を確かめたメンバーらは、終盤、日本デビュー2 年目に向けての決意をこう語った。

「僕が見たことのある日本のアニメで新幹線が出てくるアニメがあります。新幹線は乗客がいなければ走ることができません。僕たちも同じで、A.R.M.Yのみなさんがいなければ走ることができません。僕たちの乗客になって走り続けましょう」(RAP MONSTER)

「こんなにたくさんの人に応援してもらって、うれしいし、これからも全力を尽くしたい。僕個人だけでなく、メンバー全員が大きく成長していく姿を見守ってほしいです」(ジン)

「歌手はやはり音楽を通じて表現するものです。これからも素敵な音楽、素敵なステージをお届けすることを約束します。(ガッツポーズ付きで) 東京ドームまで一緒に走り続けましょう!」(SUGA)

「僕はA.R.M.Yがいないと生きていけない。(両手を広げながら) いつもA.R.M.Yのみんなに会いたいです。10年、100年先もずっと一緒にいましょうね」(J-HOPE)

「僕がやりたいと思ったことは必ずやります。A.R.M.Y、防弾少年団を僕がリードします!」(ジミン)

「(甘くささやくように) 今日はどうだった? 良かった? 僕たち、これからもずっと一緒だよね。A.R.M.Yと僕たちはずっとひとつだから」(V)

「これからは、最後のご挨拶もしっかり日本語で話せるようにがんばります」(ジョングク)

芸人との絡みもあってか、メンバーはみなハイテンション。J-HOPEはスーパーマン・チックな勇敢ポーズを、そしてVは河本のネタ「お前に食わせるタンメンはねぇ」を寄り目の変顔で何度も演じた。また、河本のトークも楽しく、可愛らしさ満点のジョングクには「ずっと見てられるわ! ボスは女性も好きだけど男性も好きだから」と笑わせ、Vが「僕の体には象がいます」(腕のしわと二つのホクロが象っぽい) と言えば、「下ネタかと思った」、そして「温泉に行きたい」と言えば「混浴あるよ。A.R.M.Yたちとお風呂入りますか?」とナイスなツッコミで沸かし、Vの照れた表情を上手に引き出す。ファンが赤面しそう、でも下世話でない……そうした絶妙なさじ加減もベテラン芸人ならではだった。

大ヒット曲「I NEED U」に続いたアンコールのラストは新曲「フンタン少年団」(フンタンとはノリノリの意) で締め、最後の最後にはVがまたもタンメン・ネタを。メンバーと河本の波長がマッチし、笑いと歓声、そして黄色い悲鳴が止まらないトーク、さらにノリノリなライブで、充実の2時間となった。

イベント中盤では「HISTORY OF BTS」というVTRが上映され、エンディングには「To be continued」の文字が。そう、防弾少年団の快進撃は今後もまだまだ続く。

ライター:きむ・たく

防弾少年団 JAPAN OFFICIAL FAN MEETING VOL.2 -UNDERCOVER MISSION-
会場:東京国際フォーラムホールA
日時:2015年8月14日(金) 開場13:00/開演14:00

【セットリスト】
01. DOPE
02. ホルモン戦争 -Japanese Ver.-
03. いいね!Pt.2~あの場所で~
04. FOR YOU
05. I NEED U
<ENCORE>
06. NO MORE DREAM -Japanese Ver.-
07. フンタン少年団

防弾少年団オフィシャルサイト:http://bts-official.jp/

記者 : Kstyle編集部