人気ガールズグループの裏には熱い女性ファンの存在…成功の秘訣は“ヨドク”

OSEN |

「お姉さん、愛してる~」

1ヶ月という短い期間にも数多くのアイドルグループがデビューする。その中には目立つことなく消えるケースも多い。それこそアイドルの洪水だ。生き残るためにはデビューする前から徹底的な戦略と差別化は必須だ。

最近浮上している生き残りの必殺技は、“ヨドク”(女を意味するヨと、オタクを意味するドクをあわせた表現)である。ヨドクとは、“女性芸能人が好きな女性ファン”を指す言葉だが、特にガールズグループにおいては重要なポイントだ。女性ファンを集めることは、激しいガールズグループ競争の中で生き残るための強力な武器になるためだ。

男性ファンは女性歌手を、女性ファンは男性歌手を好きになるものだが、ガールズグループが女性ファンまで確保すると、ファンダム(特定ファンの集まり)で優位に立つことが出来る。さらに男性ファンより積極的な女性ファンが増えると、さらに強力なファンダムが作られる。

最近人気を博しているガールズグループには女性ファンが好むメンバーが必ずいる。GFRIENDのイェリン、Red Velvetのイェリ、MAMAMOOのムンビョルなどが新人ガールズグループの中ではそのメンバーだ。さらに上に行けば少女時代のテヨン、miss Aのスジ、2NE1のCL、Apinkのユン・ボミなどがいる。

これらのメンバーの魅力は様々だ。飾らないさばさばした性格、際立つファンサービス、女性のハートを魅了するカリスマ性、妹のような爽やかさなどがある。そこに実力まで備えるとこの上なしだ。

ビジュアルも無視できない要素だ。かつてはビジュアル担当のメンバーが、女性ファンから人気を得るのは容易ではなかったが、最近は変わった。キレイな容貌で女性たちの憧れになったり、他のガールズグループに負けないビジュアルでファンたちを誇らしくすることもある。

女性ファンが好むメンバーが存在するかどうかによって、チーム全体の人気が変わってくるため、関係者としては彼女たちを目立たせることが重要になった。だからといって、わざとらしく見えてはならない。非好感だとレッテルを貼られる場合があるためだ。

歌やダンスの練習に、体系管理も大変なガールズグループだが、今やヨドク集めにまで気を遣わなければならないので、ガールズグループはさらに大変な稼業だ。

記者 : パク・ソヨン