キム・ヒョンジュン側「元恋人は犯罪容疑者、メールの暴露は名誉毀損」(全文)
OSEN |
キム・ヒョンジュンの法定代理人である法務法人チョンパのイ・ジェマン弁護士は5日、元恋人Aさんが公開したプライベートな内容のメールについて報道資料を通じて「元恋人Aさんは恐喝、虚偽告訴罪、訴訟詐欺、名誉毀損罪の被疑者です。同被疑者にはこれらの罪による重罰が予想され、現在検察によって海外渡航を禁じられている犯罪容疑者です」と反発した。
以下は、同報道資料の全文である。
被疑者Aさんの無差別的かつ扇情的で、極めてプライベートな内容のメールの公開はキム・ヒョンジュンさんと第三者の名誉を毀損しています。それにもかかわらず、捜査の手続きや裁判と関係のない部分について、そのまま扇情的かつ持続的に報道する一部のメディアに対しては法的措置を取る考えです。
被疑者側は2014年、キム・ヒョンジュンさんを傷害罪として告訴した後「殴られて流産した」ことを暴露すると繰り返し脅迫しました。これにより芸能界で再起できなくなるかもしれないと恐怖を感じたキム・ヒョンジュンさんは6億ウォン(約6千万円)を渡しました。その後、2015年1月5日頃、再びキム・ヒョンジュンさんにお金を要求したが拒否された被疑者は、2015年3月号の女性誌と「被告人の子供を妊娠した」という内容のインタビューを行い、キム・ヒョンジュンさんに圧力をかけました。しかし、お金を受け取れなかった被疑者は、2015年4月7日に16億ウォン(約1億6千万円)を請求する訴訟を起こし、「殴られて流産した」ことを暴露すると脅迫しました。
キム・ヒョンジュンさんが全てを明らかにすると決めた理由は二つあります。第一に被疑者の脅迫に屈服すれば、これから脅迫される度にお金を渡さなければならないし、今回お金を渡しても脅迫は続くだろうという懸念があったためです。第二に脅迫されたとき、まるで死のような苦痛を感じたためです。それで今回全てのことを打ち明けることにしたのです。
被疑者はキム・ヒョンジュンさんからお金を受け取れなくなると、昨年脅迫した通り2015年5月11日、ついに放送局に「キム・ヒョンジュンに殴られて流産した」と伝え、扇情的な報道が流れるようにしました。キム・ヒョンジュンさん側は、人々がこのような歪曲報道を事実だと認識することを懸念し、それに対応するインタビューを行うことにしました。キム・ヒョンジュンさんは被疑者が妊娠したかどうかを産婦人科で確認した結果「暴行による流産どころか、その当時妊娠さえしたことがないという事実が明らかになり、恐喝、虚偽告訴罪などで被疑者を告訴するに至りました。被疑者が捜査や裁判と関係のない極めてプライベートな内容のメールを一方的に公開することは、犯罪捜査や民事裁判の争点をあやふやにするためのものでした。それと共に、キム・ヒョンジュンさんに公開的に圧力をかけようとしたのです。キム・ヒョンジュンさんは芸能人として活動ができなくなるとしても、必ず被疑者の犯罪の事実を明かしたいと思っています。従って被疑者の犯罪行為と関連した背後者などの犯罪に対しは、追加で告訴状を提出する予定です。
被疑者はキム・ヒョンジュンさんから「妊娠中に殴られた」として22億ウォン(約2億2千万円)を要求しています。すでに昨年9月に6億ウォン(約6千万円)を受け取り、今年4月に16億ウォン(約1億6千万円)を請求する訴訟を提起しました。2014年5月から2014年12月までの7ヶ月間、何と4回の妊娠などで被害を受けたと主張しています。しかし、裁判所に提出されたA、B、C産婦人科の事実照会回答書によると、4回の妊娠のうち、2回が嘘であることが明らかになりました。
一番争点になる部分は2014年5月の妊娠と暴行による流産と関連した主張です。裁判所に提出されたA産婦人科の事実照会回答書によると、これは嘘だと判明しました。そしてB産婦人科の事実照会回答書によると、2014年12月7日の妊娠中絶も嘘と判明しました。
民事裁判所に提出された「超音波検査と性腺刺激ホルモン検査を行ったA産婦人科の診療記録」によると被疑者は2014年5月20日、2014年6月13日に妊娠したことがないという事実が確認されました。これにより2014年6月1日に流産したこともなく、2014年6月13日に流産による治療を受けたこともないことが明らかになりました。
この事件の最も重要な争点である2014年5月の妊娠と流産をめぐる真実の判断は裁判所がします。それにもかかわらず、被疑者は妊娠検査薬とメールを裁判所ではなく、メディアに渡し、報道するようにしました。これには真実が明らかになることを恐れ、争点をあやふやにする目的があったと思われます。
2014年5月20日、A産婦人科の診療記録には、初めて「自家test(+)」と記載されています。このように記載されていることから被疑者は家で妊娠検査薬を使った結果、陽性反応が出たため産婦人科を訪れ、2014年5月20日に妊娠確認のための精密検査を受けたのです。このとき、被疑者はキム・ヒョンジュンさんと一緒に行ってキム・ヒョンジュンさんには駐車場で待ってもらい、一人でA産婦人科に入りました。被疑者は医師による診断の結果、妊娠でないことを確認したが、産婦人科の駐車場で待っていたキム・ヒョンジュンさんには妊娠したと初めて嘘をついたのです。被疑者は2014年5月30日、キム・ヒョンジュンさんともめごとがあったが、そのときのもめごとを暴行だと主張しながら暴行で流産したと再度嘘をつきました。妊娠もしていないのにキム・ヒョンジュンさんに妊娠したと騙し、これを“暴行による流産”だと主張したわけです。
また、被疑者は2014年6月13日、キム・ヒョンジュンさんにA産婦人科に行って流産の治療を受けると嘘をつきました。すでにA産婦人科で妊娠でないことを確認したのに駐車場で待っているキム・ヒョンジュンさんに流産の治療を受けたとまた嘘をついたのです。その当時、キム・ヒョンジュンさんは被疑者の妊娠、もめごとによる流産、流産による治療など、3回にわたる嘘を全部信じていました。それで昨年9月15日、暴行で流産したという脅迫を受け、被疑者に6億ウォンを渡すほど怖気づいていたのです。
被疑者は昨年、キム・ヒョンジュンさんを4件の暴行などで告訴しましたが、暴行による流産の件は告訴できませんでした。それは捜査を通じて簡単に虚偽告訴であることが明らかになることを懸念したためです。しかし、今回の16億ウォンの民事訴訟には暴行による流産を含ませたことで被疑者の嘘が明らかになると、被疑者は事件の争点をあやふやにするため一部のメディアと共に、キム・ヒョンジュンさんのプライベートを暴露しているのです。本法務法人は被疑者の一方的な暴露をそのまま報道したことに対し、深い憂慮を表明します。
被疑者はすでにキム・ヒョンジュンさんに妊娠していないにもかかわらず、2回も妊娠したと嘘をついたことがあるため、現在の妊娠も疑われています。被疑者は2014年秋にも妊娠したと主張し、済州島(チェジュド)で休んでいるキム・ヒョンジュンさんのもとを訪れ、脅迫しました。キム・ヒョンジュンさんは周りから被疑者をよくなだめろと言われ、被疑者と一緒にいました。
しかし、被疑者は2014年秋に妊娠したことがありません。それにもかかわらず、被疑者はキム・ヒョンジュンさんに妊娠したという嘘を隠すため2014年12月7日、妊娠中絶手術をすると言いながらキム・ヒョンジュンさんから手術費150万ウォン(約15万円)を受け取り、一緒にC産婦人科に行きました。被疑者はC産婦人科の駐車場で待っていたキム・ヒョンジュンさんに妊娠中絶手術を受けて非常に大変だと言いながら服などを買ってほしいと要求したそうです。
しかし、C産婦人科の事実照会回答書によると、被疑者は2014年12月7日、C産婦人科を訪れたことさえありません。ところが被疑者は2014年12月7日に妊娠中絶手術を受け、それから13日後の2014年12月20日、また妊娠したと言っています。
被疑者はキム・ヒョンジュンさんと2014年12月20日以降は全く性交渉がなかったため、2014年12月20日頃に妊娠したかどうかを確認する必要があります。それでキム・ヒョンジュン側の代理人は確認のため被疑者側の代理人に、D病院の産婦人科で撮影された超音波写真を裁判所に提出することを書面で要請しました。超音波写真で胎児の大きさを確認すれば、妊娠何週目なのかを確認することができるためです。従って超音波写真は現在、妊娠中の胎児がキム・ヒョンジュンの実子かどうかを一次的に判断する重要な資料です。しかし、被疑者が裁判所に超音波写真を提出せずにいるため、2014年12月20日頃に妊娠したのか、もしくはその後に妊娠したのかを確認する方法がなく、実子かどうかをめぐり、疑惑が膨らんでいます。
キム・ヒョンさんは胎児が自分の子であることが確認されれば、子供の父親として責任を負うと何度も公言したことがあります。それにもかかわらず、被疑者は裁判所に超音波写真を提出する代わりに、キム・ヒョンジュンさんの親に妊婦の名前もなく、時間も異なる謎の超音波写真をメールで送り、それがキム・ヒョンジュンの実子である証拠だと主張しているのです。
被疑者がもし裁判所に他の人の超音波写真を提出した場合、刑事処罰を受けることになります。そのためキム・ヒョンジュンさんは超音波写真の真偽を保障してもらうため、裁判所に超音波写真を提出することを要求しているのです。それにもかかわらず、被疑者はキム・ヒョンジュンさんのイメージを傷つける意図で超音波写真の真偽を保障できない放送局にだけ超音波写真を送っただけで、現在までも裁判所には超音波写真を提出できずにいます。
従って、被疑者は色々と弁解を並べず、即時にD病院産婦人科で撮影された超音波写真を裁判所に提出しなければなりません。そうしてこそキム・ヒョンジュンさんは実子かどうかを一次的に判断できるようになります。
まず「妊娠常習者のやつ」という言葉は、被疑者が短期間に何度も妊娠したと言ったことに対し、キム・ヒョンジュン自身がどうしてそんなによく妊娠させるかと自身について自嘲的に言った言葉です。「僕の精子、丈夫で嫌だ」「妊娠機械か?」という言葉はお互いにとても妊娠しやすいことを自嘲的に言った言葉です。「豚のようなものに引っかかって事あるごとに妊娠だなんて」の豚は被疑者を呼ぶ愛称だったそうです。すらりとした身体で太ってないが、普段からよく食べるのでキム・ヒョンジュンさんがそういうふうに呼んでいたそうです。「事あるごとに妊娠だなんて」という意味で、被疑者を豚だと見下したわけではありません。
さらに付き合っている人々の間であり得る性的な話について被疑者も「はあ(感嘆符)…エロい兄ちゃん」と答えたことを見ると、これはお互いにやり取りしたプライベートな会話です。こうした寝室での会話のような非常にプライベートなメールを白昼に一方的に公開するのは当時の状況を意図的に歪曲してキム・ヒョンジュンさんのイメージを傷つけ、被疑者の犯罪疑惑の本質や争点をあやふやにする行為であるだけです。このような編集された一部のメールを一方的に報道資料という形でマスコミなどに公開する被疑者の大胆な行為だけを見ても、被疑者がこれまでどれほどキム・ヒョンジュンさんを脅迫してきたか分かります。
「公人は一人でいるときも真剣にならなければならない」という昔からの言葉があります。キム・ヒョンジュンさんのメールの内容は非難されるべきもので、その点についてキム・ヒョンジュンさんも自身の軽率さを深く叱責しています。キム・ヒョンジュンさんの母親は昨年、被疑者の虚偽告訴に対し「子供が私の前で死ぬのを見たくない」とし、3回も遺書を書くほど苦痛を受けました。キム・ヒョンジュンさんは虚偽の内容で告訴されたことは知らず、「殴られて流産したことを暴露する」という脅迫に苦しめられ、昨年の暴行控訴件に対しては対応することさえできませんでした。
ところが、再び一方的なメールの公開で軍服務中のキム・ヒョンジュンさんがどれほど大きな衝撃を受けたか、もしかして極端な選択を考えているのではないか、家族たちは非常に心配しています。
略式起訴された2件のうち、最初の暴行はA整形外科発行の傷害診断書によると、腹部暴行は事実でないことが明らかになりました。2番目の肋骨骨折など全治6週間の傷害と関連した件はA、B整形外科の診療記録によると、キム・ヒョンジュンさんによる暴行ではないことが明らかになりました。これにより、現在被疑者は虚偽告訴罪で捜査を受けています。
しかも、裸云々の7月の暴行はその当時、それ以上民事・刑事上異議を唱えないことにし、告訴を取り下げたため、キム・ヒョンジュンさんは処罰さえ受けませんでした。それで裁判所は7月の暴行事件がこれ以上16億ウォンの損害賠償請求事件の原因である違法行為ではないと判断し、証人の採択を保留したのです。すなわち、7月の暴行に対する証明は16億ウォンの損害賠償事件の争点と関係がないため、採択する必要のない無用の手続きです。それでも被疑者側は裁判所の判断を無視し、証人Jさんが証人に採択されたとし、今回の16億ウォンの損害賠償請求事件の請求原因でもない7月の暴行を証明するとしながら、扇情的な内容でメディアを利用し、キム・ヒョンジュンさんの名誉とこの事件の争点とも関係のないJさんの名誉も傷つける犯罪を犯しています。
それにもかかわらず、被疑者の無差別的かつ扇情的なプライベートの暴露がそのまま報道されていることで、本法務法人は裁判と関係のないメールの公開でキム・ヒョンジュンさんとJさんの名誉が毀損されることに対し、深い憂慮を有しています。
当時キム・ヒョンジュンさんは被疑者から引き続き脅迫を受けていました。昨年に続き、再び暴露するという脅迫で、強い恐怖を感じている状態だったためです。彼の状態を見て、昨年の事件は全部被疑者が巧みに操作し、それにより被疑者の嘘を事実だと思っていたため6億ウォンを渡すしかない状態だったことが分かりました。
以下は、同報道資料の全文である。
1. 最近の報道について
Aさんは恐喝、虚偽告訴罪、訴訟詐欺、名誉毀損罪の被疑者です。同被疑者にはこれらの罪による重罰が予想され、現在検察によって海外渡航を禁じられている犯罪容疑者です。それにもかかわらず、被疑者は自粛どころかメディアにキム・ヒョンさんと交わした極めてプライベートな内容のメールを特定部分だけを編集し、一方的に歪曲報道するようにしています。これにより、キム・ヒョンさんはもちろん、関係した人々の名誉を毀損する犯罪を犯し、社会に不信を招き、社会的に波紋を呼び起こしています。被疑者Aさんの無差別的かつ扇情的で、極めてプライベートな内容のメールの公開はキム・ヒョンジュンさんと第三者の名誉を毀損しています。それにもかかわらず、捜査の手続きや裁判と関係のない部分について、そのまま扇情的かつ持続的に報道する一部のメディアに対しては法的措置を取る考えです。
被疑者側は2014年、キム・ヒョンジュンさんを傷害罪として告訴した後「殴られて流産した」ことを暴露すると繰り返し脅迫しました。これにより芸能界で再起できなくなるかもしれないと恐怖を感じたキム・ヒョンジュンさんは6億ウォン(約6千万円)を渡しました。その後、2015年1月5日頃、再びキム・ヒョンジュンさんにお金を要求したが拒否された被疑者は、2015年3月号の女性誌と「被告人の子供を妊娠した」という内容のインタビューを行い、キム・ヒョンジュンさんに圧力をかけました。しかし、お金を受け取れなかった被疑者は、2015年4月7日に16億ウォン(約1億6千万円)を請求する訴訟を起こし、「殴られて流産した」ことを暴露すると脅迫しました。
キム・ヒョンジュンさんが全てを明らかにすると決めた理由は二つあります。第一に被疑者の脅迫に屈服すれば、これから脅迫される度にお金を渡さなければならないし、今回お金を渡しても脅迫は続くだろうという懸念があったためです。第二に脅迫されたとき、まるで死のような苦痛を感じたためです。それで今回全てのことを打ち明けることにしたのです。
被疑者はキム・ヒョンジュンさんからお金を受け取れなくなると、昨年脅迫した通り2015年5月11日、ついに放送局に「キム・ヒョンジュンに殴られて流産した」と伝え、扇情的な報道が流れるようにしました。キム・ヒョンジュンさん側は、人々がこのような歪曲報道を事実だと認識することを懸念し、それに対応するインタビューを行うことにしました。キム・ヒョンジュンさんは被疑者が妊娠したかどうかを産婦人科で確認した結果「暴行による流産どころか、その当時妊娠さえしたことがないという事実が明らかになり、恐喝、虚偽告訴罪などで被疑者を告訴するに至りました。被疑者が捜査や裁判と関係のない極めてプライベートな内容のメールを一方的に公開することは、犯罪捜査や民事裁判の争点をあやふやにするためのものでした。それと共に、キム・ヒョンジュンさんに公開的に圧力をかけようとしたのです。キム・ヒョンジュンさんは芸能人として活動ができなくなるとしても、必ず被疑者の犯罪の事実を明かしたいと思っています。従って被疑者の犯罪行為と関連した背後者などの犯罪に対しは、追加で告訴状を提出する予定です。
被疑者はキム・ヒョンジュンさんから「妊娠中に殴られた」として22億ウォン(約2億2千万円)を要求しています。すでに昨年9月に6億ウォン(約6千万円)を受け取り、今年4月に16億ウォン(約1億6千万円)を請求する訴訟を提起しました。2014年5月から2014年12月までの7ヶ月間、何と4回の妊娠などで被害を受けたと主張しています。しかし、裁判所に提出されたA、B、C産婦人科の事実照会回答書によると、4回の妊娠のうち、2回が嘘であることが明らかになりました。
一番争点になる部分は2014年5月の妊娠と暴行による流産と関連した主張です。裁判所に提出されたA産婦人科の事実照会回答書によると、これは嘘だと判明しました。そしてB産婦人科の事実照会回答書によると、2014年12月7日の妊娠中絶も嘘と判明しました。
2. 最初の争点:暴行で流産したかどうか
この事件において最も重要な争点は2つあります。最初の争点は2014年5月の暴行によって流産したかどうかです。被疑者は2014年5月、妊娠中に暴行され流産したと脅迫し、キム・ヒョンジュンから6億ウォンを受け取りました。被疑者は妊娠検査薬に妊娠反応があったとしながらその写真をキム・ヒョンジュンさんにメールで送り、キム・ヒョンジュンさんもその写真を見て妊娠を知っていたと主張しています。その一方で被疑者は4ヶ月間行われた16億ウォンの民事裁判中、妊娠検査薬を裁判所に提出さえしませんでした。民事裁判所に提出された「超音波検査と性腺刺激ホルモン検査を行ったA産婦人科の診療記録」によると被疑者は2014年5月20日、2014年6月13日に妊娠したことがないという事実が確認されました。これにより2014年6月1日に流産したこともなく、2014年6月13日に流産による治療を受けたこともないことが明らかになりました。
この事件の最も重要な争点である2014年5月の妊娠と流産をめぐる真実の判断は裁判所がします。それにもかかわらず、被疑者は妊娠検査薬とメールを裁判所ではなく、メディアに渡し、報道するようにしました。これには真実が明らかになることを恐れ、争点をあやふやにする目的があったと思われます。
2014年5月20日、A産婦人科の診療記録には、初めて「自家test(+)」と記載されています。このように記載されていることから被疑者は家で妊娠検査薬を使った結果、陽性反応が出たため産婦人科を訪れ、2014年5月20日に妊娠確認のための精密検査を受けたのです。このとき、被疑者はキム・ヒョンジュンさんと一緒に行ってキム・ヒョンジュンさんには駐車場で待ってもらい、一人でA産婦人科に入りました。被疑者は医師による診断の結果、妊娠でないことを確認したが、産婦人科の駐車場で待っていたキム・ヒョンジュンさんには妊娠したと初めて嘘をついたのです。被疑者は2014年5月30日、キム・ヒョンジュンさんともめごとがあったが、そのときのもめごとを暴行だと主張しながら暴行で流産したと再度嘘をつきました。妊娠もしていないのにキム・ヒョンジュンさんに妊娠したと騙し、これを“暴行による流産”だと主張したわけです。
また、被疑者は2014年6月13日、キム・ヒョンジュンさんにA産婦人科に行って流産の治療を受けると嘘をつきました。すでにA産婦人科で妊娠でないことを確認したのに駐車場で待っているキム・ヒョンジュンさんに流産の治療を受けたとまた嘘をついたのです。その当時、キム・ヒョンジュンさんは被疑者の妊娠、もめごとによる流産、流産による治療など、3回にわたる嘘を全部信じていました。それで昨年9月15日、暴行で流産したという脅迫を受け、被疑者に6億ウォンを渡すほど怖気づいていたのです。
被疑者は昨年、キム・ヒョンジュンさんを4件の暴行などで告訴しましたが、暴行による流産の件は告訴できませんでした。それは捜査を通じて簡単に虚偽告訴であることが明らかになることを懸念したためです。しかし、今回の16億ウォンの民事訴訟には暴行による流産を含ませたことで被疑者の嘘が明らかになると、被疑者は事件の争点をあやふやにするため一部のメディアと共に、キム・ヒョンジュンさんのプライベートを暴露しているのです。本法務法人は被疑者の一方的な暴露をそのまま報道したことに対し、深い憂慮を表明します。
3. 2番目の争点:実子かどうか
二番目争点は現在の妊娠に関連した疑惑です。被疑者は妊娠したと言う度にキム・ヒョンジュンさんから高価な時計や指輪、ネックレス、高価な服など、色々要求し受け取りました。妊娠中に殴られて流産したことを告訴すると脅迫され、極度の恐怖を感じたキム・ヒョンジュンさんはパニック障害を患いました。深刻なストレスにより帯状疱疹にもかかりました。被疑者はすでにキム・ヒョンジュンさんに妊娠していないにもかかわらず、2回も妊娠したと嘘をついたことがあるため、現在の妊娠も疑われています。被疑者は2014年秋にも妊娠したと主張し、済州島(チェジュド)で休んでいるキム・ヒョンジュンさんのもとを訪れ、脅迫しました。キム・ヒョンジュンさんは周りから被疑者をよくなだめろと言われ、被疑者と一緒にいました。
しかし、被疑者は2014年秋に妊娠したことがありません。それにもかかわらず、被疑者はキム・ヒョンジュンさんに妊娠したという嘘を隠すため2014年12月7日、妊娠中絶手術をすると言いながらキム・ヒョンジュンさんから手術費150万ウォン(約15万円)を受け取り、一緒にC産婦人科に行きました。被疑者はC産婦人科の駐車場で待っていたキム・ヒョンジュンさんに妊娠中絶手術を受けて非常に大変だと言いながら服などを買ってほしいと要求したそうです。
しかし、C産婦人科の事実照会回答書によると、被疑者は2014年12月7日、C産婦人科を訪れたことさえありません。ところが被疑者は2014年12月7日に妊娠中絶手術を受け、それから13日後の2014年12月20日、また妊娠したと言っています。
被疑者はキム・ヒョンジュンさんと2014年12月20日以降は全く性交渉がなかったため、2014年12月20日頃に妊娠したかどうかを確認する必要があります。それでキム・ヒョンジュン側の代理人は確認のため被疑者側の代理人に、D病院の産婦人科で撮影された超音波写真を裁判所に提出することを書面で要請しました。超音波写真で胎児の大きさを確認すれば、妊娠何週目なのかを確認することができるためです。従って超音波写真は現在、妊娠中の胎児がキム・ヒョンジュンの実子かどうかを一次的に判断する重要な資料です。しかし、被疑者が裁判所に超音波写真を提出せずにいるため、2014年12月20日頃に妊娠したのか、もしくはその後に妊娠したのかを確認する方法がなく、実子かどうかをめぐり、疑惑が膨らんでいます。
キム・ヒョンさんは胎児が自分の子であることが確認されれば、子供の父親として責任を負うと何度も公言したことがあります。それにもかかわらず、被疑者は裁判所に超音波写真を提出する代わりに、キム・ヒョンジュンさんの親に妊婦の名前もなく、時間も異なる謎の超音波写真をメールで送り、それがキム・ヒョンジュンの実子である証拠だと主張しているのです。
被疑者がもし裁判所に他の人の超音波写真を提出した場合、刑事処罰を受けることになります。そのためキム・ヒョンジュンさんは超音波写真の真偽を保障してもらうため、裁判所に超音波写真を提出することを要求しているのです。それにもかかわらず、被疑者はキム・ヒョンジュンさんのイメージを傷つける意図で超音波写真の真偽を保障できない放送局にだけ超音波写真を送っただけで、現在までも裁判所には超音波写真を提出できずにいます。
従って、被疑者は色々と弁解を並べず、即時にD病院産婦人科で撮影された超音波写真を裁判所に提出しなければなりません。そうしてこそキム・ヒョンジュンさんは実子かどうかを一次的に判断できるようになります。
4. メールの内容について
被疑者が暴露したプライベートな内容のメールは、7ヶ月間で4回も妊娠したという被疑者とキム・ヒョンジュンさんが交わしたメールで、道徳的な非難を受けることはあり得ます。しかし、被疑者の一方的かつ無差別的な暴露は道徳的な非難を超え、法的な処罰を受けることもできる“人格殺人”に当る犯罪行為です。文字の内容は特定の部分だけが意図的に編集されており、一目見るとまるで女性を見下す内容のように見えますが、当時の状況と前後の流れを見ると、被疑者を見下す内容ではないことが分かります。まず「妊娠常習者のやつ」という言葉は、被疑者が短期間に何度も妊娠したと言ったことに対し、キム・ヒョンジュン自身がどうしてそんなによく妊娠させるかと自身について自嘲的に言った言葉です。「僕の精子、丈夫で嫌だ」「妊娠機械か?」という言葉はお互いにとても妊娠しやすいことを自嘲的に言った言葉です。「豚のようなものに引っかかって事あるごとに妊娠だなんて」の豚は被疑者を呼ぶ愛称だったそうです。すらりとした身体で太ってないが、普段からよく食べるのでキム・ヒョンジュンさんがそういうふうに呼んでいたそうです。「事あるごとに妊娠だなんて」という意味で、被疑者を豚だと見下したわけではありません。
さらに付き合っている人々の間であり得る性的な話について被疑者も「はあ(感嘆符)…エロい兄ちゃん」と答えたことを見ると、これはお互いにやり取りしたプライベートな会話です。こうした寝室での会話のような非常にプライベートなメールを白昼に一方的に公開するのは当時の状況を意図的に歪曲してキム・ヒョンジュンさんのイメージを傷つけ、被疑者の犯罪疑惑の本質や争点をあやふやにする行為であるだけです。このような編集された一部のメールを一方的に報道資料という形でマスコミなどに公開する被疑者の大胆な行為だけを見ても、被疑者がこれまでどれほどキム・ヒョンジュンさんを脅迫してきたか分かります。
「公人は一人でいるときも真剣にならなければならない」という昔からの言葉があります。キム・ヒョンジュンさんのメールの内容は非難されるべきもので、その点についてキム・ヒョンジュンさんも自身の軽率さを深く叱責しています。キム・ヒョンジュンさんの母親は昨年、被疑者の虚偽告訴に対し「子供が私の前で死ぬのを見たくない」とし、3回も遺書を書くほど苦痛を受けました。キム・ヒョンジュンさんは虚偽の内容で告訴されたことは知らず、「殴られて流産したことを暴露する」という脅迫に苦しめられ、昨年の暴行控訴件に対しては対応することさえできませんでした。
ところが、再び一方的なメールの公開で軍服務中のキム・ヒョンジュンさんがどれほど大きな衝撃を受けたか、もしかして極端な選択を考えているのではないか、家族たちは非常に心配しています。
5. Jさんの証人採択をめぐる主張について
被疑者側は2014年7月、キム・ヒョンジュンさんから暴行を受けたとき、その場にいたJさんの裸云々という扇情的な内容と共に、暴行を証明すると言いながらJさんを証人に申し込み、裁判所から証人に採択されたと言いました。しかし、裁判所は証人の採択を保留しました。その理由は被疑者が2014年8月、キム・ヒョンジュンさんを7月の暴行を含めて4件の暴行で告訴したとき、再び民事・刑事上異議を提起しないことにし、告訴を取り下げたためです。キム・ヒョンジュンさんは傷害罪2件で略式起訴され、7月の暴行を含めた2件は処罰されませんでした。略式起訴された2件のうち、最初の暴行はA整形外科発行の傷害診断書によると、腹部暴行は事実でないことが明らかになりました。2番目の肋骨骨折など全治6週間の傷害と関連した件はA、B整形外科の診療記録によると、キム・ヒョンジュンさんによる暴行ではないことが明らかになりました。これにより、現在被疑者は虚偽告訴罪で捜査を受けています。
しかも、裸云々の7月の暴行はその当時、それ以上民事・刑事上異議を唱えないことにし、告訴を取り下げたため、キム・ヒョンジュンさんは処罰さえ受けませんでした。それで裁判所は7月の暴行事件がこれ以上16億ウォンの損害賠償請求事件の原因である違法行為ではないと判断し、証人の採択を保留したのです。すなわち、7月の暴行に対する証明は16億ウォンの損害賠償事件の争点と関係がないため、採択する必要のない無用の手続きです。それでも被疑者側は裁判所の判断を無視し、証人Jさんが証人に採択されたとし、今回の16億ウォンの損害賠償請求事件の請求原因でもない7月の暴行を証明するとしながら、扇情的な内容でメディアを利用し、キム・ヒョンジュンさんの名誉とこの事件の争点とも関係のないJさんの名誉も傷つける犯罪を犯しています。
それにもかかわらず、被疑者の無差別的かつ扇情的なプライベートの暴露がそのまま報道されていることで、本法務法人は裁判と関係のないメールの公開でキム・ヒョンジュンさんとJさんの名誉が毀損されることに対し、深い憂慮を有しています。
6. キム・ヒョンジュンさんの心境
キム・ヒョンジュンさんに初めて会って相談したとき、真昼なのにカーテンが締め切られた暗いマンションの部屋で居間の明りだけをつけていました。スターとは到底信じられないほど極めて不安で怯えている様子でした。危機に瀕した芸能人は極端な選択をするケースもあるため、キム・ヒョンジュンさんも自殺する危険性があると見て、両親に「絶対一人にしないで」とアドバイスするほどでした。キム・ヒョンジュンさんがまるで戦場に一人でいるような極度の恐怖の中で、これまでひどい脅迫を受けたことを感じました。当時キム・ヒョンジュンさんは被疑者から引き続き脅迫を受けていました。昨年に続き、再び暴露するという脅迫で、強い恐怖を感じている状態だったためです。彼の状態を見て、昨年の事件は全部被疑者が巧みに操作し、それにより被疑者の嘘を事実だと思っていたため6億ウォンを渡すしかない状態だったことが分かりました。
7. 結語
被疑者とキム・ヒョンジュンさんが交わした極めてプライベートな内容のメールは、誰にも被害を与えるわけではありませんが、被疑者によるメールの一方的な暴露は犯罪です。プライベートな内容のメールを一方的に公開することは自身を害し、相手を害し、さらに第三者まで害するだけでなく、社会に不信を助長し、社会的に否定的な影響を与える懸念がある重大な犯罪です。被疑者Aさんの無差別的かつ扇情的な暴露が、キム・ヒョンジュンさんと第三者の名誉を傷つけていることを勘案し、事実を確認せず性急な報道を出し続けている一部のメディアに対しては法的措置を取るしかないという考えをお知らせします。記者 : ピョ・ジェミン