EXO スホ&ベクヒョン&チェン、彼らに熱狂する理由

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暗いスタジオが彼らの登場で明るくなった。淀んだミルク色の素肌の持ち主スホ(24)、清涼な炭酸水のようなベクヒョン(23)、爽やかな笑顔の持ち主チェン(22)。この3人は、存在だけで心をときめかせる。ここに、優しい口調とマナーは基本。スタッフ一人ひとりと目を合わせながら笑顔を見せてくれた彼ら。なぜあんなにたくさんの少女ファンが熱狂するのか、はっきり分かったような気がした。名前を聞くだけで胸が躍る、彼らとの心地よい会話をまとめてみた。


ベクヒョン

―メンバーたちがベクヒョンの腹筋をヌテラ(チョコレートスプレッド)腹筋だと言った。

ベクヒョン:僕の腹筋はチョコレート腹筋(割れた腹筋)ではあるが、少し溶けたヌテラ腹筋だ(笑) それで、最近一生懸命運動している。今度は本物の腹筋を作らなきゃ。楽しみにしていてほしい。

―ペットのビョンモンリョンは相変わらず元気か?

ベクヒョン:今は実家にいるが、たまに僕が実家に行けば散歩させたり、遊んであげたりする。一緒にセルフショットも撮るし。僕が本当に大切に思っている親友だ。セルフショットもあいつがよく写る角度に合わせるほうだ(笑)

―メンバーの中でも特に親和力はもちろん、愛嬌もあるようだ。その理由は?

ベクヒョン:家庭環境のおかげだと思う。母はもともと愛嬌があって父は親和力が高い。特に父はステージに上がって常にマイクを握って話す方で、集まりでもいつも雰囲気をリードする。たぶん僕がその影響を受けたと思う。

―最近、プロ野球ハンファ・イーグルスの始球式で完璧な投球フォームで賛辞を受けた。

ベクヒョン:本当によかったと思う。学生時代に投げたのを除いて一度もやったことがないが、ハンファのユン・キュジン選手がそばでたくさんサポートしてくださり、それなりにフォームは大丈夫だったと思う。本当によかった。

―チャンヨルと共にKBS 2TV「ハッピーサンデー-スーパーマンが帰ってきた」に出演した。実際に会ったソオン、ソジュンはどうだったか?

ベクヒョン:本当に可愛い。言葉で説明できない。初めて会ったときは、起きたばかりで人見知りしていた。それで、楽しく遊んであげたらソジュンとはすぐに仲良くなった。ソオンは帰るときまで目もあまり合わせてくれなかった。チャンヨル、ソジュンと買い物に行ったとき、僕がソオンの方に行ったが、イ・フィジェ先輩だけ探してた(笑)

―別れるときは非常に寂しそうに見えたが、後遺症もかなりあっただろうと思う。

ベクヒョン:本当に寂しかった。1日にも満たない撮影だったが、僕になついて遊んでくれた記憶がまだたくさん残っている。今もネットでソオン、ソジュンを検索して近況を見ている。

―それでは、最近ソオンとソジュンがEXOの歌に合わせて踊るのも見たか?

ベクヒョン:見た。ハハ。本当に可愛かった。しかし、それが僕たちであることは知らないと思う。前に行ったとき、映像を見せながらこれが僕たちだと言ったが……覚えてないだろう(笑)

―後日ソオン、ソジュンがこのインタビューを見たら言ってあげたいことは?

ベクヒョン:ソジュン、あなたは僕になついてくれた。ソオン、あなたは僕に見向きもしてくれなかった。ハハ。

―たくさん愛されているが、一人で気苦労したり、あるいは一番辛かった瞬間は?

ベクヒョン:逆に僕はデビュー前の練習生時代が大変だった。他のメンバーより練習生の期間が短くて、人々についていくのが大変だった。ダンスも習ったことがなかったし、歌唱法も変えなければならなかった。それで、いつも明け方まで練習するしかなかった。幸いメンバーたちがそばでたくさん助けてくれたおかげで耐え抜いた。

―EXOのチームワークの秘訣は?

ベクヒョン:僕は練習生として生活した時間がそれほど長くないが、他のメンバーらは基本的に4~5年、長ければ7年も過ごしていた。長い間一緒にいながらお互いについてよく分かってきたようだ。勘が発達したし、相手の立場で考えて行動するのがチームワークの良い秘訣だと思う。

―ベクヒョンが夢見るEXOの未来は?

ベクヒョン: 友達のように、家族のように、いつまでも仲良く過ごしたい。後に年をとったら、みんな同じ町で暮らしながら一緒に食事したり、パーティもしたい。ああ、考えるだけで幸せだ。

―この前、音楽番組の収録に向かう途中、ラクビーボールを持って“アメリカンフットボール”パフォーマンスを披露し、話題になった。

ベクヒョン:最近、音楽番組に行ったら記者の方々がたくさん取材しに来ていた。それで、ファンと記者の方々に笑いをプレゼントしたいと思って準備した。実はラグビーの衣装はミュージックビデオのみに出てくるが、4着だけ手に入れて着てみた。ラグビーの衣装が大きくてみんなで車に乗れなくて、その日はラッピングバスに乗った(笑) 機会さえあればこのようなパフォーマンスを頻繁にやりたい。

―今回の2ndアルバム「LOVE ME RIGHT」の売り上げが100万枚を突破した。「CALL ME BABY」は2015年上半期のYouTube K-POPミュージックビデオ最多再生回数を更新した。この変わらない人気の秘訣は?

ベクヒョン:それは当然ファンのおかげだ。もちろん僕たちも一生懸命に頑張るが、その姿を好いて見守ってくださっているファンがいてこそ人気も得られると思う。変わらず愛してくださっているファンの皆様に本当に感謝している。

―EXOは批評の対象になるほどアルバムは充実していて、それに合うパフォーマンスも完璧になったと思う。

ベクヒョン:おお、本当にありがたい話だ。まず良い音楽でアルバムを作り、素敵なパフォーマンスを見せることを可能にしてくれる会社に感謝する(笑) そして、一生懸命やるEXOのメンバーたち、僕たちを応援してくれるファンもありがたい。この3拍子がうまく揃ってこそ、このような褒め言葉も聞けると思う。

―ファンに聞いた言葉の中で一番記憶に残る言葉は?

ベクヒョン:ファンがよく“エクブシム(EXO+自負心)”と言ってくれるが、それはEXOが何かうまくやり遂げたとき、EXOのファンとして自負を感じるという意味だった。これほどよい褒め言葉はないと思う。その言葉が僕をもっと頑張らせる大きな力であり、原動力ではないかと思う。


スホ

―EXOのメンバーの中で面白い映像が一番多いと聞いた。

スホ:僕は面白いタイプではないが、特にデビューした頃から他のメンバーより面白いウムチャル(動く写真)が多かった。それで皆、僕が面白い人だと思っている(笑) 正直、メンバーの中ではベクヒョンとチャンヨルが面白い話もよくするし、人を笑わせる方だ。

―「ドキドキインド」でバラエティに挑戦したが、本人のバラエティ力に点数を付けるとしたら?

スホ:始まった段階だから10点満点の5点程度?ハハ。「ワクワクインド」を撮影するときは仲の良い人たちと一緒だったので面白い話もできたし、気楽な雰囲気だった。また、皆が上手だからあまりプレッシャーもなかった。

―現在放送中の番組の中で、レギュラー出演したい番組はあるか?

スホ:僕はZE:Aのグァンヒ兄さんと仲が良いが、MBC「無限に挑戦」にゲストとして出演してみたい。主導的に僕が何かをするより、そばで他の方々のサポート役をすればうまくできそうだ。

―インドで人気のありそうなEXOメンバーは誰か?

スホ:インドの方々は彫りの深い顔か、髪の短いスタイルが好きだった。そういうことを総合すると、カイが一番当てはまるのではないかと思う。

―「ワクワクインド」で一番人気のある顔に選ばれた。

スホ:実はこれも不思議だったのが、投票したときに使った写真を見たら僕の髪がとても短かった。そして、髪の色も暗かった。インドの方々は明るく染めた髪は好きではなかった。たまたまあの写真がインドの美の基準に当てはまったようだ。運が良かった(笑)

―本人の顔で一番気に入っているパーツは?

スホ:額!僕は額を見せるときと見せないときのイメージが大きく変わってくる。僕の顔の一番のメリットだと思う。

―リーダーとしてチームを団結させる、本人だけのノウハウがあるのか?

スホ:対話をたくさんしようとする。一応僕から先に挑戦しようとする(笑) 忙しい合間を縫ってメンバーらとささいなことから気楽にたくさん話す。

―メンバーらがよく従ってくれているようだ。

スホ:皆よく従ってくれている。最近映画を撮っているシウミン、ディオを除いてはよく集まる方だ。通常、個人的にスケジュールがない人々が集まる。時間があるメンバー3~4人が集まって、自転車に乗って漢江(ハンガン)によく行く。

―漢江に行けばファンに気付かれるじゃないか。

スホ:気付かれるが、「EXOだ!」と言うだけで、僕たちはすでに自転車に乗って速いスピードで通り過ぎてしまうのでついてくることはできない(笑)

―現在、映画「グローリーデイ」を撮影していると聞いた。歌手スホではない俳優スホとしての人生はどうか?

スホ:一人で活動することが寂しくて、その時間をうまく活用しようとしている。運動したり、外国語や楽器も学んだり。最近では少しずつ余裕を取り戻している。時間が経つにつれ、撮影現場でスタッフや俳優たちともどんどん近くなって一つになるような気がして本当によい。確かに歌うときとは違う何かがある。

―一緒に出演する俳優たちととても仲良くなったそうだ。

スホ:その通りだ。一緒に出演するジス、(リュ)ジュンヨル兄さん、(キム)ヒチャンと仲良くなった。最近ではジスと学校の同期とアメリカ旅行にも行ってきた。ジスは大柄なのに僕を慕う。愛嬌もあるし。姉さんがいるからか?とにかく本当に可愛い。ハハ。


―上半身裸の写真が一時話題になったが、普段どういう風に身体を鍛えているのか?

スホ:運動は2日に1回、欠かさず着実にやる。実はこの頃運動にハマッている。食事も調整しているし。炭水化物をたくさん食べないようにして、辛くて塩辛いものはできるだけ避ける。

―ファンに聞いた言葉の中で、一番記憶に残る言葉は?

スホ:ファンサイン会で「リーダーとして負担を抱えないでほしい」と言われたことが一番記憶に残っている。ファンたちが僕のことを好いてくれると同時に心配してくれていることが僕の立場からは本当にありがたかった。


チェン

―MBCのバラエティ番組「僕らの日曜日の夜-覆面歌王」のプロデューサーが選んだ歌唱力のある男性アイドルTOP7に入ったが、知っていたか?

チェン:僕も記事で見た。この場を借りて「覆面歌王」のプロデューサーにもう一度お礼を言いたい。実は誰かに認めてもらうことは容易なことではないが、TOP7の中に入ったと言われたときは本当に嬉しかった。

―チェンの声には力がありながらとてもきれいだ。特に晴れ晴れとしてすっきりした高音がいい。その高音の力はどこから出てくるのか?

チェン:僕が音域が高い方ではあるが、他の人々に比べて歌が上手だとは思わない。それで、今もたくさん学んでいる。うーん……考えてみれば、高音は少し僕のあっさりした性格から出てくるようだ。違うかな?ハハハ。率直によく分からない。

―チェンの再生リストから外れることのない歌を推薦してほしい。

チェン:新曲や人気ランキングは欠かさずほとんど聴くほうだ。特にK-POPではDynamic Duo、Zion.T先輩の歌は必ず聴く。今回のリパッケージアルバムをGAEKO先輩と一緒に作業したが、実際にお会いしたら本当に尊敬すべき先輩で、見習いたいと思った。

―今まで行った海外の休養地として推薦したいところはあるか?

チェン:本当に美しいところがたくさんあったが、その中で僕はドイツを強く推薦したい。グラビア撮影で行ったが、ベルリンの壁のグラフィティ群がとても素敵だった。ぜひ行ってみてほしい。

―海外でのスケジュールに行くとき、空港ファッションもとても気になると思う。

チェン:ものすごく気になる。車でたくさんの記者の方々が来ているのを見るととても緊張するし、わけもなくもう一度身なりも整える。それでもこの頃は新人のときよりはあまり気を遣わないほうだ。

―休みのときは主に何をしているのか?

チェン:普通は朝寝坊する。そうでなければ、その間会えなかった人々と会ってご飯を食べたり練習室に行ったりする。活動しているときは忙しいので休むときだけは十分休もうとする。

―チェンは髪型の変化によってイメージが結構変わる方だ。本人が一番好きなヘアスタイルは?

チェン:個人的にはパーマをかけるのが好きだ。ハハ。以前ヘア室長と相談してパーマをかけたことがあるが、そのときもヘアスタイルが僕の意見通り作られたものだ。パーマをかけたら気楽でよい。スプレーを数回噴射するだけで手入れが終わってしまうから。

―コンサートやステージでものすごく走り回ったりするが、理由があるのか?

チェン:僕は公演を見に来て下さった方々に楽しんで頂きたい。ステージの上で僕たちが歌を歌うだけではなく、一緒に飛び回って楽しんでこそ観客の皆様にももっと楽しんで頂けると思う。それでわざわざ一生懸命に走り回る。短い時間、その瞬間を一緒に楽しまなくちゃ。

―最近、SBSパワーFM「チェ・ファジョンのパワータイム」で完璧な愛嬌(「僕、夢を見た。幽霊が出る夢を見た」を愛嬌まじりの声で言うこと)を披露した。

チェン:ハハハハ。やらされたからやっただけだ。まったく愛嬌のあるタイプじゃない。もし僕が進んでやったらメンバーたちにさんざん叱られたはずだ。しかし、考えてみたら家では愛嬌がある方だ。末っ子だからか母に甘えたり。でも「幽霊を見た」のようなことはしない(笑)

―メンバーらが一人ずつ演技に挑戦しているが、チェンは演技に挑戦する気はないのか?

チェン:当然ある。機会さえあれば本当に一生懸命やる。意欲はある。少し僕と似た性格の、いたずら好きでハツラツとした役が入ってくれば本当にうまく演じられると思う。

―ファンに聞いた言葉の中で一番記憶に残るものは?

チェン:「歌ってくれてありがとう」この言葉が常に頭の中に残っている。誰かが足りない僕の歌を聴いて好いてくれることってどれほど有り難いことか。これからもっと頑張らなくちゃ。



エディター:キム・ドゥリ、インタビュー:キム・ソジョン、フォトグラファー:イ・スジン(STUDI5)、ビハインド・フォトグラファー:アン・ソンフ、スタイリスト:キム・イェジン、ヘア:チェ・ユンジョン、メイクアップ:ヒョン・ユンス、花:アトリエヘレナ、ヘレナフラワー

記者 : キム・ドゥリ