T-ARA所属事務所キム・グァンス代表、再起をかける「DIAに“脱T-ARA”を叫ぶのは胸が痛い」

MYDAILY |

写真=マイデイリー DB
「T-ARAは私が作ったガールズグループです。自分の子供のような存在です。DIAにはこう言いました。『君たちは脱T-ARAをしなければならない』と」

最近、香港で会ったMBKエンターテインメントのキム・グァンス代表プロデューサーは、新たなガールズグループDIAを紹介し、隠してきた本音を見せた。キム代表は自身が生んだ子供のようなガールズグループT-ARAについて愛情深く、やるせない感情を持っていた。それとともに、新たにデビューするDIAのメンバーたちを、再び大きな人気を享受するガールズグループに育てたいという欲もほのめかした。

キム代表は、過去に歌手チョ・ソンモ、SG WANNABE、T-ARAなど数多くの歌手をプロデュースして相次ぐヒットを記録し、“芸能界のミダスの手(何でも金にしてしまう能力)”というニックネームで君臨した。しかし、彼の考えも、大衆の立場でも、彼のヒットグループはT-ARAで止まった。T-ARA以降、ガールズグループGANG KIZ、F-VE DOLLS、ボーイズグループSPEEDなどを企画したが、事実上人々からの大きな反響を得ることはできなかった。

写真=MBKエンターテインメント
そのような中でキム代表は、背水の陣でDIAをプロデュースした。可能性のあるメンバーを捜し、構想していたメンバーたちを一人一人組み合わせた。F-VE DOLLSのメンバーだったスンヒをはじめ、ユニス、キ・ヒヒョン、ジェニー、チェヨン、ウンジン、イェビンなど、計7人で構成されたガールズグループが誕生した。それぞれ美貌と才能を備えており、音楽的にも完成度が高いガールズグループだ。

「DIAのメンバーたちに初めて会ったとき、こう言いました。『君たち、T-ARAのイメージを知りながら、なぜここで契約しようとするんだ?』と。それでも彼女たちは、T-ARAの音楽性について認めていたし、私を信じてくれました。今度は私が恩返しする番です」

そんなキム代表がDIAにいつも言っていることは、他ならぬ「君たちはT-ARAの壁を越えなければならない」ということだ。T-ARAもDIAに「あなたたちが私たちの後輩ガールズグループになった以上、そんな偏見とイメージを抱えて行かなければならない」と話した。

「胸が痛いです。私が真心を込めて作ったT-ARAなのに、新しく作ったDIAに『君たちはT-ARAを脱しなければならない』と“脱T-ARA”を叫ぶのが。しかし、私はDIAによって新たに再起したいし、何かを披露したいです」

キム代表はそのため、今回のDIAのデビューに死活をかけた。どうにかしてDIAというガールズグループについて人々に紹介したいし、彼女たちを通じて自身の力量を認められたいという抱負だ。過去“ミダスの手”と呼ばれた彼の地位が再び高まることができるのか、その動きが注目される。

DIAは9月を目標にデビューを準備中だ。ダブルタイトル曲「なぜか」と「届きそうで届かない」は、いずれもヒットプロデューサーのシンサドンホレンイ(S.Tiger)の曲で、それぞれキュート、セクシーコンセプトで多彩な魅力を表現する。

記者 : チェ・ジイェ