ドラマ「夜を歩く士」がついにベールを脱いだ。

MBC新水木ドラマ「夜を歩く士」(脚本：チャン・ヒョンジュ、演出：イ・ソンジュン)側は2日、公式ポスター4枚を公開した。

公開されたポスターには劇中“夜の士”と呼ばれるソンヨル(イ・ジュンギ)の姿が捉えられている。ソンヨルの単独ポスターには「人間の血を飲んで生きていく者…私は吸血鬼だ」というフレーズで、悲劇的な事件によってヴァンパイアになったソンヨルの苦悩を表している。

誰よりも人間らしく生きたかったソンヨルであるだけに、人間の血を飲んでヴァンパイアとして生き残らなければならない悲しみが表現されている。イ・ジュンギの強烈な表情がクローズアップされたもう一つのポスターでも、赤く変わった目と苦しい感情を秘めているような表情でソンヨルのキャラクターを物語っている。

ソンヨルとヤンソン(イ・ユビ)の2人が捉えられたポスターでは、単独ポスターの強烈で神秘的な姿とは異なる美しい二人の甘い雰囲気がドラマのもう一つの面を表している。

しかし、澄んだ眼差しでソンヨルを見つめるヤンソンとは違い、ソンヨルはそのようなヤンソンを愛おしそうに見つめながらも、秘密を胸に抱いているような淡々とした表情を見せており、二人のラブストーリーも順調には進まないと見られる。また「私に近づいてはならない。絶対に」というフレーズは、2人の届かない距離を表現している。

最後のポスターには主要キャストが全員登場し、彼らの関係に対する関心を高めている。ヤンソンの職業がチェククェ(朝鮮時代の本商人)であるだけに、古書のある本屋でヴァンパイアのソンヨルと、男装をして彼を見つめるヤンソン、そして机の前に座ってソンヨルを意識している世孫(王の跡継ぎとなる孫)ユン(東方神起 チャンミン)の姿が描かれ、彼らの関係を間接的に表現している。

また、暗い場所から彼らを見つめているクィ(イ・スヒョク)と悲しそうな表情でクィと一緒に暗い場所から光に目を向けているヘリョン(キム・ソウン)、そして恋するソンヨルを切ない眼差しで見つめるスヒャン(チャン・ヒジン)の姿がストーリーの方向性を見せている。

「夜を歩く士」は悲劇的な事件で初恋の人と仕えていた世子を失い、ヴァンパイアになった士ソンヨルが、愛した人々の死にまつわる事件を調べていた中、男装チェククェのヤンソンに出会ったことから繰り広げられるストーリーを描く。

「太陽を抱く月」「奇皇后」などで流麗な時代劇の演出を見せたイ・ソンジュン監督が演出を、「コーヒープリンス1号店」で若者たちの初々しい恋を洗練された感性で描いたチャン・ヒョンジュ脚本家が執筆を担当し、注目を浴びている。

韓国で7月8日の午後10時から放送がスタートする。