イ・ジョンソクのある素敵な日「知的な女性が好き…理想が高いでしょうか?」

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絵に描いたようなのどかなある日。良い風景よりもさらに絵に描いたような俳優イ・ジョンソク(25)に会った。気さくな笑顔で撮影現場に登場した彼は、見慣れないスタッフの中で友達や弟、あるいは長い付き合いの同僚のように撮影をリードした。多少慣れていないはずの最初のカットからスタッフの感嘆を誘ったイ・ジョンソク。インタビューを始めた瞬間から、すでに担当エディターも“ジョンソクアリ”(イ・ジョンソクに夢中になること)になっていたことを知っていただろうか。楽しい撮影だったと明るく笑って撮影現場を去る彼に「こちらこそ楽しい時間をありがとう」と挨拶できなかったことを残念に思うだけだ。

“最近”のイ・ジョンソク

―近況を聞かせてください。

イ・ジョンソク:実は特別なことはありません。海外によく行くこと以外は。いつものようにほとんど家にいますし、家の掃除をしながら過ごしています。朝起きてご飯を食べて運動に行ってきてまたテレビを見たりする、そんなささやかな日常を楽しんでいます。

―中国、日本、香港などでアジアツアーを盛況裏に終えました。

イ・ジョンソク:本当に様々な国のファンに出会えて楽しかったです。一方で不思議な感じもしました。遠くから僕を応援してくださる方が多くて強く感動しましたし、楽しい時間でした。

―アジアツアーでは歌も歌ったと聞きました。

イ・ジョンソク:実は歌は本当にうまくないのですが、お見せする機会があまりないので挑戦してみました。普段はカラオケもあまり好きではないですし、歌をよく歌うほうでもありません。しかし、ファンと共にする場で俳優としてお見せできることには限界がありました。歌う姿だけでもプレゼントとしてお見せしたいと思い、微力ながらも準備してみました。

―“新韓流スター”と評価されていますが、本人も実感していますか?

イ・ジョンソク:実感するというよりも、この頃は非常に多くの韓国の俳優の方々がアジアで人気があるので僕にも関心を寄せてくださっているんだと思います。ただ感謝するだけです。


“俳優”イ・ジョンソク

―以前演じた役の中で一番満足している役は何ですか?

イ・ジョンソク:映画「僕らの青春白書」のジュンギル役です。何も考えずに気楽に演じたためか、振り返ってみたら一番満足できる役になったと思います。そのときは、撮影しながらも本当に楽しかったです。そのためか、このような質問を受けるといまだに最初に思い出すのはジュンギルです。

―逆に「今ならもっとうまくやれるのに」と思う役はありますか?

イ・ジョンソク:全ての作品は終わってから振り返ってみると少しずつ惜しいところがあると思います。昨日、SBS「君の声が聞こえる」をもう一度見ましたが、残念なところが見えてきました。今ならもっとうまくやれるのにといつも思います。

―出演した作品をよく見ているようですね。

イ・ジョンソク:よく見ます。かなり時間が経っても何度も見ながらモニタリングする方です。

―これからまたどんな作品で出会えるでしょうか?

イ・ジョンソク:決まったことはまだありません。ただ僕に入ってきたシナリオを集中して読んでいます。また良い作品に出演するための準備に励んでいます。

―作品を選ぶとき、特に重点を置くところはどこですか?

イ・ジョンソク:できる範囲内で新しいものを探しますが、今までのイメージから大きくかけ離れていない役を探します。とても男性的な作品をしてみたい気持ちもありますが、今の僕にできるかなと思ったりしますので。見る方々が違和感を感じられるのではないかも心配ですし。僕、少し控え目でしょうか?

―アクション、ノワールのような強いジャンルもとても似合いそうです。筋肉をつけたり、肌の色を変えてみたらどうですか?

イ・ジョンソク:運動はいつもしています。肌の色はなかなか変わりませんでした。タンニングマシンで日焼けしたこともありますが、このままです。こういう俳優もいるし、ああいう俳優もいますから、今のところは僕らしい姿を維持するつもりです。このような子もひとりくらいはいるべきじゃないでしょうか(笑)

―それでは、バラエティはどうですか?イ・ジョンソクについて知りたいことがたくさんあります。

イ・ジョンソク:まだ俳優イ・ジョンソクではなく、人間イ・ジョンソクを公開するのが難しいです。撮影現場に行けば皆で楽しく撮影しますが、僕だけが難しく考えているような気がします。まだ準備ができていないのでしょう。


“人間”イ・ジョンソク

― 人間イ・ジョンソクについてお聞きしたいです。今も主に家にいますか?

イ・ジョンソク:相変わらずです。実はデビュー後、今まで休まず作品に出演してきました。この頃初めて長い休息時間ができましたが、いくら家にいるのが好きな僕でも我慢できないほど家にいる時間が増えました。そんな感じです。今日も早く戻って家の掃除をしなければなりません。

― 家の掃除ですか?とても活動的に見えますが、このような意外なところが魅力的だと思います。

イ・ジョンソク:本当ですか?このような性格が好きだなんて……記者さん、物好きじゃありませんか?(笑) 家の掃除は本当によくやります。この前も家の掃除をしていたところ、ホコリがとてもたくさん出てきました。ものもらいができて二重まぶたになりました。今も目の片方だけ二重まぶたになって大変です。

―映画もたくさん見ていると思います。少年のようなイメージのせいか「アベンジャーズ」のような映画が好きじゃないかと思いますが、いかがでしょうか?

イ・ジョンソク:ジャンルを問わず、映画は全て好きです。「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」も楽しく見ました。個人的にはスパイダーマンが好きですが、次のシリーズにも出演すると聞いて、より期待しています。

―なぜたくさんの英雄の中でスパイダーマンが好きなのですか?

イ・ジョンソク:スリムなので。体つきがきれいなので好きです。

―本当に面白い人だと思います。SNSでの文章もとても愛らしくて驚きました。

イ・ジョンソク:SNSに掲載するとき、かなり悩んで考える方です。かなり努力していると言うべきでしょうか?頻繁に掲載するほうではありませんが、掲載する度にファンの皆さんと共感し、共有したい気持ちで何度も考えて載せています。

―私心ですが、もっと頻繁に載せてください。セルフショットは撮らないのですか?ナムチンチャル(彼氏のように見える写真)で一番有名な俳優の一人ですが。

イ・ジョンソク:セルフショットはたまに撮ります。その日のコンディションが良ければ1枚ほど掲載しますが、僕は頭のいい人ではないので操作も未熟だし、普段は家でとてもラフな格好をしているので、できない場合が多いです。

―この辺で理想のタイプが気になります。理想が高そうです。

イ・ジョンソク:理想が高いでしょうか?よく分かりません。ただ僕は頭が良くないと思うので、知的な女性が好きです。

―顔は女神で賢い女性?

イ・ジョンソク:いいえ、違います。全然。ただ僕が感じるチャームポイントがあると思います。いつも理想のタイプだと言ってきたイ・ナヨン先輩も話し方が本当に良かったです。

―性格はどうですか?

イ・ジョンソク:正反対の性格よりは、似た性格の方が気楽だと思います。僕は家にいるのが好きなのに、あまりにも外向的な女性ならいろいろと衝突することがあるでしょう。

―お酒も飲まないと聞きました。飲まないのですか?飲めないのですか?

イ・ジョンソク:僕は一度「飲もう」と思って飲めば結構飲むほうです。弱いほうではありません。しかし、1杯飲むだけで顔がとても赤くなりますし、まだお酒の味がよく分かりません。それで自然にあまり飲まなくなりました。

―酒癖はありませんか?

イ・ジョンソク:酒がちょっと入るだけで勇気が湧いてきます。何だかわけもなく勇敢になる気分です。

―もし彼女がとてもお酒が強いタイプの人ならどうしますか?

イ・ジョンソク:お酒をよく飲まなきゃいけないと思います。僕がお酒を楽しんでいないだけで、人と人の関係を見たら、お酒を飲むことで距離が縮まることも結構ありました。お酒は飲めないよりも、よく飲んだ方がいいと思います。

―“グラビアの達人”と呼ばれるほどいつも期待より200%満足できるグラビアに仕上がります。

イ・ジョンソク:写真を撮る前、そして撮りながらもいろいろと考える方です。色々悩んだりしますし。いつも同じような写真ではつまらないでしょう。僕が満足する写真よりは、ご覧になるファンの皆様に満足して頂ける写真を撮るために努力します。

―今日のグラビアのコンセプトのように、一人でふらっと旅立ちたいときはありませんか?

イ・ジョンソク:ありません。一人で何かするのは慣れない感じです。いつもスタッフたちと一緒に野外で活動していたので、一人で遠くに行くことって簡単なことではないと思います。僕はスケジュールがあって海外に行っても主にホテルにいます。時間があれば観光もしますが、そんなことからそれほど楽しさを感じるタイプではありません。ショッピングは好きですが、いざ買ったら「着て出かけるところもないのにどうして買ったのかな」と思っちゃいます。この前タンスを片付けましたが、値札もついている服が結構多かったです。驚きました。

―この頃結婚するスターカップルも多いし、話を聞いている間気になりましたが、新婚旅行に行きたいところはありますか?

イ・ジョンソク:記者さんは? どこへ行きたいですか?僕はキューバです(笑) 実は、キューバについて何も知りませんが、なぜか名前だけで行きたくなる国です。どんなところでしょうか?

―それでは、旅行でなくてもどこかに出掛けるときに必ず持っていくものはありますか?3つ挙げてください。

イ・ジョンソク:財布とスピーカー?うむ、あとは何があるでしょう。僕はこれだけでいいと思います。

―携帯は?

イ・ジョンソク:ああ、携帯がありましたね。前は携帯もちゃんと持っていませんでした。連絡も来ないし、一日中携帯ばかり見る性格じゃありませんので。しかし、最近はSNSもするので携帯も持っていけばいいでしょうね。

―インタビューを終えるのが寂しいです。

イ・ジョンソク:僕も何だか寂しいです。グラビア撮影もそうですし、皆さんに優しくして頂き、ありがとうございました。おかげ様で気分の良い一日でした。



インタビュー:エディター キム・ドゥリ、フォトグラファー:イ・スジン、スタイリスト:チェ・ジニョン、ヘア:スジン(美容院byテヒョン)、メイクアップ:シン・ミスク

記者 : キム・ドゥリ