【上半期K-POP界】まさに一挙両得!ソロデビューに成功した男性アイドルたち

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写真=マイデイリー DB
あなたにも会って、桑の実もとって、ドブざらいをして、ザリガニもとって……ソロ活動もして、1位にもなって、グループの人気にも貢献して。これがまさに一打双皮、一挙両得、一石二鳥というものだ。

今やアイドル歌手のソロデビューは珍しいことではない。メンバーそれぞれのソロ活動が当然視されており、誰かはバラエティ、誰かは演技、また誰かはソロアルバムと、活動の幅を広げている。ここで得るすべてのものが本人の意欲を満たすだけでなく、最終的にはグループ活動の役に立つためだ。

中でも今年上半期はボーイズグループのリードボーカルの活躍が目立った。SHINee ジョンヒョン、CNBLUE ジョン・ヨンファ、TEENTOP NIEL、INFINITE ソンギュが代表的だ。

まずジョンヒョンは、1月に華麗にソロデビューした。これまでSHINeeの曲だけでなく、様々な歌手に自作曲を提供し、シンガーソングライターとしての可能性を見せてきたジョンヒョンは、今回の1stソロミニアルバム「BASE」でも渾身の力を注いだ結果を出した。ジョンヒョンはヒップホップ歌手Zion.Tがフィーチャリングした「Deja-Boo」、ラッパーIRON(アイアン)がフィーチャリングした「Crazy(Guilty Pleasure)」をダブルタイトル曲として打ち出し、「Deja-Boo」が音楽配信チャートや音楽ランキング番組で1位を獲得した。

CNBLUEのヒット曲を作詞・作曲しているジョン・ヨンファは、1stソロアルバム「One Fine Day」の全曲の作詞・作曲に参加して力を注いだ。10曲を完成させるまでに1年以上の時間をかけた上、ユン・ドヒョン、Verbal Jintのなどそうそうたる先輩歌手たちの協力を得て、アルバムの完成度を高めた。CNBLUEが披露してきた音楽とは全く違った印象で好評を博し、韓国だけでなく海外でも大きな反響を呼んだ。

現在ジョン・ヨンファは世界中を巡りながら「JUNG YONG HWA 1st CONCERT “One Fine Day”」を開催している。ファンの熱い声援を受けて、7月18日と19日にソウル芳夷洞(バンイドン)オリンピック公園オリンピックホールにてアンコールコンサート「One More Fine Day」を開催する。

一方、NIELは今年2月に発表したソロデビューアルバム「oNIELy」で、TEENTOPのメンバーの中では初めてソロデビューを成し遂げた。当時、SHINee テミンとジョンヒョン、SUPER JUNIORのキュヒョン、f(x)のエンバなどの先発ランナーがソロ活動で一度K-POP界を席巻していた状態であり、彼らとの比較が負担になる可能性もあったが、NIELは彼ならではのカラーで成功を収めた。マイケル・ジャクソンを連想させる華やかなパフォーマンスと揺らぐことのない歌唱力は、今一度NIELの能力を確認できる良い機会になった。タイトル曲「悪い女」は、NIEL特有のグルーヴと五感を刺激する個性的な歌声で人気を博し、その後この人気を受けてリパッケージアルバムで「胸キュン」を披露し、TEENTOPのカムバックにまでつなげた。言い換えれば、今年上半期は“NIELの年”といっても過言ではないだろう。

2012年の1stソロアルバム発売後、反応が生温かったという理由で「ソロアルバムがダメだった」と言っていたINFINITEのソンギュは、今回はその悲しみを完全に洗い流した。ソンギュはキム・ソンギュという本名で、5月に2ndミニアルバム「27」をリリースし、自分の音楽的気質を存分に発散した。特にデビュー前から憧れていたバンドNELLのキム・ジョンワンの陣頭指揮のもとでアルバムを発売し、有意義な活動となった。そのためソンギュは、“成功したオタク”と呼ばれ、ネットユーザーたちの羨望の的となった。

キム・ジョンワンとの共同作業だけでも特別な意味があるが、結果まで素晴らしかったため、ソンギュにはたまらない喜びだった。さらに、ダブルタイトル曲の一つである「君じゃなきゃいけない」は音楽ランキング番組で1位を獲得、「Kontrol」もやはり音楽ランキング番組のチャート及び音楽配信チャートで好成績を出した。ソンギュは今後「ソロアルバムがダメだった」と言う必要がなくなった。

記者 : チョン・ウォン