「プロデューサー」最終回…ラブストーリーとバラエティ局の物語、両方を見事に描いた

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「プロデューサー」放送画面キャプチャー
複雑に絡んだラブストーリーで好奇心を刺激したドラマが最終的にバラエティ局の話で終わった。ラブストーリーとバラエティ局の物語。2つを見せた「プロデューサー」は非の打ち所がなかった。

韓国で20日に放送されたKBS 2TV金土ドラマ「プロデューサー」(脚本:パク・ジウン、演出:ピョ・ミンス、ソ・スミン)の最終回では先輩のタク・イェジン(コン・ヒョジン)に「もう一度撮りたい。もっとしっかり好きになれるように。だから、今カットして今までのものをすべて編集して撮り直して欲しいと言いたい」と告白するペク・スンチャン(キム・スヒョン)の姿が描かれた。

この日の放送で「1泊2日」のスタッフは撮影のためにシンディの家を訪れた。家庭の事情が明かされ、議論の的になったシンディは、思わぬスタッフの訪問に涙を流した。

シンディが合流した「1泊2日」の撮影地は田舎。シンディは田舎で自分が誰なのかに気づかないお年寄りに心の安らぎを感じた。シンディはそこでラ・ジュンモ(チャ・テヒョン)からアドバイスを聞き、片思いしているペク・スンチャンに心からの告白をした。

ソウルに残ったタク・イェジンはシンディの嘘議論の真実を明かす手がかりを見つけた。タク・イェジンはかつてシンディが真実を打ち明けた映像を見つけ、「芸能街中継」チームに渡した。この映像は全国に放送され、ピョン代表(ナ・ヨンヒ)の悪行がすべて暴かれた。そしてシンディが嘘をついたという疑惑も晴れた。

状況は覆された。ピョン代表は没落し、大衆から叱責された。ピョン代表はシンディに契約解除書を差し出し、「あなたをもう苦しめない。言葉では信じなさそうだが。どうして余計なことをしたのか分からない」と言った。

続いてシンディは契約解除の資料を取り出し、はんこを押そうとした。ピョン代表は「次からはんこを押すときは、書類内容から見なさい。間違った内容はないか、ちゃんと作成されているか」とアドバイスした。

その後、ピョン代表が「あなたが私に背を向けるまでは、あなたのことを本当に自分の娘のように思っていた。それは本当だ」と本音を打ち明けると、シンディは「知ってる。だから離れる。お母さんみたいになりたくないから離れる」と答えた。二人は泥沼から抜け出し、本音を言い合った。

ペク・スンチャンは自身の初作品の予告編でチーフプロデューサーから褒められた。ペク・スンチャンはこの感想をFD(イ・ジュスン)に伝えた。FDは「これからはまっていく。それが麻薬のようなもの」と話した。ペク・スンチャンはFDに感謝の挨拶をした後、「なぜFDさんは撮影、会議に来ないのですか?」と聞いた。その時FDの姿が消えた。FDの姿はペク・スンチャンにしか見えていなかったのだ。先輩たちはペク・スンチャンに「あなた、成功しそうだね」と褒めた。

その後、ペク・スンチャンはタク・イェジンへのラ・ジュンモの気持ちを確認した後、複雑な気持ちになった。ラ・ジュンモの気持ちに勝てないと思ったからだ。結局、ペク・スンチャンはタク・イェジンへの思いを諦めることを決めた。

続いてラ・ジュンモはタク・イェジンに対する自分の思いに気付いた。二人はお互いの気持ちを確認した後、恋人関係に発展した。複雑な四角関係で興味を引いた「プロデューサー」。しかし、バラエティ局の物語がより大きな比重を占めた。バラエティ局の物語を盛り込むという制作陣の企画意図は不変だった。バラエティ局の物語とラブストーリー、両方を見事に描いた「プロデューサー」は有終の美を飾った。

記者 : キム・ガヨン