ニコル、KARA脱退から日本ソロデビューへ! 「1年半ぶりの日本のステージ、すごくプレッシャーで不安でした」

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KARA脱退後、昨年の11月に韓国でソロデビューを果たした“ニコル”。4月22日(水)にさいたまスーパーアリーナで開催された「KCON 2015 Japan×M COUNTDOWN」では日本デビューを発表し、22日には記念すべきデビューシングル「Something Special(サムシング スペシャル)」のジャケット写真、アーティスト写真も解禁された。

今回「KCON」を終えたばかりのニコルにインタビューを実施。久々の日本ステージ、日本ソロデビューに対する思いや、ニコルの過去、現在、未来について語ってもらった。

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―久しぶりの日本ですね。

ニコル:はい、久しぶりに日本に来たので、ファンの方が空港でお花を準備してくれていたんです。赤いバラをいっぱい! 感動しました。

―Instagramでも写真や動画をあげていましたね。

ニコル:可愛く撮りたくて、ホテルのロビーで大きな赤いお花を抱えて5分~10分ぐらいずっと撮っていたんです(笑) 花にはゴールドのキラキラしたラメがついていたんですが、顔を近づけすぎて顔に全部ついてしまいました(笑) でもPhotoshopで綺麗に修正したのでバレてないと思います(笑)

―今回出演した「KCON」の記者会見では、日本で初めてのソロステージで緊張していると話していましたが、ステージを終えてどうでしたか?

ニコル:実は、ダンスを間違えたんです……。すごくナーバスになりました。サウンドやマイクなど、いろいろなことを気にしていたらダンスを間違えてしまって……終わってすぐ、悔しくて「うわーー」ってなりました(苦笑) 時間を戻してもう一度やり直したいです(笑)

―全然間違えたようには見えませんでした。すごくかっこよかったです。ステージでファンの皆さんの反応はいかがでしたか?

ニコル:ステージを披露している時は皆さんの声が聞こえなかったんですが、今日改めてモニタリングしてみて“ファンの皆さんの声が聞こえる!”と感動しました。ちゃんと歌のリズムに合わせて大きな声援を送ってくれていて、応援方法も完璧でした。それから、エンディングの時にあちこちに私のファンがいるのが見えて、すごく嬉しかったです。最前列にもいてくれて心強かったです。

―1年半ぶりの日本のステージでしたが、プレッシャーはありましたか?

ニコル:すごくプレッシャーでした。来る前は「大丈夫、大丈夫」と思っていたんですが、練習で何度も間違えて不安になりました。デビューしたのはもう8年も前なのに、それでもステージの上では緊張しちゃいます。友達の歌手たちを見ると羨ましくなるんです。(頬杖をついて顔をしかめ)「全然緊張してないあの子~」って(笑)

―昨日の「KCON」も仲の良いグループがたくさん出ていましたよね。何か声をかけられたりしましたか?

ニコル:SISTARのソユさん、BOYFRIENDのジョンミンさん、ミヌさん、Block Bのパクキョンさんとか……たくさん知り合いがいました。(2PM) Jun. KさんもINFINITEも知り合いだし……。同じ時期に活動していた人がたくさんいて、久しぶりに日本で会えてなんだか同窓会のようでした。INFINITEのウヒョンさんが友達なので気にかけてくれて、「よくやった!」と声をかけてくれました。でも皆忙しくて、少しずつしかお話できませんでした。


「日本ソロデビューを発表した時、緊張しすぎて硬い笑顔に…(笑)」

―日本オリジナル楽曲「Something Special」も披露しましたが、手応えやファンの反応はいかがでしたか?

ニコル:初めて披露したので皆さん知らないから……「ああ、そんな曲ね」「そんなダンスか」と思っていたんじゃないでしょうか?(笑) でもリハーサルで振り付けがいいと言ってもらいました。

―会場はすごく湧いていましたよ。

ニコル:本当ですか? 安心しました。「MAMA」のダンスを間違えてすごくショックだったので、「Something Special」の初めてのステージだけは上手くやろうと思って頑張りました。

―日本ソロデビューの発表もすごく印象的でした。緊張しましたか?

ニコル:一人だから、どうやれば楽しい雰囲気を作れるんだろうと思って、一人で「わー!」と盛り上がっていました。でも終わった後にスタッフの方が撮ってくれた動画をチェックして恥ずかしくなりました。私は緊張すると口角が下がるんです。動画ではずっと緊張した硬い笑顔になっていて……(笑)

―発表した瞬間、「待ってました!」という大きな歓声が上がっていました。特に男の「おおー」という声がすごかったです。

ニコル:その声が聞きたくてイヤーモニターを外していたんですが、緊張していたせいか何も聞こえませんでした(笑) ただ自分の声が聞こえるだけでした。

―韓国でのソロデビューも印象的でした。ソロデビューアルバム「First Romance」は、ニコルさんにとってどのような作品になりましたか?

ニコル:やってみたかったことに挑戦できてすごく勉強になりました。楽曲やパフォーマンス、ミュージックビデオ、衣装など細かいことまですべてに参加したのは初めてだったので、良い経験になりましたし、また次にやるときはもう少し余裕を持ってできるんじゃないかなと思います。

―周りからの反応はいかがでしたか?

ニコル:“変身”が目標だったんです。だからアルバムのジャケットも違うコンセプトで撮りました。フォトブックを作るみたいに、今まで自分が見せてこなかった色んなカラーを見せようと頑張りました。ステージ衣装も普通はコンセプトを決めて同じものを着ますよね。でも「First Romance」ではワンピースを着たり、スタジアムジャケットを着たり、ニット帽をかぶったり、常に違う姿を見せ続けて、“こんなスタイルもできるんだ”と色んな解釈をしてもらうために色んな私を見せました。少し女性らしくなって、昔とは違うんだと思ってもらえたと思います。


「グループ活動からソロになって寂しい…誰かと話をしたいなって」

―日本ソロデビューが決まった時、どんな気分でしたか?

ニコル:嬉しかったのですが、不安もありました。何をすればいいんだろう、どんなコンセプトがいいのかな、と。韓国でも私の元々のイメージがありますし、日本でもイメージがあります。どんな風に変身できるだろう、私はどんな感じでやりたいだろうとずっと悩んでいました。

―今、発表もして準備も進んでいると思いますが、そのイメージはどうですか?

ニコル:昨日の映像を見て、もっと明るいほうが似合うかもと思いました。だから、エネルギーがいっぱい溢れる元気なコンセプトがやりたいです。

―今回は全て日本オリジナル曲になるとのことですが、どんな楽曲になりそうですか?

ニコル:今準備中です。曲はずっと作っていますが、まだどれを収録するのか決めていません。韓国で出した「MAMA」は暗い感じの曲だったので、一人で遊べるような元気な曲がいいですね。

―公募で決まったファンクラブ名“Colling”は「ニコルの歌手としての活動はずっと続く」という意味が込められていると聞きました。これまでの歌手活動を振り返っていかがですか? そしてこれからの歌手活動はどのようになるでしょうか?

ニコル:今までの自分のイメージはどちらかと言うと中性的な感じがあったと思うんです。だからこそこれからは女性らしいところを見せたいという気持ちがあります。私は歌手のリアーナ(RIHANNA) さんに憧れているのですが、彼女はものすごく短い期間でいろんなコンセプトを見せているんです。全然違う姿なのにどれも似合っていて、歌の雰囲気もメイクも髪型も別人みたいに違うことを見せているのに、どれもすごくいいと思えるので、私もリアーナさんのように「このカラーもこのカラーも似合ってる」と思ってもらいたいです。

―グループ活動からソロになって、活動の面ではいかがですか?

ニコル:寂しいです。昨日も感じました。誰かと一緒に話をしたいなって。活動をすると周りはみんな後輩なんです。私が活動していない間にたくさんのグループがデビューして、みんな知らなくて、本当に寂しかったです、誰とも話せなくて。後輩と何か話しても「ご飯食べましたか?」「はい」「何を食べましたか?」「○○です」それで終わり(笑) だから“寂しい~”と思いました。それでダンスチームやスタッフさんたちとよく遊ぶようになりました。

―一人でやる難しさなどはありますか?

ニコル:体力的にもどうしようもないところがあります。それから、私は思っていることが表情に出やすいので、昨日も「KCON」のステージをチェックしている時にしかめっ面をしていたら周りの人に「どうしたの?」「可愛いじゃん」「気にしないで」って小言を言われました(笑) 私は自分に厳しいので……周りの人が大変ですね(笑) 私は元々こういう性格なので、周りの人にも慣れてもらう必要があるかもしれません(笑)


「久しぶりの日本、食べたいものがいっぱいです」

―今回久しぶりの来日だと思いますが、久しぶりの日本は満喫できていますか?

ニコル:懐かしかったです。日本に来る前にダンスチームの皆と「明日は何を食べよっかな? 何が食べたい? なになになに? しゃぶしゃぶ? オムライス?」って話していました(笑) みんな、まい泉(とんかつ屋) に行ったことがないと言っていたので、一緒に行ってごちそうしてあげました。原宿で「うわ~~!」と走りまわりながら動画を撮って、いい気分でした。ヒーリングの時間になりました。それほど時間はなかったんですが、天気が良かったので間を見つけて遊びに行きました。

―Instagramの更新も多くて楽しんでいるんだなと思いました。

ニコル:楽しくて5回~6回撮ったんですが、1つだけアップしました(笑) 楽しみすぎているように見えたかも。

―日本で食べたいと思っていたものは食べられましたか?

ニコル:はい、まだ食べられていないのはしゃぶしゃぶとすき焼きです。スープカレーとココイチのカレー、チョコクロは食べたので(笑) あ、あと雪見だいふく! 雪見だいふくは冬季限定と聞いたんですが、まだ売っているので、なくなる前に食べなきゃと思っています(笑) あと、大好きなコーヒー牛乳も探して見ているんですが、それも飲みたいです。それから、スカイツリーで野菜の飲み物も飲みたいですし、いっぱいあります。今はデザートで何を食べようかと考えています(笑)

―一番好きな食べ物は何ですか?

ニコル:私は野菜がいっぱい入っている物が好きで、すき焼きとかしゃぶしゃぶとかココイチが好きです。まい泉よりココイチが好きです。でもいつもは量が本当に多いと感じていたのに、昨日は全部食べてしまって……(笑) “こんなに食べちゃダメなのに”と思いました。

―たくさん食べているのに本当に細いですよね。

ニコル:運動しているからですかね。でも日本に来るときはあんまり運動しません。韓国にいる時は頑張って運動しているんですが、海外に行った時は絶対しません。ただ気楽に過ごしています。

―韓国では1日にどれくらい運動しているんですか?

ニコル:週に3~4回でしょうか。でも、やりたくない時はやりません。私は筋肉が本当につきやすい方なので、ときどき“やめておこう”と思う時があります。昨日も動画をチェックしていたら腕の筋肉がすごくてショックでした。ヨガを始めてから筋肉がよくつくようになったんです。フライングヨガとヴィーナスヨガです。ピラティスの先生には腕の運動はしないようにと言われました。もういいって(笑)


「私のダイエット方法はおすすめできません(笑)」

―日本のファンも憧れるプロポーションだと思いますが、どうやってプロポーションを保っているんですか?

ニコル:昔と少し変わったんですが、白いご飯や焼いているもの、しょっぱいもの、お菓子はあまり好きじゃないんです。サイダーとかの炭酸もあまり飲まないです。飲んでも本当にちょっとだけ。焼き肉を食べたりすると炭酸が欲しくなったりするんですが、その時も少ししか飲みません。サンドイッチとか、玄米ご飯や魚、お肉、ヨーグルト、フルーツが大好きです。実は自分が実際にやっているダイエットと皆さんにおすすめしているダイエットは少し違います。私のダイエットはあまり良くないので(笑) 実際、朝はりんごジュースを少し飲んで、運動して、2時間後にサンドイッチとかサラダを食べて、夜ご飯には牛肉とかキンパ(韓国風のり巻き) とかを半分ぐらい食べて終わり。本当に少ないんです。それから、お菓子は好きじゃないんですが、ケーキやクッキーは好きなんです。でも、買っても1日で全部食べきるのではなく、少しずつ食べます。3日間かけて食べたり。クッキーはこれくらいの大きさ(直径10cmほどの円を描きながら) のものを1週間ぐらいかけてちょっとずつ食べます。

―甘いものを全て我慢するのではなく、少しずつ食べるんですね。

ニコル:はい、そうなんです。私は甘いものの中にも必要な栄養素があると思うんです。ダイエットって何もかも食べないのはダメで、少しずつは食べることが必要だと思います。スパゲッティが食べたいときも我慢はしないで、クリーム系のものは食べずにオイルやトマトのスパゲッティを食べるようにしています。。その方が体にいいから。私は毎日食べているものが違います。毎日違うものを食べるけど、ちゃんと食べているのは1食だけなのであまりオススメではないです。オススメは食べたいものをガマンしないで少しずつ食べること、夜ご飯を少なめにすること、そして運動です。ヨガやピラティスの動きはお腹の筋肉を使うので、何かを食べてからすると力が出せなくて、だから朝はあまり食べないようにしているんです。本当に簡単に食べてから運動しに行っています。

―ストイックなのに、食べるのが大好きというギャップがすごいですね。一番好きな食べ物は何ですか?

ニコル:玄米のご飯があれば何でも好きです。ご飯とお肉。どんなお肉でも好きです。他には、イタリアンが好きです。スパゲッティが本当に大好きなんですが、特に好きなのはトマトとモッツァレラチーズがたっぷり入ったスパゲッティです。でも、それだけがいいのに、他にも何かいろいろ入っていることが多くて、そういうシンプルなスパゲッティってなかなか見つからないんです。


「練習漬けだったニューヨーク…泣きながら帰った日もありました」

―ニューヨークではどんな風に過ごしていたんですか?

ニコル:あんまり遊びませんでした。ずっとダンスと歌の練習をしていて、週に4~5日、短くても1日4時間は練習していました。週末は休んでいたんですが、時々ダンスの先生から他のジャンルのダンスも試してみてと言われて練習していたら、毎日毎日9時になったら眠くなっちゃって、友達と全然遊べなかったんです。ご飯を食べながらお酒を飲むこともできなくて。みんなに「ニューヨークまで来たのにどうして私と遊んでくれないの? 悲しい」と言われたんですが、「遊びたくないわけじゃないの。私の体がついてこないの」と説明しました。素敵なレストランに行ってもカクテルぐらいしか飲めませんでした。他のお酒は強すぎて。あくびをしながら遊んでいました(笑) 飲んだとしても、疲れちゃって夜の11時には帰っていました。

―健康的ですね(笑)

ニコル:ええ、ダンスが本当に大変で、ぐったりしながら歩いていました。運動もしていたんですが、ダイエットをしたくてやったんじゃないんです。ダンスをしすぎたせいで体が痛くなって、それで運動していました(笑) 美味しい食べ物はいっぱい食べたんですが、あんまり遊びませんでした。2日間、友達とボストンに行ったこともあったんですが、そこでもずっとただ食べてただけでした。魚とロブスターだけ食べて戻ってきました(笑) なんで連れて行かれたんだろうと思いました(笑)

―練習漬けだったんですね。InstagramにUPしていた写真を見て、遊んだりする時間もあって、楽しんでいるのかなと思っていました。

ニコル:練習ばかりでしたが、本当に楽しかったです。また行きたいです。ニューヨークは20代の遊園地みたいな感じです。でも、結婚したらニューヨークには住みたくないです。

―どうしてですか?

ニコル:忙しすぎるから。みんな忙しく動いているので、私も急かされているような気持ちになるんです。私は個別のダンストレーニングも受けていたんですが、ダンスセンターで他の人たちと一緒にレッスンも受けました。初日はあまりうまく行かなくて、プライドが傷ついて悲しくて泣きながら帰ったんです。それなのに道を歩いている人はみんな忙しそうで……。足が痛くて我慢しながら歩いていたのに、忙しそうに自分の道を歩く人とぶつかったりして、それで余計に悲しくなって。自分を励ましながら歩いていたんですが、それでも限界になって「ヤーッ!」と叫んじゃいました。“みんな、やっぱり忙しいよね”と思いました(笑) でも遊ぶには最高の場所だと思います(笑)


「自分に合ったカラーを見つけて、新しいことに挑戦したいです」

―今後はどのような活動をしていきたいですか?

ニコル:一番自分に合っている、自分らしいもの、自分に合ったカラーを見つけて、そこから新しいことに挑戦したいです。

―まだそのカラーは探し中ですか?

ニコル:明るい元気な感じが似合うんじゃないかなと思っています。かっこいい感じも好きなんですが、一番似合うのはそんな感じじゃないかな。

―最後にこれまで待っていたファンにメッセージをお願いします。

ニコル:本当に長い時間私のためにお待たせしてしまい、申し訳ありません。ついに日本デビューが6月に決まったので、もう少しだけ待っていてください。たくさん準備して戻ってくるので楽しみにしていてください。初めてのソロ活動ですし、がっかりさせないよう努力します。いい思い出が作れるような、会える時間もこれからたくさんあると思います。

1st Single「Something Special」2015年6月24日発売
●通常盤
価格:¥1,200(税抜) ¥1,296(税込) 規格番号:VUCJ-30008
【CD】
1. Something Special
2. FANTASY
3. Something Specia(l Inst)
4. FANTASY(Inst)
5. LOVE ‒Japanese Ver.- (Bonus Track)

●限定盤A
価格:¥1,800(税抜)¥1,944(税込) 規格番号:VUZJ-27
商品形態・仕様:CD+DVD(MV、メイキング)
【CD】
1. Something Special
2. FANTASY
3. Something Specia(l Inst)
4. FANTASY(Inst)
【DVD】
Something Special Music Video+メイキング

●限定盤B
価格:¥1,800(税抜)¥1,944(税込) 規格番号:VUZJ-28
商品形態・仕様:CD+DVD(企画映像)
【CD】
1. Something Special
2. FANTASY
3. Something Specia(l Inst)
4. FANTASY(Inst)
【DVD】
目指せ大人女子!「ハマル・ニコル」

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記者 : Kstyle編集部、撮影 : 朝岡英輔