BIGBANGから防弾少年団まで…韓国のボーイズグループは“来韓スター”?

OSEN |

写真=Big Hitエンターテインメント
韓国のアイドルグループ、特にボーイズグループのファン間には“来韓スター”という言葉が存在する。好きなアイドルグループが海外での活動に集中しているせいで、韓国ではなかなか顔を見ることができないという意味だ。

ワールドツアーなどを続けてきたBIGBANGは3年ぶりに韓国で新しいアルバムを発売し、日本で東京ドーム公演を行ったSHINeeも最近2年ぶりにアルバムを発売した。他の多数のアイドルグループも人気が上がれば上がるほど、アルバムを出す間隔が長くなる。それだけ海外での活動が増えるためだ。

海外での活動が増える理由は、それだけ海外市場が占める割合が大きくなったためだ。東方神起、BIGBANGなど、日本でドームツアーを行うグループはもちろん、ここ数年間でデビューしたグループもすでに海外活動が占める割合が、韓国を上回るほど大きい。

デビューした頃から二つのユニットに分かれ、韓国と中国でそれぞれ活動を行ってきたEXOは、すでに中国でも高い人気を得ている。アルバムを出す度に100万枚が売れるというものすごいアルバム販売量には、日本と中国での人気が大きく影響している。

デビューを控えたグループiKONはメンバーを選抜するとき、日中韓、3ヶ国の投票結果を反映した。最近「I need U」で人気を得ている防弾少年団は日本で人気が高い。これは所属事務所ですら予想できなかった数値だ。去年日本だけで約14万5000枚のアルバムを売り上げ、公演で3万人の観客を動員した。

東方神起、BIGBANGなど、韓流をリードしたボーイズグループが海外市場を切り開いたとすれば、最近デビューするアイドルグループは海外進出をベースにしているという。

最近デビューした韓中混合グループUNIQ(ユニーク)は、SBS MTV「THE SHOW:ALL ABOUT K-POP」(以下「THE SHOW」)で1位候補になった。韓国ではまだ馴染みの薄いグループだが、「THE SHOW」が中国での投票を反映し、1位候補になることができた。UNIQは中国でショーケースイベントを開催しながらデビューし、すでに中国で人気を得て韓国で活動を始めた。また、最近ではBIGBANGをはじめとする多数のグループがアメリカ、ヨーロッパ、南米などでもワールドツアーを開き、海外市場のスケールも大きくなっている。

こうした海外市場の拡大によるアイドルグループの変化は、これからも続く見通しだ。

中国経済が発展し、韓国アーティストへの需要が高まった一方、韓国は低成長率でこれ以上市場の拡大を期待することは難しい状況だ。そのため韓国のプロダクションは、海外市場に気を遣わなければならない。BIGBANGはワールドツアーを通じて1千億ウォン(約110億円)台の売り上げを記録した。韓国での活動に注力すれば海外で得られる収益が期待できず、海外活動を開始すれば韓国のファンが残念に思う。韓流がエンターテインメント市場の中心になったことにより、このようなジレンマも生じた。

記者 : チェ・ナヨン