【PEOPLE】BIGBANGを構成する5つのキーワード

10asia |


BIGBANG

「マイケル・ジャクソンはあるアルバムを通じて『自然を愛してみよう』というメッセージを盛り込んだ。偉大なアーティストたちは素晴らしいメッセージを盛り込むことができる。僕たちも年輪を重ねて成熟した時にそのようなメッセージを伝えることはできるかもしれないが、韓国や今後音楽を始める人たち、世代に影響を与え、より良い文化に発展させることができることが一番やりがいを感じると思う。常にクオリティに神経を使い、どうすればより進化できるのか悩んでいる」(G-RAGON、10asiaとのインタビューで)

BIGBANGが3年ぶりに完全体でカムバックした。BIGBANGは1日にリリースされた「M」をはじめ、毎月「M」「A」「D」「E」というプロジェクトシングルをリリースし、9月1日には発表曲をすべて集めたフルアルバム「MADE」を公開する予定だ。公開と同時に新曲「LOSER」と「BAE BAE」は韓国の10の音楽配信チャートで1、2位を総なめにし、iTunesの10ヶ国のチャートでも1位を記録した。特にポップの本場であるアメリカでは37位まで記録するなど、グローバルなBIGBANGのパワーを証明した。公開されて15日が経った今でも(5月15日時点)BIGBANGの「LOSER」は1位を維持しながら強勢を見せている。9月まで地道に新曲を発表し、BIGBANGは歌謡界に新たなブームを巻き起こすと見られている。


ヤン・ヒョンソク

BIGBANGの所属事務所YG ENTERTAINMENTの首長。
まさに彼がBIGBANGの父だ。ソテジワアイドゥル(ソ・テジと子供たち)出身で、Jinuseanをはじめ、フィソン、GUMMY、SE7EN、BIGMAMA、BIGBANG、2NE1、WINNER、イ・ハイ、楽童ミュージシャン、iKONなどをデビューさせた歌謡界で最高の眼目を持っている。それだけではなく、PSY(サイ)をワールドスターに育て、EPIK HIGHの再起にも一助した。ヤン・ヒョンソクが歌謡界のミダスの手に跳躍するにはBIGBANGの役割が大きかった。13歳のG-DRAGONとSOLを発掘し、BIGBANGのすべてを共にしてきた。ヤン・ヒョンソクは最近10asiaとの取材で「BIGBANGとこれからも長く付き合っていきたい」とBIGBANGへの無限の愛情を示した。


TEDDY

YG ENTERTAINMENTを代表するプロデューサー。
ヒップホップグループ1TYM出身だ。1TYMの2ndアルバムから作曲をはじめ、SE7ENの「情熱」「ラララ」、オム・ジョンファの「D.I.S.C.O」、2NE1の「FIRE」「I DON'T CARE」「GO AWAY」「LONELY」「I AM THE BEST」など、YG歌手たちのヒット曲を作った。TEDDYは特にBIGBANGとの縁が深い。BIGBANGの「FANTASTIC BABY」「LOLLIPOP」をはじめ、SOLの「Look At Only Me」「Wedding Dress」、GD&TOPの「HIGH HIGH」「OH YEAH」、そして今回の新曲「LOSER」「BAE BAE」までほとんどの曲を共に手がけた。G-DRAGONも「TEDDY兄さんと一番気が合う。一番信頼できて、僕たちの強みを一番上手く生かしてくれる」とTEDDYとの相性を話してくれた。これほど素晴らしいヒット曲の所有者であるだけにTEDDYの著作権料は一年で9億ウォン(約9900万円)であることが知らされた。TEDDYは現在女優ハン・イェスルと愛を育んでいる。


2NE1

BIGBANGと同じ所属事務所のガールズグループ。
CL、BOM、DARA、MINZYで構成され、2009年度にデビューした。デビュー当時“女性版BIGBANG”という修飾語があった。パワフルな振り付けと堂々とした魅力で韓国と日本はもちろん世界的に人気を博している。“女性版BIGBANG”と言われただけに2NE1はBIGBANGとのコラボで「LOLLIPOP」を歌い成功的なデビューを果たした。デビューを控えてBOMは「We Belong Together」をフィーチャリングし、独特な音色を知らせた。トップクラスのガールズグループに成長した2NE1は昨年、「COME BACK HOME」をリリースした後、現在は個別活動を行っている。特に、CLはPSYのアメリカデビューを成功させた制作者スクーター・ブラウンのSB PROJECTSと契約を締結し、本格的なアメリカデビューを準備している。


「LIES」

2007年に発売されたBIGBANGの1stミニアルバム「Always」のタイトル曲。
今のBIGBANGを作ってくれた曲と言っても過言ではない。この曲はもともとG-DRAGONのソロ曲として直接作詞、作曲した曲だが、ヤン・ヒョンソク代表の積極的な推薦でBIGBANGのタイトル曲となったと伝われている。BIGBANGはこの曲を通じて2007年「MKMF」で今年の歌賞、男性グループ賞、編曲賞を受賞し、「ゴールデンディスクアワード」で本賞を受賞した。BIGBANGは「LIES」ではじまり、弾みをつけ、その後に発表するすべての曲がヒット曲となり、坦々たる大路が開いた。


ユ・ジェソク

国民的MCという修飾語を持つ放送人。
1991年にデビューし、礼儀正しいイメージで多く愛されている。現在、ユ・ジェソクはMBC「無限に挑戦」、KBS 2TVバラエティ番組「ハッピートゥゲザー3」、SBS「ランニングマン」、「同床異夢、大丈夫大丈夫!」の進行を務めている。ユ・ジェソクとBIGBANGの縁も深い。BIGBANGはデビュー以降、初めてメンバー全員がKBSのバラエティ番組に出演することを決めた。その番組がまさにユ・ジェソクがMCを務めている「ハッピートゥゲザー3」だ。BIGBANGのメンバーたちはめったにバラエティ番組に出演しておらず、KBSのバラエティに完全体のBIGBANGが出演するため、より深い意味を持っている。これに先立ち、ユ・ジェソクは「ファミリーがやってきた」でD-LITEと共演し、「無限に挑戦」にはG-DRAGONが2度も歌謡祭に参加し、バラエティ番組で呼吸を合わせた。


VIP

BIGBANGのファンクラブ。最近、公式ファンクラブ5期を募集した。
完全体のBIGBANGの3年ぶりのカムバックが一番嬉しいのはVIPだろう。完全体のBIGBANGは韓国活動が多くないため、VIPは寂しい気持ちを表してはいたが、常にBIGBANGの後ろで黙々と彼らを応援しながら待った。VIPのそのような気持ちと応援をBIGBANGもよく知っているはずだ。BIGBANGはSBS「人気歌謡」で1位を獲得した瞬間、VIPに何度も感謝の気持ちを強調した。G-DRAGONは涙を浮かべる姿まで見せた。特にT.O.Pは映画撮影の間、コミニケーションがなかなか取れなかったファンのためにInstagram(写真共有SNS)のアカウントを開設し、多くの写真をアップすることで、ファンへの愛情を示した。長い間、VIPが待ってくれただけにBIGBANGは5月から8月に渡り、毎月新曲をリリースし、9月にはフルアルバムをリリースする予定だ。

記者 : チェ・ジンシル、翻訳 : チェ・ユンジョン