“カンヌに初登場”キム・ナムギル「無頼漢」公式上映で涙を見せる

TVREPORT |

カンヌ国際映画祭に初参加した俳優キム・ナムギルが、映画「無頼漢」(監督:オ・スンウク、制作:サナイピクチャーズ)の第68回カンヌ国際映画祭での公式上映で涙を見せた。

「無頼漢」は15日(現地時間)午後10時にドビュッシー劇場で公式上映された。この日、現場にはサナイピクチャーズのハン・ジェドク代表をはじめ、オ・スンウク監督、女優チョン・ドヨン、俳優キム・ナムギル、CGVアートハウスの関係者が出席し、会場を盛り上げた。国際批評家週間に招待された映画「コインロッカーの女」のハン・ジュニ監督と女優キム・ゴウンも早くから会場を姿を現し、「無頼漢」の公式上映を見守った。

ルミエル劇場でレッドカーペットイベントを終えた「無頼漢」の主役たちは午後10時10分頃に劇場に到着した。今回初めてカンヌ国際映画祭に参加した“カンヌの新生児”ことキム・ナムギルは多少緊張した様子で舞台に上がった。同日キム・ナムギルはシンプルなタキシード姿で紳士的な魅力を倍増させた。

これに先立ち韓国で行われた「無頼漢」のマスコミ試写会で「僕はカンヌの新生児だ。チョン・ドヨンさんと手を組んでレッドカーペットを歩く予定」と話していたキム・ナムギルは、カンヌで慣れた仕草でチョン・ドヨンをエスコートし、注目を浴びた。

キム・ナムギルは上映が終わって劇場の照明が明るくなった後も当分席から立ち上がれなかった。目が赤くなったままスクリーンを見つめるキム・ナムギルの姿から、初めてカンヌ国際映画祭を訪れたことへの胸いっぱいの感情が感じられた。

キム・ナムギルに対する海外の関係者の絶賛も続いた。イギリスの映画プロデューサーであるダニエル氏は同日、TVレポートとの取材に対し「実は、僕はこの映画に関するどのような事前情報もなく観覧した」とし「最も印象的だった部分は、“the guy”(キム・ナムギル)の演技だった。ロンドンに帰ったら、彼の作品をまた探してみたい」とキム・ナムギルの演技について絶賛した。

「無頼漢」は本音を隠した刑事と、嘘でも信じたい殺人犯の恋人、2人の避けられない感情を描いたラブストーリー映画だ。第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に公式招待された。「八月のクリスマス」(1998)の脚本、「キリマンジャロ」(2015)の演出を担当したオ・スンウク監督の15年ぶりの復帰作だ。5月27日に韓国で公開される。また、5月22日には主演映画「パイレーツ」が日本で公開される。

記者 : キム・スジョン、写真 : ムン・スジ